クヌギの苗

2005年11月07日 | Weblog


我が家にはブナはありません。この周辺にもありません。林はたいていは、杉・檜・クヌギ・ナラ・松です。その主人たる木々の間に、いろいろな雑木が生えています。その他には竹林があちこちにあります。しかし、これは用途が無くなったので、せいぜいタケノコを食べるくらいですから、減っています。特に真竹は少なくなりました。私は、その真竹はフルに利用しています。豆の手などには便利です。ただで手に入るので、冬の間に伐採しておいて、太さとの加減を見ながら、いろいろな長さに切っておきます。

私の家の裏は一部が林になっています。林のとなりに草地があります。そこにクヌギのドングリが落ちて、大きな木になりました。その大きな木からたくさんのドングリが落ちて、足もとにはクヌギの苗があちこちに出ています。

                    円内に苗があるのですが、、、、、

この草地をきれいに刈ってしまうと、その苗も刈り取ってしまいます。それでも根が残っていれば、何割かはまた生えてきます。毎年刈り取られると、株が大きくなりますから、上に出ている部分は、いかにも苗のように見えるので、移植しようかと思っても、よく調べないで掘り始めると、とんでもない大きな株になっているので、辞めにすることがあります。

そういうことの無いようにと、この場所はあまり草を刈らないことにしていますが、あまりにも草の勢力がすごいので、抜き始めました。そしたら、だんだん苗の姿が目立つようになってきました。

作業を始めると、もっときれいにしたいという意欲がわいてきて、腐りかけた落ち葉なども一緒に取り除き始めたのですが、まだ芽を出していない、今年落ちたドングリがでてきたり、おまけにカブト虫がここで卵を産んだのか、幼虫まででてきました。



「こりゃぁとんだ邪魔をしてしまった。」と思ったので、その場所はそっとしておいて、幼虫の上には草や落ち葉などをかけてやりました。

いろいろな生態系が、こんな小さな場所でも見られます。そっとしておいてやった方が良い所も見受けられるので、その場所はもういじらないことにしました。来年あたりは、少し大きな苗をくぬぎ山のクヌギが出なくなったところに移植してやろうと思っています。