クルーザーでまた逢ってしまったチョルスとアンナ。
足を滑らせたアンナをチョルスは抱きかかえます。
つい、チョルスはアンナの胸のほくろを見てしまいます。
アンナはチョルスを変態扱いして蹴ります。
アンナはチョルスにシャワーの工事代を払いません。
チョルスはアンナに「金も暇もあるくせに、一人ぼっちで友だちも家族も恋人もいないんだろう」と言います。
アンナはチョルスをクルーザーから突き落とし、チョルスの仕事道具も投げ捨てます。
チョルスの言葉に傷ついたアンナは夫のビリーに会いに行きますが、ビリーはホテルで彼の送別会に一人で出ていました。
ビリーの誤解からアンナはビリーに「別れよう」と言われてしまいます。
さらに傷ついたアンナは一人夜の海にクルーザーで出かけ、お酒に酔ってクルーザーから落ちて行方不明になってしまいます。
チョルスはアンナに投げ捨てられた道具を拾うため海にもぐり、おぼれて病院に担ぎ込まれます。
そこで記憶をなくしたアンナに逢います。
アンナは漁師の網に引っ掛かって助かったのです。
だから、顔に傷があります。
アンナの顔はいままでの濃い化粧がとれてスッピンに近くなって、とても美しいです。
でも、性格は相変わらずです。
アンナのために失った130万ウォンを取り返し、復讐するため、チョルスはアンナを恋人のサンシルだとうそをつき、家に連れて行き家事をさせようとたくらみます。
チョルスの家には死んだ兄夫婦の残した三人の甥がいて、家は荒れ放題です。
記憶はなくしても、サンシルはチョルスの言葉を信じられません。
違和感がありすぎるのです。
しかし、せっけんで足を滑らせたサンシルがチョルスに抱きかかえられると、失っていた記憶の断片、チョルスに抱きかかえられた自分を思い出したのです。
なぜ、この記憶だけ、よみがえったのか?
たぶんアンナはずっと一人で生きてきて、誰かに支えられたりしたことがなかったのです。
だから、このシーンが深く印象づけられたのです。