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この本も東京のリハビリセンターの方に教えていただいた本
アテネパラリンピック女子走り幅跳び出場
骨肉腫、右足下切断、そしてアテネへ
22歳、渾身の手記…
…と帯にはあります
読んでみて…
水泳、陸上、チアリーディングとスポーツを力一杯やってきた筆者が、文部両道を座右の名に早稲田大学に入った筆者が、骨肉腫による下腿切断の経験を乗り越えて、前を向いて生きていく様が伝わってきた
本当にすばらしい仲間、すばらしい人たちに囲まれていらっしゃる
そして、周りを素晴らしくしてしまうのは、おそらく著者自身の性格や人柄や生き方の鏡でもあるのだろう
自分がこのままではだめになると思ったとき、なにか活路を見いだしたいとき、筆者はスポーツという活路を見いだしたようだ
スポーツに限らず、好きなことに打ち込める人は強い
とても大切なことだと思う
また、障害を持った人に対しての扱いが大企業ほど自然であったり、早稲田のような努力した人たちの集まりの集団の方が偏見が少なかったりするのは、ある意味わかる気がする
個性的な人材の中では、身体障害やそれに伴う人生経験は互いに認めあう一つの個性になりうるのかもしれないと思った
自身が障害を持つわけでもない、ただの障害を持つことになった娘の父親としては、娘にはこういう人たちの話を教えてあげたい
いろんな世界があり、いろんな人たちがいて、その中でどんな世界に所属するかは本人次第なのかもしれない
娘が追いつめられたとき、息詰まったとき、こうした本が活路を見いだしてくれたらいいなぁ
さりげなくリビングに置いておく本の一つに加えたいなと思った
いつか、娘が大きくなったら、会いに行けたらいいね
…そしてそのときには…走ることが出来るようになれているといいね~d=(^o^)=b