いよいよ冬の到来です。毎朝、畑を見ると真っ白な霜がおりています。氷も少しは張ったことがありました。夏から秋にかけての作物は取り入れが終わりつつあります。寒い季節になると雑草取りがなくなりますので、その分だけ気持ちが楽になります。
そうなると、こんどは山仕事が待っています。もう近所の人が、「貸してあげる」と言って、滑車とウィンチを持ってきてくれています。そうなると、もう怠けてなどいられない。私のチェーンソーの音が、いつから聞こえてくるようになるのか、きっと聞き耳を立てているに違いありません。
それで、昨日あたりからぼちぼち裏山に入ることにしました。まずは、2、3本杉を倒しました。手前の方は杉が多く、そのあいだにクヌギやナラが数本立っています。ということは、今年もあの太い幹をちょん切る仕事が待っているということになるし、同時にシイタケの菌の打ち込みも待っているということになります。
まずは、中くらいの太さのを切って、枝を取り払いました。これくらいになると、9尺に切って運び出すには、まず重すぎて一人ではできません。しかし、人を頼むには仕事が小さすぎます。また、製材して何かに利用するには費用がかかりすぎます。
それで、いつもの通りに数十センチくらいの長さ、つまり薪の長さに切ってはこびだすことになるでしょう。それには行ったり来たりをかぎりなくやることになります。根気強くやらねばなりません。
冬は体内の脂肪を燃やす時です。仕事のためばかりでなく、健康のために北風など物ともせずに、進んでやることにします。腰には、ギックリと来ないように、しっかりと言い聞かせておかなければなりません。
「隣のユーイチさん、山仕事始めたヨー。」