「なぁ、なぁ、きいて、Aちゃんって めっちゃ すごいねんで」
息子はAちゃん一筋、
保育園時代からずっと好きな女の子・Aちゃんを自慢する。
「何が すごいの?」
「あんな、いっつもな、オレンジの香りがするねん」
「へ~ (真夏に爽やかな柑橘系の香り) それは、すごいなぁ。
じゃあ、Kは何の香りなん?」
「え? 俺?」
「うん」
「サイ」
真面目に考えた回答が、サイ。
息子の冷静な自己分析に笑いが込み上げる。
「なぁ、なぁ、きいて、Aちゃんって めっちゃ すごいねんで」
息子はAちゃん一筋、
保育園時代からずっと好きな女の子・Aちゃんを自慢する。
「何が すごいの?」
「あんな、いっつもな、オレンジの香りがするねん」
「へ~ (真夏に爽やかな柑橘系の香り) それは、すごいなぁ。
じゃあ、Kは何の香りなん?」
「え? 俺?」
「うん」
「サイ」
真面目に考えた回答が、サイ。
息子の冷静な自己分析に笑いが込み上げる。
昨日の8月6日は息子が通う小学校の「平和登校日」であった。
夏休みの生活に慣れた息子は朝、登校をしぶっていたが、
夕刻には久しぶりに先生とお友達に会えて嬉しかった と喜んでいた。
夏休みに入り、連日報道される交通事故や水難事故。
クラス全員無事に再会を果たせたことに母として心から感謝した日の夜のこと。
2トンの石に挟まれ、小学1年生男児死亡 のニュース。
野外教室に参加していた男児が石に手をかけたところ突然倒れてきたという・・・
心からご冥福をお祈り申し上げますと共に ご家族のことを思うと辛い。
あまりにも痛ましい事故の衝撃に 眠れなくなる。
愛する我が子を失うということを想像しただけでこれほどの気持ちになるのだ。
戦争で
お子様を亡くされた母親のかなしみは戦後70年、今尚消えるものではないだろう。
争うことに戦く(おののく) と書いて 戦争。
争う恐怖に戦いているのにどうして戦うのか・・・
戦争は不慮の事故ではなく、人為的なもの。
避けることのできる悲劇を 2度と繰り返してはならないと
平和登校日に黙祷を捧げる。
心を亡くすと書いて、「忙」しい。
自分から「忙しい、忙しい」と言うのはあまり美しくないので
言わないよう努めているが、
業務が立て込み、ドタバタすることがある。
そんな時、ミスをしてしまうことはよくある話だが、
まさか、まさかの 完全ノーメイク出勤 (笑)
慌てて緊急処置を施そうにも重なる時は重なる。
化粧ポーチも家に忘れ、終日すっぴん勤務決定の瞬間。
うっかりにもほどがある痛恨のミス。
なるべく人に会わずにいきたいと下向きに仕事をしていたところ
電話が鳴り、急遽(予定にない)来客が私を訪ねてくると言う。
「どうしてなの~今日に限って~安いサンダルをはいてた~」
心に浮かぶ 昔懐かしユーミンの曲。
少しでも顔を隠せるアイテム探し、メガネをかけることにしたが、
やってしまったコトの大きさに対し、メガネはあまりにも小さく、
隠しようのない失敗をさらけ出す。
お化粧をしたからといって 劇的綺麗になるわけではない私でも
気持ちが沈んだ。
ありのままではなく、たとえほんのわずかでも綺麗を足すだけで
堂々と背筋のびるものだと改めて。
息子が通っていた保育園には「お泊り保育」がなかったが、
小学2年の夏休み、
「お友達の家に1泊2日(お泊り保育)」をすることとなる。
私の出張や職員旅行などで 私の実家に預けることはあっても
お友達の家は初めて。
息子は、大好きなお友達一家と共に過ごせる日を指折り数え、
ついに 迎えたその日。
「お邪魔します」「いただきます」「ごちそうさまでした」「お邪魔しました」
を最終確認し、見送る。
もともとよく家にお邪魔し、遊んでいるお宅なので慣れていることに関しては心配なかったが、
生活習慣の違いにどう息子が対応できるのか、
それが 心配であり、期待でもあった。
家では1人っ子。 基本、してもらうことが当たり前になっている。
お風呂では洗ってもらう、夜寝る時は明るくないと眠れない など
長年培った悪習を断つ、というのが今回の狙い。
宿泊日当日は近所のお子様たちも飛び入り参加しての合宿寝。
明るくして寝ることもできなかった息子が、
あまりの楽しさに また泊まりたいとご迷惑なことを言う始末。
効果覿面、
お泊り保育後、電気を消して眠ることができるようになる。
共同生活、万歳!
かわいい子には旅をさせよう企画 第2弾。
来年は小学3年生。 キャンプや修行体験にぜひとも参加させたいものである。
「あ、ママ怒らんといてや・・・帰り、お邪魔しました いうのん忘れてん」
末筆ではございますが、ふつつかな息子を預かっていただきました
M家のみなさまに 心から感謝申し上げます。
「お邪魔しました。 ありがとうございました」
少し前の話だが、2つのプレゼンを聞く。
1人は、スラスラ、ハキハキ、
まるで アナウンサーが原稿を読むようによどみなくこなす彼女。
もう1人は、たどたどしく語る彼。
私の心にどちらが響いたかというと、
素人っぽくも 「これだけはどうしても伝えたいんだ」 という思いが感じられた後者、
彼の方。
原稿を読む練習に時間を割いたパターンと
ただただ聞き手を思って伝えたい思いを懸命に考えるだけで本番を迎えてしまったであろうパターン。
前者が悪いわけではないが、「うまい」が先にくると、なぜか響かない不思議。
最近の話だが、同じような現象が自分の身にも降りかかる。
企業に属する私と、
企業に属する前、つまり社会人ではない学生の方のプレゼン。
アンケートを見ると、後者に「好印象」の高評価。
場所が異なる開催で相手のプレゼンは見ていないという状況下ではあるけれど、
その要因を考える。
私に足らないものは何だろう・・・
素人っぽさ?
では、私が真似て 素人っぽく話したとすると、
仮にもお給料をもらって働いている身、準備不足と叱られることになるであろう。
若さ?
初々しさだけが評価ポイントであれば、
世の中のプレゼンの達人はみな若者に限定されてしまうが、そういう訳でもない。
年齢でも見た目でもないだろう。(ほっ)
立場?
素人に対して評価は甘く、応援したくなるもの。
と言ってしまうと、負け惜しみっぽくなるからこのラインは排除するとして・・・
懸命さ?
楽しむ気持ち?
ん~ どうすればもっとよくなるのか・・・
奥が深いプレゼンの沼にはまっていく。