第1266話 華氏451度

2016年06月30日 05時42分43秒 | 読む(小説・物語)

人からのご推薦で レイ・ブラッドベリ作「華氏451度」を読んでいる。

本のページに火がつき、燃えあがる温度・・・

 

久しぶりに長編小説と向き合う。

読み始め、

なぜか「図書館戦争」(有川浩)を思い出してしまう身近さに反し、

訳語に慣れず読み進めるのに時間を要す が少しの辛抱。

やがて 

先が読めないストーリーと自分の身に感じる危険性に

結末は一体どうなるのか気になって加速していく。

 

ぎっしり文字のつまった本を読むことがめっきり少なくなった。

ここのところ2時間以内に収めてくれる映画(DVD)の気軽さに

受け身鑑賞ばかりだった。

遠い昔に書かれた 遠い未来の話。

はるか昔に書かれたものが、今の私に警笛を鳴らすことができるのが すごい。

 

その存在すら知らず、

自分の中から読もうという思想は生まれなかったであろうSF小説「華氏451度」

推薦図書のありがたさ・・・

この小説も「お母さんの本棚 (息子にも読んで欲しい作品)」に置くことにする。


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