小次郎負けたり

2009年04月18日 | Weblog

 大抵のものはそうでしょうが、物事には良い面と同時に良くない面があります。インターネットはとても便利で使い方によっては為になりますが、その反面、とても恐ろしいものでもあります。

 高速道路の料金もそうです。休日に高速料金が1,000で乗り放題ということは、とても良いことですが、そのために公共の乗り物を運営している、例えば連絡船とか鉄道や飛行機などの会社は、とんでもないダメージを食らうことになります。

 また、ある人の話ですが、観光地に客が殺到し、ホテルや旅館は超満員になる。その反面、平日はその反動でがら空きになり、経営がとてもむずかしくなるのではないかと心配していました。

 もっともっと、地球温暖化現象を抑えるどころか、返って促進してしまうのではないかとか、いろいろな問題が今後でてくるでしょうね。

 さて、その高速料金1,000円という制度を、私は利用してしまいました。これで二度目です。

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 茨城県の最北端の町、北茨城市は、あのアンコウ鍋で有名ですが、そこに茨城県立天心五浦美術館というのがあります。天心というのは、岡倉天心のことです。

 そこで、吉川英治が書いた「宮本武蔵」の挿絵展があるというので、見に行ってきました。インターチェンジは我が家から、3~4分の所にありますので、ずっと高速で行けますから、往復の道のりは楽勝です。

 この小説は高校生の時に読みました。まだ、若かったので燃えるような情熱を持って読むことが出来たのを覚えています。武蔵のすごさを感じることができました。ストーリーを追って展示されている絵を見ていたら、あの頃が思い出され、懐かしさがこみあげてきました。とても良かったです。

        
  
 美術館の庭から見た海です。美術館は断崖絶壁の上に建っています。遠くに見えるのはいわき市です。


 

 海鵜が岩の上にとまっていました。岐阜県長良川の鵜飼いの鵜は、茨城県の海岸で捕獲されたものだとか。鵜さんたち、あっちの方でがんばっているんですね。


 

 六角堂です。岡倉天心の設計で建てられたとか。

       

 岡倉天心の「亜細亜は一つなり」の碑です。「亜細亜ハ一な里」という文字が掘ってあります。

 

 横山大観など、日本画の巨匠たちがここで絵を描いていました。

 

 こんな様子だったとか。

 

 岡倉天心については、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E5%80%89%E5%A4%A9%E5%BF%83 

をご覧下さい。

 天気はよかったし、良いものをたくさん見られました。

 帰ってきてからは、しっかり仕事をしましたよ。キャベツの苗をうえる畝立てをしたり、アスパラガスに肥料をやったり、竹の子を掘ったりしました。竹の子は、雨が降った二日あとにぞっくり出ました。こりゃ大変。

                   

 一日一茶は、今日は臨時休業にしました。一茶さんもひと休みしたいそうです。疲れたのでしょうね。