今日は半夏生、夏至から11日目で、七十二候では第三十候の半夏生ずになる。
ところで半夏とはサトイモ科のカラスビシャクの事で、その球形の根を乾燥させた漢方の生薬の名前でもある。昔はカラスビシャクが生えるこの日までに田植えを終える目安にしたようだ。でも畑の強害草と言われたカラスビシャクはさいたま市の荒川近辺では本当に見られなくなっている。今日も去年まで見た所でやっと見つけた。
3小葉の葉は花茎とは別に球茎から伸び出します
河川敷の農道脇ではドクダミ科のハンゲショウが葉をきれいに白くしていた。半夏生の頃に葉を白くするので半夏生、葉を半分白くするので半化粧とも表記れ、別名カタシログサとも言われる。
背景の稲は同じ場所の他の田んぼより田植えが遅かったが、もうこんなに育っている。現代の稲作がやはりかなり早くなっているのが分かる。
花には花被片は無く、雄しべと雌しべだけです