中藤玲『安いニッポン』(日経BPマーケティング)
最近、よく言われるようになりました。
いかに日本の給与水準が低いか。いかに物価が安いか。
海外と様々な観点で比べると愕然とします。
この30年間、賃金はほとんど成長していないどころか、
データを見ると、実質賃金は下がっている。
ディズニーリゾートの入場料は、フロリダ、パリなど世界と比べると
一番安い。最近、上がっていても、まだ安い。
とはいえ、日本人にとっては決して安いとは思えない。
マクドナルドのビッグマックを世界で比較するビッグマック指数を見ても、
日本の390円に対して、アメリカでは5.66ドル。
最近、物価が上がっている実感はあるものの、
総合的に見ると日本ではこの20年間ほとんど物価は上がっていない。
一方、アメリカでは毎年約2%上昇。
旅番組で現地のレストランなどが紹介されて、
やたらと高いと感じるのは、そういうこと。
コロナ禍以前、海外からあれだけの旅行者が日本へ来たのは、
「日本が安い」から。
以前なら、その感覚で行った先は東南アジア。
労働生産性が低く、G7では最下位、OECDに加盟する37カ国でも26位。
IT人材は日本で不足しているものの、IT人材の賃金も低いため、
優秀な人材をインドなどから採用しようと思っても、
賃金の高い国へ行ってしまう。当然のことであるが、
今後ますます人材不足となり、日本がますます遅れた国となってしまう。
日本の1人当たり国内総生産(GDP)は30年間、ほとんど成長していない。
停滞が続く日本。呑気にしている場合ではありません。
もう底からひっくり返すしかないですね。
な~んて言いながら、とりあえずは呑気に生活しています。あは。
最近、よく言われるようになりました。
いかに日本の給与水準が低いか。いかに物価が安いか。
海外と様々な観点で比べると愕然とします。
この30年間、賃金はほとんど成長していないどころか、
データを見ると、実質賃金は下がっている。
ディズニーリゾートの入場料は、フロリダ、パリなど世界と比べると
一番安い。最近、上がっていても、まだ安い。
とはいえ、日本人にとっては決して安いとは思えない。
マクドナルドのビッグマックを世界で比較するビッグマック指数を見ても、
日本の390円に対して、アメリカでは5.66ドル。
最近、物価が上がっている実感はあるものの、
総合的に見ると日本ではこの20年間ほとんど物価は上がっていない。
一方、アメリカでは毎年約2%上昇。
旅番組で現地のレストランなどが紹介されて、
やたらと高いと感じるのは、そういうこと。
コロナ禍以前、海外からあれだけの旅行者が日本へ来たのは、
「日本が安い」から。
以前なら、その感覚で行った先は東南アジア。
労働生産性が低く、G7では最下位、OECDに加盟する37カ国でも26位。
IT人材は日本で不足しているものの、IT人材の賃金も低いため、
優秀な人材をインドなどから採用しようと思っても、
賃金の高い国へ行ってしまう。当然のことであるが、
今後ますます人材不足となり、日本がますます遅れた国となってしまう。
日本の1人当たり国内総生産(GDP)は30年間、ほとんど成長していない。
停滞が続く日本。呑気にしている場合ではありません。
もう底からひっくり返すしかないですね。
な~んて言いながら、とりあえずは呑気に生活しています。あは。
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