最終話までずっと、見続けてしまいました。
今日気付いたところはサンシルがビリーとアンナの結婚式の写真を見て、ショックを受けるところです。
自分が結婚していたことを知って驚くのです。
元の映画では、記憶喪失になったお金持ちの女性が、男に連れられて、男の家に生き、いきなり、3人の子持ちだったと教えられてショックを受けます。
映画では、すでに結婚していることが前提なのです。
ですから、映画では記憶が戻ったときに、いままで自分のものだと思っていた夫と子どもを失うのです。
ドラマでは記憶が戻った時に失うのは恋人なのです。
この違いがおもしろいです。
純愛の韓国ドラマらしいです。
チョルスもサンシルに夫がいたことを知ってショックを受けます。
15話からサンシルの記憶が戻り、彼女から微笑みが消えます。
ここから、シリアスになってきます。
ビリーがアンナに「長い夢を見ていたんだ。幻想だ」と何度も言います。
ファンタスティック・カップルは日本語にすると幻想のカップルなのです。
この辺がタイトルのもとなんですね。
最終話のカンジャとアンナの会話、ドラマにたびたび「チーン」すると動けるという氷鬼のあそびが出てきて、これが伏線になって、最後に動けなくなったアンナを「チーン」と解凍するカンジャ、うまい作りです。
降るはずのない雪が降って、渋滞の道路で、交通事故現場にサンシルがいると知って、やっとチョルスはサンシルを探します。
猫のプリンセスが活躍して、2人はまた会うことができ、チョルスはやっとサンシルを引き止めることができました。
このいくつもの状況が重なってチョルスが初めて告白できたところが、納得できる設定です。
こうして2人が抱き合った場所が、2人が初めて会った「事故多発地帯」の看板のそばだったというオチは、今日初めて気付きました。
このドラマ、そのうち、もう一度、こまかくレビューしていこうと思います。