少し前に解説した中に出てきた 義足長の問題今回はもう少し詳しく解説に挑戦してみます
写真にあるように 義足には まっすぐなパイプの使われている部分があります
場所は 足部と膝継手の間
よく私が言っている 「義足長を短くする」とは ここを限界まで短くすることを言います
左右のバランスがあるのでぴったりとは行きませんが この処置は結構簡単
じゃあ どうして始めから限界まで短くしておかないのか？
疑問ですよね
それには理由があります
膝上の長さと膝下の長さのバランスです
成長するたび ソケットを作り直し できたての時には ソケットは周径方向にも長さ方向にも余裕を持って作ります
それで一年くらい保たせることを目指すわけです
しかし 長さ方向に余裕を持たせたぶん 膝上の長さは当然伸びます
すると 今までどおりの膝下だとバランスが悪いんです
それで、すこしでもバランスを無理が無い程度によくしようと すこしだけ膝下の長さを確保するためにパイプをすこしだけ使うわけ
うーむ 難しいですね
ちなみに もっと小さい時には 膝継手の下の角度を変える部品そのものをなくして ソケットにじかに部品を埋め込んでもらう技を使ってました
ただね
この方法
角度の補正が効かない一発勝負
かなり難しいらしい
だからして まぁ 必然的にこうなるわけ
むすめさんなら これくらいの足の伸びなら 克服してくれるかな
また少し様子を見て どうしてもきついようなら 相談だなぁ
うーむ
難しいなぁ
