フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

大荒れの6日でしたが、荒川土手で初夏の一時を過ごしました

2012年05月07日 19時19分25秒 | 花の和名
6日は天候が不安定で所によっては雷雨の予報が出ていた。
上尾の自然学習館で猛烈な豪雨に見舞われたが、しばらく待ったら止んだので帰路についた。自転車は雨に弱い。最初は雲行きを眺めながら恐る恐る進んだ。次第に青空が広がり、道路の濡れ方が少なくなって上江橋辺りでは降った形跡も無くなった。


増えすぎたハルジオンは要注意外来植物です

土手に座って少し遅い昼食タイムで辺りを観察して回った。ハルジオンが全盛で白い花を揺らしピンクもあった。オヘビイチゴの黄色い花も多く、カラスノエンドウはもう豆果を付けていた。マツバウンランは今年初見参。笹目川の白幡で大繁茂している特定外来生物のオオカワヂシャもあった。


さいたま市でも多くなったマツバウンラン
生態系を乱すため駆除すべき外来生物のオオカワヂシャ

ヒバリが舞い上がっても何故か低空で止まってまた舞い降りる事を繰り返していた。

羽根倉橋辺りまで来ると後ろの方で雷鳴が聞こえた。振り向くと青黒い何とも言えない不気味な空が一面に広がっていた。
帰宅して、しばらくするとバラバラと大きな音と共に大粒の雨と雹がガラス窓を叩き、地面に弾んだ。
夕方のニュースでは茨城県の竜巻被害を報じていたが、何とも凄まじい光景で言葉も無かった。

小さなアリがこんな働きをしているのを初めて見ました

2012年05月03日 19時18分44秒 | Main
2日、3日とよくまあこんなに降るものだと思うほど降り続いた。
でもお蔭で荒川河川敷に行きたい誘惑から解放されて、乱雑になっていた身の回りの書類や本の整理ができた。
ブログは05年12月4日に書き始めて12年5月1日までの約6年5ヶ月の間に683件アップしていた。月平均9回くらいの計算になるが、これからもこのくらいのペースで書いていきたい。


小さなエキサイゼリの受粉を蟻が助けているようです

さいたま市の荒川堤と水田の花と田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気のホームページとの違いをハッキリさせて、ブログはなるべく気軽な日記風にしていければと思う。
尚、プロバイダーの容量の関係で別建てのHPにした田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気は今春リニューアルし、リンク切れを起こしていた部分を今回修正したので宜しく。


花筒の長いチョウジソウの授粉にも蟻が一役?


田島ヶ原サクラソウ自生地でチョウジソウがよく見られるようになりました

2012年05月01日 18時56分07秒 | Main
田島ケ原サクラソウ自生地はかなりスイバが伸び出しているが、相変わらずユリ科のアマドコロが全域で花を付けている。緑色の先が6裂した花が多くなり今が盛りだ。
自生地の生き字引みたいな田口さんにお会いすると「レンリソウが蕾を付けています」と嬉しそうに教えてくれた。5日頃にはスイトピーに似たピンクの蝶形花が見られそうだ。


遠景の黄土色はスイバの穂です


蕾のうちは先端は閉じています

キョウチクトウ科のチョウジソウ(丁字草)が近くでも薄紫の花が見られるようになった。環境省レッドリストでは準絶滅危惧だが今回発行された埼玉県レッドデーターブック2011では絶滅危惧Ⅱ類(VU)から絶滅危惧ⅠB類(EN)に格上げされた。園芸目的の採取や生育地の環境変化によって希少になっているようだ。


肉眼でも楽に鑑賞できます

サクラソウはすっかり埋もれてしまったが、それでも観察路際にはまだまだ花が見られる。だいぶ葉が大きくなっているが、鮮やかな色の4裂片の花も見られた。


4裂片のサクラソウの横には雌しべをつけた蒴果が見えます