札幌では夜に雪が降ったらしいですね。関東も初冬のような寒さが続き、46年ぶりだとか。冬はもうすぐですよ!
時事通信より雪に関する話題を。
観光庁は、スノーリゾートの誘客強化に向けて12月上旬から全国2カ所でモデル事業を実施する。
日本のスキー、スノーボード人口が減少する中、幅広い年齢層や急増する訪日外国人旅行者を呼び込むための方策を探る。
国内のスキー、スノーボード人口は、ピークだった1998年の1800万人から2015年には約4割の740万人まで減少した。レジャーの多様化による若者のスキー離れが背景にあるとみられ、リフトをはじめ施設の老朽化も各地で進んでいる。
一方、外国人にとって、日本のスキー場はパウダースノーといわれる雪質の良さや、近くに温泉のある環境などが他国にないセールスポイントになっている。
モデル事業は、「日本人のスノースポーツ人口の拡大」と「海外からスノーリゾートへの来訪増加」の二つをテーマに実施。事業主体を選定する公募に際し、同庁は事業内容として(1)小中学生を対象としたスノースポーツの普及(2)国籍・年齢層に応じた需要や新たなマーケットの把握(3)外国人のインストラクターやスキー観光ガイドの充実―などを例示した。
同庁は11月末に自治体、観光協会、スキー場などで構成する地域団体を二つ程度を選び、1カ所当たり500万円を上限に必要経費を助成する。来年2月末までモデル事業を続け、効果を検証した上で新たな事業展開の可能性を検討する。<了>
ちょうど5週間ほど前に、幕張メッセで開催された「スタジアム&アリーナ2017」というイベント(国際展示会&コンファレンス)で、全日本スキー連盟常務理事を務める皆川賢太郎氏(元アルペンスキー選手)と、観光庁観光資源課・蔵持京治課長による講演&トークセッション「スノーリゾートのスタジアム構想」が展開され、いろんな視点からの話題ばかりで、とても感銘を受けた矢先のこのニュース。
スノーリゾートを「年間」を通じて見て・楽しむ、来て楽しむスタジアムとしての「空間」とするためのプランなど興味深いアイディアが出ていました。
スノーリゾートを冬季だけじゃなく誘客する取り組み。北海道などは食との連携をはじめ、温泉地との交流など可能性は有しているはず。あとは地元民のやる気とアイディア次第。さぁどこが手を上げて、採択されるのだろうか?スポーツビジネス従事者として注目していきたい。
画像:講演が始まる前の会場(幕張メッセ)