★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ビートルズが教えてくれた

2024年09月20日 07時45分24秒 | 徒然(つれづれ)
 中学に入学すると、算数が数学になり、当然ながら難易度も上がった。
 そこへ持ってきて、英語が新たに必須科目になった。

 どちらも1年生レベルだと、なんとかついて行けたが、2年生になるとやや苦労するようになった。
 その結果、数学も英語も嫌いになりかけた。

 そんな時にビートルズに出会った。
 当初は、そのゴキゲンな楽曲に身を任せていれば満足だった。

 そのうち、彼らはどんな内容を歌っているのか知りたくなった。
 そこで、辞書を引きながら歌詞を訳し始めた。

 その結果、なんとか8割方は理解できた。
 あとの2割は、スラングやダブル・ミーニングで、辞書で調べても、教師に聞いてもしっくりこなかった。
 それらは、ビートルズ通の高校生の先輩に聞いたり、音楽雑誌などで調べて意味を突き止めたものだ。

 ビートルズの歌詞が、時として文法通りではなく、あるいは、本来とは別の意味を持ったりするというのを知った。
 歌詞の意味を分からずに聴くのと、分かって聴くのでは、イメージの広がりや、見える世界が違ってくるものだ。

 また、邦題も、原題や歌詞の内容とは必ずしも一致しない、レコード・セールスのための戦略だとわかった。
 抱きしめたい(I Want To hold Your Hand)、恋する二人(I Should Have Known Better)、悲しみをぶっとばせ(You’ve Got To Hide Your Love Away)、涙の乗車券(Ticket To Ride)、ひとりぼっちのあいつ(Nowhere Man)など、高嶋のオヤジも罪作りだよね。

 そんなわけで、英語に関しては、吉田拓郎ではないが、ビートルズが教えてくれた。
 ビートルズで英語に目覚めたという人間は、私のまわりにも少なからずいた。

 私は数学は数Ⅰで諦めたが、英語は好きになり、高じて大学では英文学を専攻した。
 女子学生が多いという不埒な理由もあったけどね。

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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