フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

チョウジソウ咲きコゲラが営巣していました

2018年04月10日 18時45分33秒 | 身辺雑記

朝一番でチョウジソウを見に行った。予想通り2株が一輪づつ花を咲かせていた。4月10日にチョウジソウが咲くのは記録的な早さで、今まで初めてだ。

4月10日09時09分撮影。恐らく前日の9日開花だろう

近くでコゲラが一生懸命巣作りをしていた。大きな望遠カメラを持った夫婦が興味深そうに観察していたのを見るとコゲラだった。

枯れた木に一生懸命穴を開けて、半身潜り込んでもいた

オスなのか、メスは居るのか色々興味があったが、あまり見ていると可哀想なのでよくは確かめられなかった。

今日はついていた。帰り際にサクラソウの花も撮ろうと3~4枚シャッターを押した写真が4裂と7裂の花が写っていた。本当にラッキーだ。

4裂の花

チョットピンボケだが間違いなく7裂だ


近くの国道の植え込みにスミレがもう咲いていた

2018年04月09日 18時39分35秒 | 身辺雑記

アメリカフウロなどが繁茂している植え込みの中にスミレの花が見えた。濃い紫色の花なので今急速に生育地を広げているアメリカスミレサイシン(ヴィオラ・ソロリア)と思いながら見ると、葉が円くない。細長く斜上している。時期からしてノジスミレ?とも思ったが、葉がスッキリと立っていて、葉柄に翼がある。種としてのスミレだった。

縁石に沿って株があった。間違いなくヴィオラ・マンジュリカだ

唇弁の中央部は白地に紫色の筋が入り、側弁の基部には毛が見える。

図鑑を見ると北海道から屋久島までほぼ全国で見られそれだけに変異も多い。とあった。距は普通細長いが変化が多いともあるので、紫の太いのもあって種の同定には何ら問題ないだろう。

それにしても種としてのスミレは早春に咲く他のスミレ属より少し遅めの春本番の頃に花を咲かせる。今の時期は明らかに早過ぎる。気温の高い日が続く春の珍事の一つなのだろうか。


サクラソウの白花3年振りにB区に復活です

2018年04月08日 17時26分44秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

北観察路からB区を見るとなんとサクラソウ白が咲いていた。こちら向きに一輪、3年振りに復活だ。

1花だけなのか角度を変えて撮影してみると、どうやら2花花開いている。

今にも開きそうなチョウジソウは12時30分現在まだ花開いていなかった。

途中の街路樹のハナミズキはほぼ満開の状態で、秋ヶ瀬緑道橋を渡った所で見上げた八重の桜も満開の豪華さだった。


サクラソウ自生地の乾燥化をオギの多さで実感

2018年04月07日 18時05分23秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

オギとヨシ(アシ)はいずれもイネ科の多年草。両者とも地下茎で増えるのでしばしば大きな群落を作る。そしていずれも湿地に生育するが、ヨシの方がより水湿地を好む。
今日は補完地に行ってこの性質を実感し、自生地の乾燥化が進んでいる様子がよくわかった。

第1次指定地はサクラソウをスダレ越しにしているのは明らかにオギだ

補完地ではヨシがサクラソウをスダレ越しにしていた

サクラソウの群落も補完地の方が多いし、大きい。第1次指定地では群落と言えるほどの塊が本当に少なくなっている。

上の2枚は補完地の写真だ。湿地に生えるヒキノカサもより多く群生していた。


二十四節気の清明は山河草木が明るく輝く頃です

2018年04月05日 18時21分41秒 | 田島ケ原サクラソウ自生地

今日4月5日は二十四節気の清明。天地がすがすがしく明るい空気に満ちるころという。昨日までの気温の高さは一段落で雲が多い一日だったが、平年並みの穏やかな春のサクラソウ自生地だった。サクラソウも多く花開いて色々な植物の生長も早い。

今年は白花がE区の奥の方、肉眼ではかろうじて白い塊にしか見えない距離に一株花開いている。

アマドコロ(甘野老)はAPG分類ではキジカクシ科のアマドコロ属の多年草だが、もう花を付けている。ナルコユリにそっくりだが、茎に6本の稜がある事で見分けられる。