マンリョウの実は下を向くが、センリョウの実は上を向くというので、マンリョウよりセンリョウの方が良いと言われます。しかし、センリョウは寒い地域では枯れます。マンリョウも直に霜に当たると枯れますが、木の下などで、霜がよけられれば大丈夫です。それで、私のところではマンリョウがあちこちにあります。センリョウは少しありますが、鉢植えにしておき、冬は物置に入れます。
それで、剪定などで上に木の枝などが無くなってしまった所に生えているマンリョウに傘を作ってやりました。真竹で柱と枠をつくり、上に使い古しのすだれをかけました。昨年まではすだれではなくて、竹の笹の葉を落としたものを荒くして屋根代わりにしていました。今年は面倒なので、横着しました。
全体は上の写真のようになっています。左に黒松の一部が写っていますが、この枝の下に生えたものなのですが、2年ほど前に剪定して、このマンリョウの上には枝が無くなってしまいました。
実はまだ青いです。これが真っ赤に色づくわけです。冬枯れの中、赤い実のなっているものは、庭にアクセントを付けてくれてとても良いです。赤い実は、このほかにはナンテンはもちろん、ウメモドキがあります。ウメモドキも野生のものですがあちこちに生えています。
下には子供ができています。うす茶色のものは、シダの一種。名前は不明です。やたら増えます。ただどちらかというときれいなシダなので、よほど邪魔をしないかぎり、あまり取り除くことはしていません。甘やかしておくと、手遅れになってしまうかなという気持ちもありますが。
幹はそれなりに大きくなっているので、枯らしてしまうにはもったいない。こういうのが、あちこちにあります。鳥が増やすんでしょうね。果肉には芽を出しにくい成分があるとか。それで、鳥の腹を通ったものが芽を出すと言われます。