漫画原作者の方が、映像化をめぐり、テレビ局とトラブルになった事を遺書に遺して、自殺するという痛ましい事件が報道されている。
私はこの件に関して、報道の方向性に疑問をかんじる。
なんというか、問題から目を背けて、わざとボカしている。
ジャニーズ問題では、あれだけ反省したはずなのに、同業者だから?
それは言い訳にならないことは、学んでいらはずだ。
命をかけて、理不尽を社会に提示した作者も、ここまで綺麗にスルーされ、忘れ去られようとしてあるとは、夢にも思っていなかったろう。
私たち一人ひとりにできることは少ないけれど、少なくとも
映像化をする際に、しっかり当事者の意を汲み、100点は諸般の事情で取れない中でも、妥協点を探し続けて、落とし所を探したり、どうしても譲れない場合には、諦められるような段取りで物事を進めていくことも大切なんだろうなと感じた。
自分の仕事にも共通する部分ある。
猛省し、自分でも気をつけよう。そうしよう。
以下、aera.dotより
漫画協会理事長 里中満知子さん曰く
著作権法で、原作者の権利はきちんと保障されています。何もないところから何かを作り出す人は強いんですよ。だから若い方々も誇りを持って、「私の希望はこうです、できないんだったら映像化はお断りします」と、堂々と言って頂きたい。ときには、「ここで逆らったら二度と描けないよ」って脅かしてくる、とんでもない人もいるかもしれない。でも、どうかだまされないで頂きたい。
映像作品の制作陣は大所帯ですが、漫画の原作者は基本的に一人です。それに、創作の世界に没頭して、一般常識とはまたちがった基準で生きているクリエイターの中には、誰かと密にコミュニケーションをとることや、何かを相談したり物申したりすることが苦手な方もたくさんいらっしゃる。だからこそ出版社の方には、ぜひとも一人ひとりの漫画家を守り、支えて頂きたいと思っています。