こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

侵入者!

2009-10-16 05:40:08 | 我が家
一昨日の夜、7時前にこげが母屋でけたたましくしつこく吠え続けていました。

あまり鳴きすぎるのも、山に囲まれ響き渡るので出て行くと、母屋の物置に向かい

こげが頭を突っ込み後ずさりの繰り返しと、うなり声をあげています。真っ暗だし

この間から黒猫が家の回りに出没していたので「猫が物置に入ってしまったんや」

入り口は天井から網をカーテンのようにぶら下げ、風通しよくするためにブロック

で下を押さえただけです。ここには瓶入りの醤油とか梅干をつけた瓶、漬物樽とか

置いてあり、ビミョーな臭いが漂っています。

 中に猫がいて飛び込んだこげが目を引っかかれたら大変だから、おばあちゃんに

「物置に猫が入ってるから、母屋と離れの間の戸を閉め切って、物置の網を開けて

おくから」と了解を得てその場を離れたのです。あれだけ犬に吠えられたら、逃げ

出すだろうと思ったわけ。その後、お風呂上りにもう一度物置を覗いたら、網は閉

められています。おばあちゃんが「中で物音がしないから出たんやろ」というので

す。敵はシッポを巻いて逃げたようだ。仕切りの戸も開けると、こげは物置まで飛

んで行きましたが、その途端また物置で音が・・・。懐中電灯を持ち、物置に入る

と一番下の棚の奥、照らしても灯が届かないところでゴトゴトいいます。まだ逃げ

てはいなかったのだ。網を開け、仕切りの戸を閉め一晩待つことに・・・。朝まで

には出てってくれるだろう・・・と誰もが思ったのでしたが・・・。


                カラスウリ


翌朝、こげは一晩離れにいたのが不満らしく(と言っても、離れがこげの住居地な

んだぞ!)仕切りの戸を開けよと、私に催促します。まだ朝6時前、後について物

置にいくと、こげは狭い中をひとつひとつ鼻でチェックしながら音のした棚のあた

りを嗅ぎ終え出てきました。中にはいない・・というわけです。やれやれ、猫が

入らないように気をつけなきゃ、こげは安心して母屋で老人達が起きてきて、朝の

ビスケットをもらうため待つ態勢に入っています。7時、おとうさんを起こして

猫は出ていった話をしていたら、またこげの吠える声が母屋からします。

 今度は母屋の普段は使わない表玄関の隅に吠えています。ここはおじいちゃんが

発動機のエンジンを置いているのでビニールシートを被せている、その中になにか

がいるらしい。朝日を浴びたそこにまさか、アレがいるとも知らず私は「イソヒヨ

やろ」とシートをめくって「え!!」黒い影、もっとめくるとその影が後ずさりし

て朝日の中にその姿を現した・・・「おいおい、アナグマやでぇ」こげが近寄ると

シャーシャーとかギャーギャーとか、まるで猫が毛を逆立てて噴いてくるような声

を出します。近くにあった棒でツツクと棒にかかってきます。騒いでいると、おば

あちゃんがやって来て「アナグマか。棒で頭タタいたる!」「ひぇ~、朝から殺人

、殺戮するんかぁ」逃げてもらおう何て考えはないらしい。

私はこげの首輪をつかみ離れた所でそれを見ていたら、棒でつついているようだが

悲鳴は聞こえてこない。さすがに脳天をかち割る、みたいなことはできないようだ

今度は竹ぼうきを武器にアナグマをつついている。こげを離れに閉じ込め、また

しばらくほったらかしにしてると、アナグマもどこかに行くやろという結論になり

ました。

 その後母屋に行くと、おじいちゃんも参戦して2人でアナグマがいた隅の表と裏

でつつき合っています。話によるとつついていたら後ろの板が外れ、そこから裏に

出て行ったけど、その板の裏には石臼が置かれその隅に隠れていたんだそうだ。

で、おじいちゃんが動作が遅かったためその間に消えた!ということらしい。そん

な、いるかいないかわからんものにあっちとこっちで、つつきあっても仕方ないや

ん、私はこげを「そら!アナグマ確保や!!」と解放したら、びゅ~んと現場に走

りこみ、警察犬さながらに、尾行を・・・しない。朝6時にこげが見つけた場所を

嗅ぎ回っているだけ・・・。仕込んでないからしかたない。やっと石臼のところを

気づき、そこからはアナグマの逃走した経路を嗅いで・・行かない。どうやら、母

屋の庭が広すぎて、アナグマはあちこち歩き回ったらしくこげは奥の蔵のところで

戻ってきてしまいました。アナグマ・・・また現れたのか!! 2年前にも捕まえ

たのに・・・。前夜の物置の侵入者もコイツだったんだろうな・・。それにしても

こげの巡回パトロールはどうなっているんだ?夜11時ごろ一度は母屋の方に行っ

てるけど、朝起きたら我が家の玄関で寝ている。夜勤はやめたのかな?


 こんな朝からバタバタしたのに、午後4時散歩を終え家に入ろうとしたこげが

母屋の門から鼻を上げヒクヒクしたかと思うと、一気にお隣に向かって石塀の下を

猛スピードで駆け出し、私はリードを持ったまま走るしかありません。あと一歩で

隣家の土地というところで、リードを引いてこげにストップをかけたら、こげの目

は隣家の裏階段を見据えています。「なんなん?えー!!」

そこで声を上げることをせず家に戻っておじいちゃんたちに「朝のアナグマ、隣の

裏階段で昼寝してんでぇ」  まさにあの薄茶色の体は朝のアナグマ。やっぱり、

この近所に巣穴をもっていそうだ。油断できないぞ!!こげ。日があっても、呑気

に昼寝とは・・・肝っ玉が据わっているのか?
コメント
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