難有り、有難し。
日薬は徐々に心に効いていく。
花粉にホコリ・・・草木が芽吹く春の舞、寝苦しい夜は続く。
ザリザリと掻く音に気持ちが乱れ、純度100パーセントとは言い切れないが、
アトピーのおかげと思うことが増えてきた。
台所に立ちながら、掃除機をかけながら、おむつを替えながら、ふと思う。
アトピーでなかったらここまでしていたかなぁ・・・
衣・食・住、何を重視し選択するか? すべてに対して意識が変わった。
特に、食。
原材料をチェックし、下ごしらえにひと手間加え、メニューは和食中心に。
だが、この心がけ、なかなかにお金も時間もかかるものだと辟易していた。
そんな折、公園で食物アレルギーの息子さんをもつという彼女と出会う。
「アレルギー用の醤油は高いでしょ。
だから煮物には醤油の代わりに梅干の汁を使うんです。
青魚には特によくあいますよ」
この女性、逃してはならぬ!
メモ用紙を持っていなかったのでとっさにお弁当のお箸に。
「すみません初対面で、しかもおてもとに・・・これ、私のメールアドレスです。
趣味でブログをしているんですけど、ぜひあなたのレシピを公開してもいいですか?」
免疫機能、人体の高度な防衛システム。
異物(抗原)が入ってくると、自分で武器(抗体)を作り、
それを追い出して体を守ろうとする。
本来は異物ではない食べ物(たんぱく質)に抗体が作られ、
自分の体を攻撃してしまう食物アレルギー。
おいしいとついつい食べ過ぎてしまうご飯(お米のたんぱく質)は
切干大根や糸こんにゃくを刻んで一緒に炊くという。
切干大根は戻し汁も入れて炊くと甘みが出ておいしいうえに、
カルシウムも多くとれると。
待てよ。アレルギー用のレシピ、ダイエットにも効果があるのではないか!
産後のママに、メタボなパパに。
野菜嫌いの子どもにもよさそうだし。
あまって捨ててしまいがちな梅干の汁を醤油代わりにだなんて、
なんてエコ。
彼女、ふうちからメールが届く。
『今日、保育園のおやつがドーナツだったので、
もちあわ、おろしりんご、さつまいも、片栗粉、ひえ粉でドーナツを作りました。
外はサックリ、中はモチモチ・・・』
小麦、使わなくてもできるんだ~
小麦高いから経済的だし、体にもよさそ~
アトピっ子だけでなくパパにもママにも子供にも、みんなにいいレシピ。
私だけ教えていただくのはもったいないこと。
このブログで「ふうちの愛情レシピ」のコーナーを設けたいと決意。
また一人、アトピーのおかげで素敵な方との出会いがあった。
難有り、人との出会いに心から有難し。
※上級者向けの補足。
ふうちの場合、お米のたんぱく質を除去するため3~4回精白しているそう。
また、切干大根・糸こんにゃくの他に、
アレルギー食品ではない粟・ひえ・きび・アマランスなどをその日の気分で加えるらしい。
わかります!
・・・おっと、ここではてんとう虫様ですね(笑)
私の推測が正しければ、
あなたはとても気ィ遣い~のムードメーカーさん♪
その節は離乳食調理セットをありがとうございました!
あたっているかしら?
これからちょこちょこ、ぜひお越し下さいませ。
いつか月1の集まりのことも綴りたいと思っています。
キラ☆キラ輝くママさん達との思い出を!
今、少し読んだよ!頑張ってるね!いつも月1の集まりで、なんて面白い視点で物事を観る人だろう。表現の仕方も私の中で初めての人だ!って思ってたけど、ブログ読んで おぉ~!って、今、目を輝かせてしまいました。うん!と-まちゃんだ!これから ちょこちょこ読まさしてもらうねどうぞヨロシクお願いします。職場復帰 ガンバレ陰ながら応援してるよ!ブログの内容と全然違うコメントでゴメンネ。
息子の手をとめて、ポリポリしないでと言っている私。
蚊にかまれたようで無意識にポリポリしていました。
あぁ私はこんな痒みも我慢できないのに、
よく息子の手をさえぎるなぁ・・・
痒みを我慢するなんて無理だ・・・と。
わかってはいるけれど、『だって悪化させたくないんだもん♪』
アトピーは体質で、その人の個性であると。
食物アレルギーのあるお孫さんがいるという方が
「孫は高校生になりますけど、
ケーキやチョコレートはいまだ食べることができません。
でも、バレンタインデーにはそんな孫の為に女の子が
ハート型のゼリーを作ってくれるんですよ」
公園でスカウトしたふうちママの話をきくと、
私は息子にここまでできるかな?
ふうちママの体にも心にも優しい料理を
毎日食べることのできる息子さんは幸せなんじゃないか!と。
先日、ママ友が我が家にやってきました。
出産前の私の写真を見てとても驚かれていました。
これ、とーまちゃんですか?
やばいぜ私。元にもどれるのか?
職場復帰近し。とーまちゃんに見えるのか?
頑張れ俺!
とーまさんらしい。なんだか、以前のとーまさんな感じ。ほっとしました。
妹もアレルギーで、この時期、暑くなると痒くなって、ボリボリ掻いて、赤くなってて、お嫁入り前の女の子なのに・・・という傷だらけの体に。
でも、彼女はいたって普通で『だって痒いんだもん。』といいます。彼女の痒みは私にはわからないし。
唯一できる事は、同じ部屋で寝ているので、彼女のために冷房をきつくして、私が厚着で対応するということしか出来ません。
まあ、でも、傷だらけの体でも、将来お嫁にもらってくれるという彼氏がいてるから安心です。
私は、来月いかに女子高生に見えるか苦戦しながら稽古に励んでます。