昔から箱フェチというか、箱というものには何かわけもなく心惹かれるのだ。
一番最初に箱というものを意識したのは、浦島太郎の玉手箱だ。
箱から出てきた時空の煙には、子供心に得も言われぬ神秘性を感じたものだ。
他にも舌切り雀のつづら箱、ギリシア神話のパンドラの箱、悪代官の千両箱、校庭の百葉箱、グリコのオマケの箱など、どれもワクワク、ドキドキものだった。
高校の時に買ったLPレコードも、たとえばビートルズの「LET IT BE」や、バンド・エイドの走りの「バングラディシュ・コンサート」など高級なものは箱入りだった。
今でも箱とかBOXという言葉を聞くと、頭の回路のどこかがかすかに点滅する。
ブラックボックスは当然のこと、ワンボックスカーやボックスシート、ギターの箱鳴りや大学のクラブのBOX、安部公房の「箱男」や北島三郎の「函館の女」まで、箱にはなにかしらミステリアスな風情があるように思う。
このミステリアスさ、神秘性は何に由来しているのかと愚考するに、はたと思い至ったのが、エジプトのファラオの石棺やキリストの棺だ。
私が最後に入る棺も箱に他ならない。
一番最初に箱というものを意識したのは、浦島太郎の玉手箱だ。
箱から出てきた時空の煙には、子供心に得も言われぬ神秘性を感じたものだ。
他にも舌切り雀のつづら箱、ギリシア神話のパンドラの箱、悪代官の千両箱、校庭の百葉箱、グリコのオマケの箱など、どれもワクワク、ドキドキものだった。
高校の時に買ったLPレコードも、たとえばビートルズの「LET IT BE」や、バンド・エイドの走りの「バングラディシュ・コンサート」など高級なものは箱入りだった。
今でも箱とかBOXという言葉を聞くと、頭の回路のどこかがかすかに点滅する。
ブラックボックスは当然のこと、ワンボックスカーやボックスシート、ギターの箱鳴りや大学のクラブのBOX、安部公房の「箱男」や北島三郎の「函館の女」まで、箱にはなにかしらミステリアスな風情があるように思う。
このミステリアスさ、神秘性は何に由来しているのかと愚考するに、はたと思い至ったのが、エジプトのファラオの石棺やキリストの棺だ。
私が最後に入る棺も箱に他ならない。