今日は、町内で私の家も含む同じ姓の家14軒で祀っているお稲荷さんのお祭がありました。
朝はやくから幟旗を立てることから始まります。幸い、今日は霜の朝でしたが、さほど寒くはなく風もなく暖かな良い日で、よいお祭をすることができました。
上の画像はデジカメで、下はスマホの写真なので色合いが違います。また、縦横の比率は二つのカメラ間で合わせていませんので、スマホの方は横に細長い画面になっています。
お稲荷さんは、画面の右手の方の森の中にあります。幟の文字は 「 奉獻正一位倉稲魂命祠前 」 と書いてあります。 奉獻は奉献のことで、社寺、貴人などに物をたてまつると言う意味で、倉稲魂命は「うかのみたまのみこと」と読みます。
普通、稲荷神社のお祭は二月の最初の午(うま)の日に行なわれ、初午(はつうま)と呼ばれますが、私の所では新暦では今頃に行なわれることになっています。おそらく、これは農産物の収穫に対する感謝祭なのではないかと思います。
祭の前に、先ずは注連縄つくりです。最近は稲藁の確保はともかく、大きな横綱型の注連縄を作るのが大変になってきました。
また、縄をもじる ( よじる、よる、なう ) こともほとんど行なわれないために、できる人が少なくなってきました。
伝統というほど大げさなものではないでしょうが、昔から伝えられてきた技術が絶えそうです。
「 もじる、よじる、よる、なう 」 と言う言葉も よじる を除いては使われることが無いですね。
夕方の月です。今日は、旧暦では霜月(11月)の五日です。
夕陽を受けた雲がきれいでした。