なぜ右の方に飛んでいかないのか、のつづき。
松平健さんが、紳士服のテレビコマーシャルで、弓を射る
シーンがあるので、見て欲しい。
そのシーンは弓を射る瞬間をアップで写したもので、弓を
持つ手が30センチほど、左に移動しているのが良く分か
るように写っている。
これは弓が、矢の邪魔にならないように、矢から離したの
だ。
では5cmだけ離してみよう。
弦は弓に向かってちじんで行くので、このぐらい離したの
では、矢の尻を5cmぐらいクイッと左に、こじってしま
うのでは。
では命中した時の弦の動きを、推測してみよう。
矢は一直線に的に向かっていったわけだから、弦も矢が離
れる瞬間までは、やはり一直線に進んだはずだ。
ところが、弦はクルリと、ほぼ360度回転し左腕の左側
まで回り込んでいるのだ。
それには弓を左に移動する際に、少なくとも矢が離れる瞬
間まで、弦が弧を描かずに一直線に進むように、弓を微妙に
速度を変化させて、動かしているはずだ。
つまりこのように、非常に難しい動きがうまくいった時だ
け、命中するのかも。
なんとなくレッドソックスの岡島選手の投球ホームに似て
いませんか。
弓が頭で、弦が右腕で、矢がボールだ。
結論、とまでは難しくて、言い切れないが、
この一連の高等技術は、左手のスナップで弓をコントロー
ルして、矢を投げているのではないだろうか。
つまり「矢投げ機」と言えないだろうか。…おわり