残るもの過ぎていくもの

2016年12月27日 | Weblog


映画など特にそうなのですが、しばらく前に大評判になって映画館の前に行列ができたというような作品でも、時間が経って数十年後に見て見ると、どうしてあんなに騒いだのだろうと思うことがあります。

             
    
                     映画 Ben Hur

まあ、その当時は斬新で、ドキッとさせる描写や考えかただったのでしょうが、それが当たり前のことになり、やがては陳腐なものにさえ感じることがありますから、どうしてと言われても、その当時はドキッとしたんだよ、とでもしか言いようがないわけです。

  

時代と共に色あせてほころびて行くものがあります。しかし、時が経っても依然として輝き続けているものもあります。
残るものはすばらしい物なのでしょうが、滅びて行くものの中にもすばらしいものがあるはずです。ただ、時代が合わなくなってしまったので、省みられなくなるという不幸な目に合うものがあるものです。

  

しばらく前に、たぶん「サライ」と言う雑誌の付録に付いたCDですが、綴じ込んであった袋を切りとり、CDのケースにはめ込んで保存してあります。

  

こういう作品が入っているのですが、これを見るとすべてすばらしい作品で、時代が変わっても依然として演奏され聞かれつづけているもので、これらはすばてすばらしい作品で且つ忘れられずに来たものです。そういうものも多いのですね。

  

この小説は、私が若い頃はけっこうもてはやされた作品です。いま話題に出して見ると、私の世代では「これを読んだよ」と言う人がいます。ですが、今はほとんど忘れられているようで、「懐かしいなぁ」と言われます。私も読んだ一人なのですが、ほとんど忘れてしまっていたので読んでみようと探したのですが、どこかに行ってしまったので、新たに買って読んで見ました。ですが、さっぱり何も感じませんでした。ひとつには、もはや自分は若くないせいなのかも知れません。

すでに過ぎ去ってしまったものなのでしょうね。

  
                                夜明け

このブログも、毎日まいにちワイワイ・ガヤガヤといろんなサイトでいろんなことが書かれコメントされていますが、そのうち時代が変わると誰もやらなくなってしまうかも知れませんね。
そうなると寂しいですね。見る書く感想を述べると、何かの形で参加をするということが無いと消滅していきますね。

  
                                夕暮れ