サンシルを出会った場所に連れて行くチョルス。
サンシルは何も思い出しません。
「今は何も覚えていなくても、二人が恋人だったのは信じてる」サンシルの言葉にチョルスは本当のことを言えません。
サンシルにおいしいものを食べさせようと知り合いの焼肉屋に連れて行くチョルス。
しかし、サンシルの批評は店主を怒らせてしまいます。
ここも笑えます。
チョルスはサンシルに化粧品を買ってきます。
おまけにもらった水玉模様のカチューシャをサンシルにあげると、サンシルは文句を言いながら鏡の前でにっこりします。
ビリーの結婚記念日のプレゼントに対するアンナの態度と対比させて見せることで、サンシルが変わってきたことがわかります。
チョルスはジャージャー麺の代わりにジャージャーラーメンを与え、サンシルに作らせます。
この辺のチョルスの、サンシルをほめながら教えるところ、気持ちをよくわかっています。
サンシルの生まれて初めて作った料理を、家族みんなで食べます。
サンシルのうれしそうな顔。
でもチョルスはユギョンの電話で出て行ってしまいます。
遅く帰ってきたチョルスは残してあった延びきったジャージャーラーメンを食べます。
寝たふりをしたサンシルはそれを見てうれしそうな顔をします。
この辺はほのぼのします。
チョルスのカメラを洗濯してしまったサンシルは、犬のコッスンのせいにしようとします。
チョルスはむりやりコッスンを車に乗せようとし、サンシルはチョルスがコッスンを売ろうとしていると思い、泣いて止めます。
ここでちょっと考えてみると韓国で犬を売るということは、猫と違って、食べられてしまうことを意味するのだとすると、サンシルの涙も納得できます。
「コッスンのために泣いたのか?」
「誰が泣くもんですか」
「そうだよな、おれが死んでも泣かないだろ?」
「一回死んでみなさいよ、それとも殺してもらいたい?」
すごいやりとりです。こんなこと、言いあってみたくなります。
チョルスはサンシルにコートを買ってあげようとします。
サンシルは店で一番高い赤いコートを選び、むりやりタグを取ってチョルスに買わせます。
二人が歩いてくる道の手前にポン菓子を作っているおじさんがいます。
サンシルはお気に入りのコートを買ってもらいごきげんです。
「チャン・チョルス、私の記憶が戻ったら、またあんたを好きになるかな?記憶が戻らなくても、またあんたを好きになれるかな?」
その瞬間、ポン菓子が爆発して、爆発音と煙の中、チョルスはサンシルを抱き寄せます。
サンシルはびっくりしてチョルスを見つめます。
これが、サンシルのドキドキのはじまりなんですね。
このシーンの作り方、うますぎます。
その後、チョルスは一人で灯台のペンキ塗りに出かけます。
台風が来て、チョルスは家に帰れなくなります。
サンシルは眠れない夜を過ごします。
朝になり、チョルスを捜しに行くサンシル。
何事もなかったように、チョルスがやってきます。
「あんたのせいで、死ぬかと思ったじゃない!」