虹色仮面 通信

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ブルーオーシャン戦略

2011-07-24 08:45:52 | ビジネス
ブルーオーシャン戦略という言葉を皆さんはご存知でしょうか?
これは、企業と顧客の両者への価値を上昇させることにより、競争を無意味なものにする戦略をいいます。

ブルーオーシャンとは、今はまだ存在していない市場。
つまり、競争すら存在しない未知の市場空間のことを指します。
ブルーオーシャンでは、企業は新たに需要を掘り起こそうとするため、利益の伸びも大きく、またスピードも速いという特徴があります。
ですから競争は成り立ちません。なぜならルールも決まってないからです。

ブルーオーシャンという表現は、未だ誰も足を踏み入れたことのない、より広くより深い可能性を秘めた市場を指しています。
利益の成長、無限の可能性という意味で、広大で深く力強い自然の「青い」海のようであるという表現なのです。

対する概念に、レッドオーシャンがあります。
こちらは、今日の状況(飽和状況での過当競争)を表しており、既知の市場空間のことを指します。
レッドオーシャンでは、各産業の境界はすでに引かれていて、誰もがそれを受け入れています。ですから競争もかなり熾烈です。
各社ともライバルをしのいで、既存のマーケットの中で多くを奪い取ろうとしていますが、競争相手が増えるにつれて、利益や成長の見通しは厳しくなっていくわけです。
製品の差別化が難しくなり、結果的に競争が激しくなっていくために、レッドオーシャンは赤く血に染まっていくのです。
というわけで、レッドオーシャンという表現を使っているのです。

ちなみにブルーオーシャン戦略で成功している代表例は、写真の理容店「QBハウス」です。
確かにお客さんは安価で時間もかからない利点があり、お店は回転率で勝負ができる面で、既存のところとはひと味異なる新しいアプローチといえるでしょう。
今風でいえば、WIN-WINの関係になるんでしょうね。
これが現在、そして未来におけるビジネスの形なのです。