今まで、決して「ごめん」とか「ありがとう」とか言わなかったサンシルが、チョルスに言われて、言葉だけでも言うようになります。
これが、サンシル(アンナ)にとって実は大変な変化なのです。
チョルスとサンシルの売り言葉買い言葉は、サンシルにとって自分の気持ちを素直に表現できるようになるトレーニングなのです。
サンシルもだんだん家事がうまくなって、チョルスの家もだんだんかたづいてきます。
チョルスとユギョンの関係を知ったサンシルは、よりチョルスを意識するようになります。
この辺の心理はよく描けています。
恋のライバルがいると、よりがんばってしまうのです。
「眠れない理由がチャン・チョルスなんて…絶対違う!」
チョルスは無人島の灯台のペンキ塗りにサンシルを連れて行きます。
そこで砂に埋まっていた陶磁器を見つけたチョルスは、高価な骨董品を見つけたと思い、家に帰らず、発掘をします。
島で一夜を明かすことになった二人のことをトックの母は妄想します。
この妄想シーンが笑えます。
実際の二人はたき火をはさんで段ボールの上でけんかしながら寝ています。
枕のないサンシルはどうするかと思ったら、おもむろに発掘した茶碗を枕にしました。
こういうところのセンスが好きです。
朝になってチョルスが目覚めると、チョルスの背中にくっついて寝ているサンシルがかわいいです。
発掘した陶磁器は何の価値もないことがわかり、また灯台のペンキ塗りをするチョルスとサンシル。
そこへ、結婚相手にふられたユギョンが現れます。
チョルスは元気のないユギョンをほっておけません。