3話もエピソード満載です。
チョルスの顔を思い出したサンシルはチョルスに抱きつき、激しくキスをします。
しかし、記憶はもどりません。
あたりまえです。
それは二人にとって初めてのことだったからです。
そんな二人のことをユギョンに見られてしまいます。
チョルスはトックの姉のお古の洋服をサンシルの服だとだまして着せます。
サンシルはそのセンスの悪さに驚きます。
前の夜、アンナは缶ビールを飲みまくります。
この家には清潔な食べ物がこれしかないという理由はシナリオがうまいと感心します。
二日酔いで食欲のないサンシルに何を食べさせるかと思ったら、チョルスはごはんに水をかけて「お前、水かけごはん好きだったじゃないか」というところもうまいです。
しぶしぶ、家事を始めたサンシルの洗濯機との格闘シーン、笑わせてくれます。
おなかのすいたサンシルは子どもたちからお金をまきあげて、スーパーへ食べ物を買いに行ってカンジャに逢います。
カンジャと一緒に、アイス泥棒と疑われて逃げるサンシルの全力疾走。
ビリーの車のわきでつまづき、立ち上がったサンシルの車の窓にはりついた顔。
それを見たビリーのショック。うますぎます。
サンシルが何も食べずに働いていたことを知ったチョルスは、ジャージャー麺を出前してもらいサンシルに食べさせます。
このときのサンシルのジャージャー麺の食べっぷり、すばらしい。
ジャージャー麺を出前してもらいたくなります。
しかし、サンシルの掃除、洗たく、洗いものはむちゃくちゃでチョルスはがっかりします。
夜、ソファーで寝ているサンシルはうなされています。
その理由が家事をしたことによる全身疲労だというのですから、笑うのといっしょに、なるほどと納得させられます。
チョルスはサンシルにしっぷを貼ってあげます。
ジャージャー麺といい、しっぷといい、この辺からチョルスの優しさがにじみ出てきます。
一方、車に残った名刺からチョルスの存在を知ったビリーは、アンナとチョルスの関係を疑い、チョルスの事務所を訪れ、かかってきた電話の声がアンナと同じことに気づきます。
たくさんのごきぶりの燻煙剤を点けて、煙だらけになったチョルスの家の中でビリーはサンシル(アンナ)を見つけます。
サンシルのセリフは、ビリーの見たアンナの幽霊のセリフと一緒です。
曇った鏡に書かれた文字と同じ「カッチカー(一緒に行こう)」です。
うまいです。