9月2日 曇り時々小雨
霧多布キャンプ場。ここまで来たら民宿エトピリカ村は通り過ぎている。
Uターンしよう。
すみません、私が間違えたとおりに案内します。少し戻ると右に展望台が見える。
するとすぐに、左に行く道があるので左折します。左折した途端に右下に緑の屋根が見
えます。そこがエトピリカ村です。
写真で分かるとおり、屋根が異常に低い。しかも緑色ときている。分かりずらいのは当
然だ。
これを推測してみた。推測学はこれだけで充分なのだ。
バードウオッチングのためだろう。渡り鳥たちを驚かさないために違いない。
中に入って確信した。食堂兼談話室に、驚きの写真がある。キタキツネが草むらの鼠
を狙って、ジャンプしている写真が70cmほどのパネルになっている。
空中で後ろ足をピンッと伸ばしている。足元には捕まえた鼠が2匹置いてある。
どう見てもよく描けたイラストに見えてしまう。ご主人も嘆いていた。コンパクトデジカメ
で撮ったので、全てにピントが合ってしまったためだそうだ。車の中にいたところ、彼女
がやって来て、と思いきや、すかさず身構えたので、1眼レフは間に合わなかったのだ
そうだ。
さらに談話室の窓からは、原野がすぐ近くから、ずーと遠くまで眺められるようになって
いる。この窓は、多分撮影用シェルターを兼ねているに違いない。
ということは、設計段階から、この窓はその目的で配置されたのだろう。
ということは、ご主人は只者ではないカメラマンに違いない。
霧多布湿原や岬や渡り鳥の写真をとりたい人にとっては、ここは絶対に外せない所な
のではないだろうか。
さらに、こんな所に家を建てられるはずがない。それなりの理由と価値があるはずだ。
写真の好きな人は、この推測を確認しに来てみたらどうでしょう。私は自信がある。
今日の走行は312km。全然疲れていない。本当にこのCBはたいしたものだ。