中学2年でギターを始めた。
最初は簡単な童謡や唱歌の教則本でメロディの練習、多少上達するとクラシックの教則本で「禁じられた遊び」や「月光」、「ラクリマ」などの曲を弾くようになった。
そのうち物足りなくなり、コードの弾き語りで歌謡曲やフォークを弾くようになった。
エレキギターを買ってからは、ロックのアドリブにも挑戦したが、理論はわかってもテクニックやフィーリングが追いつかない。
そこでたどり着いたのが、3コードで伴奏からソロまで1本のギターで弾ける黒人ブルースだ。特に1930年代から50年代のシンプルで渋いナンバーだ。
ロックの巨人達もスタートはほとんどブルースから、というのをものの本で読んだのも影響している。
ブルーススケールと言われる音階の、第3音と第7音の♭の音(ハ長調でいうとミ♭とシ♭)が、ブルースでは重要な音だ。
物悲しく、不安定な、それでいてカッコいい響きの音で、曲中ではブルースの味付けに使用する。現在では、ブルースだけでなくロック、ポップス全般に使われている。
黒人の場合、先天的に使い所が身についているので、カッコよく聞こえるが、日本人がやると、多すぎて演歌調になったり、少なすぎて不協和音調になったりする。
なかなかブルースの哀調を醸すのは難しいのだ。
今でも私の腕前はブルースらしきもののレベルだ。
私は特に第7音の♭が好きだ。
曲の間奏のアドリブの中でこの音が鳴ると、懐かしいような、くすぐったいような気分になる。もちろん単音ではなく、メロディの流れの中の1音としてだ。
ひとつの曲としてではなく、フレーズの中のたったひとつの音が、人間の感覚や感情に少なからざる影響を及ぼすこと自体、音楽というものの驚くべきところだ。
最初は簡単な童謡や唱歌の教則本でメロディの練習、多少上達するとクラシックの教則本で「禁じられた遊び」や「月光」、「ラクリマ」などの曲を弾くようになった。
そのうち物足りなくなり、コードの弾き語りで歌謡曲やフォークを弾くようになった。
エレキギターを買ってからは、ロックのアドリブにも挑戦したが、理論はわかってもテクニックやフィーリングが追いつかない。
そこでたどり着いたのが、3コードで伴奏からソロまで1本のギターで弾ける黒人ブルースだ。特に1930年代から50年代のシンプルで渋いナンバーだ。
ロックの巨人達もスタートはほとんどブルースから、というのをものの本で読んだのも影響している。
ブルーススケールと言われる音階の、第3音と第7音の♭の音(ハ長調でいうとミ♭とシ♭)が、ブルースでは重要な音だ。
物悲しく、不安定な、それでいてカッコいい響きの音で、曲中ではブルースの味付けに使用する。現在では、ブルースだけでなくロック、ポップス全般に使われている。
黒人の場合、先天的に使い所が身についているので、カッコよく聞こえるが、日本人がやると、多すぎて演歌調になったり、少なすぎて不協和音調になったりする。
なかなかブルースの哀調を醸すのは難しいのだ。
今でも私の腕前はブルースらしきもののレベルだ。
私は特に第7音の♭が好きだ。
曲の間奏のアドリブの中でこの音が鳴ると、懐かしいような、くすぐったいような気分になる。もちろん単音ではなく、メロディの流れの中の1音としてだ。
ひとつの曲としてではなく、フレーズの中のたったひとつの音が、人間の感覚や感情に少なからざる影響を及ぼすこと自体、音楽というものの驚くべきところだ。