中華料理店の旨い、旨くないは炒飯でわかると言われる。そのシンプルさ故に、料理人の腕が試されるという。
一方、冷凍食品やインスタント食品は、店の料理には敵わないというのが定説だ。
その定説に果敢に挑戦したのが、ニチレイの「新本格炒め炒飯」だ。
曰く「98%の人が美味しいと評価」、曰く「プロの工程を再現した新・本格炒め製法」云々。
冷凍食品ランキングや食ブログでも、高評価、絶賛の嵐だ。
ならばと、本日スーパー玉出にて4割引きで購入。
晩飯にフライパンを使って作ってみた。
50g増量キャンペーン中の500gの内容量を一気に炒める。
パラパラ感を出すため、煽りを入れながら炒めていくも、出来上がりは米同士がくっついて、パラパラ感のかけらもなし。
中華料理屋を越えるなんて、ありえへん、冷凍食品なんか、絶対旨い訳ないわ、と思いながら食べてみて、さんまみたいに「ホンマや~」なんて言いたかったのに、やっぱりそんなには旨くなかった。
ちなみに比較対象は王将の炒飯だ。
決して不味くはないが、インパクトに欠ける味で、還暦の私でも塩味が薄く感じるので、育ち盛りの若者にはきっと物足りないはずだ。
かくして前述の定説は覆らない。
ニチレイよ、CMにかける金を味の追求にかけよ。