
なんだっけなぁ・・この赤い実。小雨の中で赤がはっきりと見えます。
こうして立ち止まりながら私たちが行くので、前方の老婦人たちを追い抜いては
抜かされを繰り返して、後ろのほうからやってくる声にも追いつかれるようになっ
てきました。なんとか10時からの餅まきに間に合うようにやって来るようで、
振り向き振り向き私は「今のところ私が一番若い!わ」 でも、まさかこれだけの
人数では・・・。餅まきをしたらメチャクチャ拾ってしまう。

また左にホテル浦島山上館が・・。古道から下の斜面は雑木林、なぜか三つ又にな
た木が多い。でもこの辺はウバメガシの木が見当たらない。すさみから串本町の熊
野古道はウバメガシが多いはず、なにか違いがあるのか?それとも私がみつけられ
ないのか。
この音声案内を撮影していたら、後続に抜かれてしまった、それにしても野鳥の
声が響きます。

この人達は雨がっぱで雨対策をしていない・・よかった。傘をさしてもいいようだ
写真の最後を歩くオジサン、地蔵さんのところで私の近くに立っていました。
なんか目的地はもうすぐのような雰囲気です!じつは 下調べで検索していたら
加寿地蔵ちかくに駿田(するだ)峠というのがあり、そこには山や丘を
崩した切り通しというのがあるというブログ記事をみつけました。切り通しのだい
たいのイメージはつかめるけど、その大きさがわかりません。きょうはそれを自分
の目で見るのも楽しみのひとつなのだな。

これがそのようだけど、対照となる人がいないので幟旗からくらべるとそう高くは
なさそう。それに左には階段も設けられている・・上がるとどうなのか、今回は
雨と人がいるので探索できない。この切り通しのむこうで人の気配がするのだ。

駿田峠の標識
加寿地蔵世話人会代表の中田さんが教えてくれた峠に着いたわけだな・・・と思っ
ていたら、また音声案内の声がどこからともなく聞こえてきます。また標識がある
んだ。

今度は≪地蔵古井戸≫の標識、ここで失敗。標識を撮影しながらとなりにある古井
戸を撮影し忘れた。じつはこの古井戸のいわれは勝浦駅のパワースポットビデオで
観たもの。というのは・・昔、足の悪い母親を背負ってこの井戸ににやって来た息
子が井戸水を母親に飲ませると、帰りには歩いて帰ることができたという古井戸な
のだ。この古井戸の水は今は 加寿地蔵さんに使う水にしているという。
このすぐ隣で先客が、音声案内を聞いていたので私はボタンを押すことができずに
その方が押したのを撮影させてもらった。しかし、終わりに近く内容は聞き取れず
数人が上がっていく先が気になって、上がっていくほうを優先。かすかにお線香の
かすかにお線香の香りが小雨のなかを漂ってきます。一人通るのがやっとの道幅で
上がりかけたら上から跳ぶように下りてくる男性。「あ、中田さん?」私は中田さ
んとは面識がない。南紀州新聞のネット記事の写真しか見たことがないのだ。なんかそんな感じの
かそんな感じの男性でした。「お、若い子来たで」というおとうさんの声で下を見
たら男性が若い女性をお迎えしている様子。中田さんじゃないのか・・と思って
段々を上がっていくことにした。

カメラの性能がよくなったのか、雨粒を写したようで・・・。

いよいよ加寿地蔵さんです。
加寿地蔵・・・昔、熊野詣でに訪れた歌子姫という高貴な女性が祀られたと伝えら
れ、腰から下の婦人病にご利益があるとされ、子宝にも恵まれるそうだ。歌子姫は
酒粕が大好きだったので、≪粕地蔵≫となっていたけど≪加寿地蔵≫と書き表すよ
うにしたみたいだ。歌子姫だけでなくその妹姫やお付きの方も祀られているらしい
