前の話を書いたのは、実はこの話を書きたかったからである。
私に起こるすべての出来事は必要だったからではないかと後になって思う。
渦中にあっては、辛い「病気」や「死」などすべてを受け入れることはできないだろうが、
輪廻転生、今この現実の先にある未来に向かうための過程であることは確かであろう。
話が少し大きくなったが、
映画「(500)日のサマー」もそんな必要性を感じる映画だ。
人生に無駄なことはない。
必要な経験を経て、縁に出会う。
当たり前だが、過去が現在に、現在が未来につながっていく必要性。
ストーリーは、ボーイ・ミーツ・ガールなのだが、
時系列をバラバラに絶妙につなぎあわせる コラージュ構成が面白い。
途中、邦画「モテキ」を彷彿するシーンがあったが、
これは私が観た順番が制作順と逆で、影響を受けたのは、「モテキ」監督のようである。