「推測する」と言うことは、試していないということです。
油断しないで読んでいただきたい。
頭が悪いので、今頃ひらめいたわけです。
ハスラーTS250のキャブレターを、新品に交換してから2年は
経っているのに。
それまで悩まされていた、パーシャル時に起きる不正爆発、パランッ、
パランッが見事に消えてしまったのです。
しかも燃費が、リッター19㎞が、なんと26㎞に一気に向上したの
です。36%もアップしたんですよ。
思いついたことは、以下のとおりです。空燃比が異常に濃すぎていた
はずです。
燃費が悪いということは、燃料分のパワーが出ていない、ということ
になります。
つまり、燃え切らない燃料が、排気ポートから吐き出されていたはず
です。
これが何回転にか1回の比率で、例えば10回転に1度とか、チャン
バー効果によって、シリンダーに押し戻されて来ます。つまり過給さ
れるわけです。
そこで1回の爆発だけ、大きなトルクになるんです。そしてガクガク
してしまうんです。
キャブレターの中はどうなっているかと言うと、パーシャル状態です
から、スロットルバルブは、ほんの少ししか上がっていません。
ニードルバルブ、またはその受け穴(なんて言うのかな)が減ってい
るのです。新品キャブよりずっと多いガソリンが、ここから出てしま
うんです。
だから空燃比が濃くなてしまうんです。と、推測します。
加速時はスロットルバルブが大きく開きますので、空燃比は濃いにし
ても、正常値に近くなっているはずです。
と言うことです。信じてください。
ではどうすればいいか。
ニードルバルブを1段下げればいいんです。つまりクリップを1段上
げるんです。
気が向いたら試してみます。なんたって絶好調なんですから、なかな
かその気になれないんです。ごめんなさい。
その根拠はというと、C105がこの全く逆だったんです。
カブの場合は、スロットルバルブの方が減っていたようなんです。
と言うか、2サイクルと4サイクルの、マフラー効果の違いも原因し
ているんでしょうか。
中速で燃料不足だったんです。なだらかな坂を上るのに、それなりの
スロットル開度では、ミスファイヤーを起こすんです。
全開にすると、たちどころに快調になるんです。古いカブには多いん
だそうです。
私の周りには、「カブ学者」が大勢います。その方々の一人のアドバ
イスで、ニードルバルブを1段持上げました。
一瞬で解決しましたから。それにしても凄いもんですよ。
是非試してみてください。新品を買わなくても済むかもしれません。
でも、自己責任でお願いします。あくまでも逃げます。