この1年は、6年生に給仕していただいていたが、
2年生からは自分たちで準備するため、割烹着タイプの給食エプロン、帽子が必要になる。
私が子どもの頃、給食当番が給仕を行い、給食エプロンは共用だった。
1週間の勤めを終えたエプロンは、その週の当番が持ち帰り、洗濯。
月曜日の朝、綺麗になった給食エプロンを忘れず持って登校し、
次の当番に託す という流れだった。
真っ白なエプロンがあたれば 当たりだが、
中には、キナリ色にくすんだ はずれエプロンがあった。
給食袋は白いのに中のエプロンがキナリという トラップもたまにあり。
忘れられないのは、あの変な匂い。
洗濯する時、洗剤や柔軟剤を使用していないのか すっぱい香りがした。
子供心に 次に使う人のことを考えているのだろうか と憤慨した記憶がある。
日曜日が雨であっても、
私の母が洗濯した給食エプロンは柔らかく、いい香りがした。
私の給食袋は争奪戦になるに違いない。 そう思うと、嬉しかった。
私自身、真っ白なパリッとしたエプロンが当たるよう期待し、
キナリ色エプロンの時は、給食室から教室までなぜか廊下を堂々と歩けなかった。
そんな記憶があるためか 息子の給食エプロンは、生地の厚いエプロンを選んだ。
これならきっと 幾度の洗濯にも耐え、いつもパリッとしているだろう。
もしも、白くなくなってきたら・・・新しいものに変える。
私にとって給食エプロンは、看護婦さんの制服と同じくらい 真っ白であることが重要なのだ。