こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

こちらのチラシは

2012-10-17 05:30:00 | いろいろ
先週のこと、のどかな田舎のまったりとした昼間に遠くで何やらマイク放送の声が聞こ

えました。風に乗って聞こえてくる声は何を言っているのかわかりませんが、どうやら

我が家のほうの集落に向かっているのか、少しずつはっきりとした声になっています。

でも、大きくなったり小さくなったりする声に「共産党かなんかの演説かな?」と

思ったのです。そのとき、川の上の道に大きな黒か群青色の見なれない車が現れたので

す。まぎれもなく、この辺の車ではありません。大きな都会でよく見る≪街宣車≫の

大きさです。静かに車体を現わしたので見ていた私は一体この車は 何に属している車

なのか?と思ったのでした。車のボディには「共産党」や政党名、どこかのお店とかの

名前が一切書かれていません。ゆっくりと動き出した車がいきなり「神は言われまし

た」と、スピーカーから声を出した時に「そっちか!」と言ってしまいました。

こんな田舎の町道に、宗教の車が街宣車よろしくやってくることなどあまり記憶にあり

ません。よくある「○ホバ」は数人で家庭訪問にやってくるくらいで、最近は来ても

対応することなくこげに、「吠えまくる」という命を与えカーテンの隙間から様子を見

てやりすごすのだ。対応しなければ あの「ものみの塔」とかいう冊子もくれないよう

だ。いや、いくらかお金を払うのかもしれない。どうも聖書の解釈が偏り過ぎているよ

うな気がするのだ。車はなにか重要なことを言っているのか、でも家から出てきて聞く

人もいません。忘れたけど「世界の終わりの時に 神を信じない者たちは死に神を信じ

た者たちは神によって救われた・・・」みたいなことをスピーカーで流しながら、奥の

ほうに走って行った。私は「いったいどこからやって来たのか?」と思ったけど車が

Uターンしてきたのか見てはいなかった。その日の夕方、こげがけたたましく吠えるの

で外に出たら、門が開いてこげが外に。ブンブンと単車の音がしてそこに向かって吠え

ている。母屋の門の前までこげが走って行って吠えている。単車に乗った人がジロリと

こげをにらんで、猛スピードで隣の家に向かって走っていく。なんなんや!とこげを

門の中に呼び入れ、ポストを覗くとなにやらチラシが放り込まれていた、これを持って

きたのか?と手にしたらそれはこのようなものでした。

   
    ≪聖書の福音 神の御子イエス・キリストによる救い≫

なかなか立派なチラシだけど、なんなの?これは。福音ってのは「キリスト教でキリス

トによって人類が救済されるという喜ばしい知らせ。また、それを伝える教え。」だと

電子辞書に書いてある。≪福音書ー新約聖書の中で、キリストの生涯と教えを記した

マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネによる四つの文書≫  学生の頃、宗教学でなんかその

名前聞いたな・・仏教徒の私がプロテスタント系の学校に行き、キリストの教えという

か讃美歌を歌うのが新鮮に思えた、なんともミーハーな学生でしたが一年間は週一の

礼拝にも出たし(というか必修で単位をとる)、宗教学の時間は聖書から何章の何節と

言われても、あまりのページ数に探せない・・何が書かれていたのかもうほとんど覚え

てはいないけど、宗教ってのはあんまし真剣にならないほうがいいような気がするの。

 それにあちゃらの神もこちゃらの神も、神様同士でもめるようなことになっては(と

いっても紛争になるのは人間同士)平和も遠くなる。「唯一の神」というのは、私的に

は押しつけられてもさぁ・・・あたし、日本人やし~が本心だ。○ホバは○ホバ、

こちらはこちら、キリストさんは一人だけどいろんな解釈でお立場も違うのかな?と

思ったりする。

   

開くとイラストが描かれ、その横に≪唯一の神≫キター、このくだりから神様が神がか

ったいろいろなことを始めたことが書かれていくのです。「わたしは、あなたの神、

主である。あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない」出エジプト

記20:2~3   人間はサルから進化したものではないのか?と私は悩む。教科書は

違うのか?神が天地万物を創られ、人をもご自身のかたちに想像された。創世記1:

1/27    なかなか難しい話だな・・ここでは神が現れ、人の罪を説き その後地獄

に堕ち(私などは 不信仰者として、火と硫黄の燃える池の中に落ちそうだ。)自分の

罪を認め、神の(イエスの)救いに頼った者が天の国に導かれるんだそうだ。イエス様

は全人類はお助けしてくれない。火と硫黄の池って 火炎地獄みたいなのか?仏教でも

あるやん。

  

めくると今度は神様の一生、降誕、福音、十字架、贖罪、復活、昇天、世の終わり、

再臨、審判、と続きます。この世の終わり、終末思想は心の弱い人だと信じてしまい

仏像や印鑑なんかを買うことになるのかもしれないぞ、やたらと恐怖心を抱かせる

宗教ってなに様よ!と思ったりするのだ。その後、奥の方から、まるで暴走族のように

エンジンをふかしながら下って来る単車の音が聞こえ始めた。「さっきの人や」と思い

家から見ていたら、なんとチラシ配りの原付バイクが猛スピードで4台も走り去ったの

だ。この狭い地区に4台も投入してこのチラシを配りたい人ってなに者だ!と少し

怪しんだ。チラシの裏に目をやると


                聖書配布協力会

聖書配布協力とあります。横には「※本会は、聖書の配布を唯一の目的としており

宗教団体や聖書研究会への勧誘、献金の要求、本・雑誌・物品の販売等は一切行ってお

りません。」と書かれていました。私が危惧した諸々の心配はいらない・・・というこ

とでしょうか?しかしだ、住所が宮城県となっています。東日本大震災で宮城県も被災

したはず。これも復興の一つの行動なのか?と疑問も覚えます。ここ十数年来、古座川

の各所に書かれている「神は現れる」みたいな文言の立て札がとても気になります。

いったい、あれは誰が設置したり、書き込んだりしているのか?出どころがわからない

普通のキリスト教会がやっているとも思えないから、どこかからやってきて布教活動を

している人達なのか?と。前に子供の同級生のお母さんから古座の教会のコンサート

チケットを頼まれて購入し、聞きに行った。結構串本界隈でも信者さんはいるようで

会場は満員になったし、その演奏するなかに今でも日曜日のNHK「のど自慢」でピアノ

演奏している「うさじぃ」の人形をピアノに乗せている、ピアニストがいた。この教会

は、ごく普通の教会だと思っている。それ以外の教会は知らないんだけど街宣車風や、

遠く宮城県からというのは、少し警戒心を持ってしまう。週末、田辺に出かけたときに

対向してきたバイクの車体に≪聖書≫と書かれていたので「なんとー!田辺まで

来てるのか」と驚き、そのバイクの後ろについた時、ナンバーを確認したら「宮城」と

なっていた。運転しているのは60代くらいのおじさんだ。さすがに住宅街のためか

「神は云々」のテープは流していなかった。聖書配布協力会に賛同して協力しているの

かなにか強制的に連れて来られて、配らされているのではないかと勘ぐりをしてしまった

のでした。

コメント (7)
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