タケノコハエズ

2009年04月13日 | Weblog

 雨が降らないですね。今朝、タケノコが出てないかなぁと思って、竹山に行ってみたところ、隣の息子も隣の竹やぶを歩き回っているのです。それで、「おはよー。」から始まり、生えているかと聞くと全然生えていないということ。我が家のも、ほとんど生えていなくて、それも育っていません。

 駄目だこりゃと思いながらガサガサ見回っていると、奥さんが電話の子機を持ってきました。すると、友達から「タケノコが出たかい?」と第一声。やっぱり出ていないのだそうです。知り合いから、催促があるのだとか。

 なんでしょうこれは? こんなの初めてです。素人の知識の無い頭を絞って出した答は「雨後の竹の子」。そうだ、雨が降らないからだ。ということにしました。JA売店にも、ほとんど出ていないそうです。いろいろなことがあるものですね。


 

 雨があったらどうなるか。私の出した答が実証される時です。楽しみだなぁ。ところで、この写真は今ではありません。この切り株の中の雨水など、とっくり乾いちゃって無くなっています。

     竹の子も出過ぎてさわぎ出なくて騒ぎ


 

 数はすくなくなりましたが、シュンギクはまだ頑張っていますよ。油断すると花芽が出てきます。この気温では、もうそろそろおしまいでしょう。春に菊のような花が咲くのでシュンギクなんでしょうか。


 

 ハウスの中では、レタスミックスが大きくなってきました。球レタスもおいしいですが、これはしなやかさがありますから、肉などを巻いて食べたりして。ああ、食べたいなぁ。もうちょっと待ってね。はい、待ちましょう。れたす うぇいと ( Let us wait. )。

 
  一日一茶

   穀つぶし桜の下にくらしけり

  廃 句

   穀つぶしこのごろほんとにそうじゃわい
   穀つぶし俺だけじゃないが気休めさ
   穀つぶし桜の下も暮れかかり
   穀つぶしなにか不安に襲われて
   穀つぶし桜の下を行き来せり
   穀つぶし今日ものらりくらりかな
   穀つぶし懐かしの歌に涙せり
   穀つぶし桜の下で雨を待ち
   穀つぶし竹の子さがし藪の中
   穀つぶしこのごろなぜか恐ろしい
   穀つぶしわかよはたれそつねならむ
   変わりなく桜の下にくらしけり
   畑見て桜の下にくらしけり
   寂しさや桜の下にくらしけり

   

春がすみ

2009年04月12日 | Weblog


 雨が降らないですね~。畑はまだ大丈夫ですが、隣では種まきの様子見をしているとか。降ったら蒔くというのが良いようです。確実に降る前でもいいでしょうけどね。ものによって違うのかも知れませんが、私には分かりません。

 スポーツ以外に明るいニュースはないですかね。いつも、そう思って新聞を見ているんですけどね。スポーツは悲喜交々たくさんありますけどね。

 だんだん、あったかくなってきたので、焚き火は辛くなってきました。顔が真っ赤っかになります。ガマの油ではないですが、額から汗がとろ~~りとろりと落ちてきて、眼に入り、アじじじじじじーっと痛くなるのです。


 

 こんなのが、まだまだ山ほどあるんですよ。やりよう、つまりどこをどう片付けるかによっては、どんどん増える可能性だってありますから。いつまで続くのやら。歌にありましたね。「せーんろは続くよ~、ど~こまでも~」。線路じゃないけど「しーごとは続くよ~ い~つまでも~~~」 ですね。鼻歌まじりでやっちゃいましょー。


 

 ヤーコンが、穴の中で既に芽が出ていました。そのうちに畝を作って、埋めてやろうと思っています。今回は、ほかの仕事もあるので、パスしました。「やー、今度ね。」と言っときました。「じゃーねー」という返事はありませんでしたけど。

 そう言えばジャーニーズというのがいますね。ジャニーズと言うのかな? 旅人ですか。どこを旅するのやら。歌の世界を旅しているんでしょうね。それともバラエティの世界? 芭蕉は、人は皆、旅人だと言いましたね。日々同じところで暮らしていて、旅をしていないように見えても、時間を旅している。時間の旅は長くて果てしないように思えますが、果てはありますね。


 

 旅と言えば、高速道路が1,000円になると、旅しやすくなる。その結果、高速道路の出口が渋滞。観光地が渋滞。ホテルが渋滞。となると、状況は重体。旅はくたびれるものです。

 さてと、旅の話はそれくらいにして、がらりと話題がかわりますが、二十日大根がハウスの中で育ってきました。ちらほらと赤い玉も土の上に見えるようになってきました。これは、食べ時を過ぎてもけっこう食べられますから、よく取り忘れたり、見落としたりする特技を持っている私などに向いています。なにせ、元々ガリガリですからね。見えていても見えないということがよくありますからね。

                        

 何でもそうですよね。見てていて見えない。見れども見えず、というやつです。よく、これでは失敗しましたね。ボンクラなんですね。漢字は盆暗でも凡暗でも、どっちも当てはまります。

 でも、見えることもありますので、そういうときには嬉しいですね。素直に喜びます。自分で自分を誉める。これ精神衛生上とても大切なことです。自分に乾杯ですね。ブラボー、ボトムズアップ、トースト、チアーズ、チンチン。なんでもいいです。祝杯をあげることです。

                        

 
  一日一茶

   春がすみ鍬(くわ)とらぬ身のもったいな

  廃 句

   春がすみ昼寝せぬ身のもったいな
   春がすみ頭のかすみはとれたかい
   春がすみ何となく安心の ぼけぐあい
   春がすみ さーてと今日も汗かくぞ
   春がすみ鍬とり せっせと畝作り
   春がすみあっちでもこっちでもホーホケキョ
   春がすみホーホケキョに励まされ
   春がすみカメムシ障子にへばりつき     家の中で越冬
   春がすみ雑草も畑で腕まくり
   春がすみ雑草おまえは怠けてろ
   春がすみ霞ヶ関を散歩かな
   春がすみ霞ヶ浦も霞んでる
   春がすみカスミストアでお買いもの
 


埃の日

2009年04月11日 | Weblog


 良い日なのに、この強い風がねぇ。何日も雨がないので、県北の山間部では火事が起こるわ、平野では強い風が吹いて埃が立つわで、お天気だけを考えると今日はあまり好ましい日ではなかったですね。

 外にいると、もぐらじゃあるまいし、やたら土を浴びてしかたないので、家の中にいて「桃太郎侍」なんか見ちゃいましたよ。松尾嘉代とか、市毛良枝なんていう懐かしい俳優の顔が見られました。

 そんな時代もあったのだと思いやした。私の隣町出身の田村英里子なんていう人、みんな忘れちゃったでしょうね。出ていましたよ。古いものもなかなか良いものです。


 

 ネギ苗です。仮植えというのか、根がしっかりするまで植えて置いて、夏になったら、深く溝を掘り下げ、そこに植え直します。昨年は、昼間があまりにも暑いので、ちょいと考え、夜になって涼しくなってから掘ったりしました。

 よその人に変人だと思われないように(いや、すでに変人かも)、気遣いながら掘りました。幸い、土掘りは音が出ないので助かります。すると、新発見。かなり仕事が出来るのです。熱中症などの心配もなくできましたね。


 

 変人より変身したいです。桃太郎侍のように若くて強くて女の人にもてて。私の三無いをすべて兼ね備えていますからね。せめて強いとか女の人にもてるとか、どっちかくらいは残っていてもいいのになぁ。

 花桃が咲きました。この枝垂れを私は気に入っています。トラクターが通るのに、ちょいと邪魔なのですが、そんなことはこの花を見れば、どうでも良いことです。

 

 桜も咲きました。いちど、大木が駄目になったのですが、根元付近から芽が出てきて、見事復帰しました。うれしいですね~。それなものですから、根元にたっぷりと木の葉を積んでやりました。だんだんそれが肥料になり、根っこまでしみ込んで行くことと思います。

                    

  一日一茶

   春の風艸(くさ)にも酒を呑ますべし

  廃 句

   春の風善男善女をなでて行き     いい日
   春の風冷たく無い日にゃ埃かい    悪い日
   春の風犬はよろこび庭駆け回り
   春の風猫は日向でまるくなる
   春の風いつの間にやら高いびき
   春の風菜の花おどる昼下がり
   春の風みんな元気を出してくれ
   春の風みんなで景気を呼び込もう
   春の風みんなが働く日を待とう
   春の風ひねもすそよろそよろかな
   春の風酒に酔うたかもんしろちょう
   春の風ランドセル背負って元気良く
   春の風お歌を歌って通う道
   春の風あしたも良い日であって欲し
   


千波湖の桜

2009年04月10日 | Weblog

 いよいよ春本番です。こういう日は何をするのが一番よいのでしょうか。現役時代はよく「仕事をしているのがもったいない」などと冗談を言っていましたが、いま考えて見ると仕事をするのが一番良いことだったのかなぁとも思うことがあります。

 しかし、短い人生。本当の春らしい日を満喫できるのは、一生のうちに何度あることか。かと言って、十分時間があると言っても、いざその時になるとさて何をしたらよいのか。やっぱり、猫のように日だまりで昼寝が一番でしょうか。



 

 てなことで、昼寝などしていられないので、結局は仕事をしてしまいました。多少、焚き火などをしたあとで、菜の花の一部を片付けました。軽トラ一台分ありました。(この軽トラは私のではありません。私のは車検に出してあります。これは代車です。)


 

 先日片付けた、白菜・ブロッコリーの上に重ねたらこれくらいの山になりました。

 

 そんなことばかりもやっていられないので、午後は頭のスイッチを切り変えて、千波湖に散歩に出かけてしまいました。

 

 花のきれいなこと。歩いている人たちは、みなさんハッピーな笑顔の善男善女でした。湖の周り、ぐるりと遊歩道が整備されています。ジョギングをしている人もあれば、赤ちゃんを連れて歩いている人もいました。

 

 泳いでいるのもいました。楽しそう。桜の枝が水に触れそうなまでになっています。


 

 中央は偕楽園です。偕楽園にもけっこう桜があったんですね。気が付かなかった。

 千波湖畔には、ぐるりと桜が植えてありますので、楽し~~~い。
カタクリもいいけど、桜はもっといいですね~~~。桜と水というのもまた良い。


  一日一茶

    なの花にうしろ下がりの住居(すまい)哉 

  廃 句

    なの花を軽トラ一台運び終え
    なの花やそのあと千波湖さくら見に
    なの花や白菜の上にごめんなさい
    なの花を取ってくれろと泣く子かな
    なの花にうしろ下がりの美人顔
    なの花やだれもきれいに見える時
    なの花のような春よ早く来い
    なの花の上に大きな円い月
             

      附) いまは正に 「菜の花や月は東に日は西に」 の時期です。
   
    

カタクリ山公園

2009年04月09日 | Weblog


 つい一週間くらい前は、寒いさむいと毎日のように書いていたのですが、この数日間は本当に春らしくなり暖かく、今日の風はまさしく春風で吹かれるのが気持良いです。

 そうなると今度は、こんなに春で良いのかなと思ってしまうのですから、つまらない私だなぁと思ってしまいます。


 

 栃木県の旧小川町(那珂川町)にカタクリを見に行ってきました。水芭蕉とカタクリが一緒に咲いています。

 

 このように、カタクリがそれはそれはあちこちに。それも丘のようないくつもの山の傾斜に。

 

 ショウジョウバカマもたくさんありました。

 

 ほとんどが女性でした。若い人は残念ながらいませんでした。人のことは言えませんけど。

 

 ミズバショウの群生地。

 

 ひとつだけ、ザゼンソウが残っていました。

 こんなに沢山のカタクリが咲いているのを見るのは初めてです。本当にすごいです。

 カタクリは雑木山に咲いていました。これから葉が出ると、ほとんどのカタクリは木漏れ日程度しか日光があたらなくなります。そういう所がいちばん向いているのかなと思いました。

  一日一村

     菜の花や月は東に日は西に


  廃 句

   菜の花や手を引き老女迷い込み
        近くの老人ホームの老女が花を見に
        介護の手を引きながら迷い込んできました

   菜の花の頃はなんとなく浮かれ出し
   菜の花は野にあってこそ美しい
   菜の花をそっと踊らすそよろ風 
   菜の花のような明るい世が欲しい
   菜の花の畑に入り日うすれける
   菜の花やみわたす山の端かすみかな
   菜の花と背比べせんいちねんせい
       


あっさりと春は来にけり

2009年04月08日 | Weblog

 桜が咲き、菜の花が咲き、水仙が咲き、小鳥が歌い、空は青空というのに、それどころではない方々が多いことはたいへんなことです。初めから暗い出だしで申し訳ありませんが、ほんとに早く良い世の中が来て欲しいです。

 
         まあ、お茶でも一杯飲んで行ったらよがっぺ(喫茶去)

 このままでは、やむを得ず人のものをこっそりいただくとか、強奪するという事件も多くなってくる、いやもう既に起こっているのではないかと思います。おそろしい。


 

 境木を伐採してもらったときに、エゴという木もじゃまなので伐ってもらいました。その木を伐ってくれた人が来て、ヒラタケというキノコの菌を入れて行ってくれました。幹をチェーンソーで傷つけて、そこに塗り込んで、おがくずで穴を塞いだらしいです。外出するので立ち会えませんでした。

          

 野良仕事は、まだ本格的にスタートをしていませんし、種は蒔いても発芽しないものもあり、話題にするほどのものがありません。

 こんな本を読んでみました。文庫本です。なかなか面白かったですよ。歴代の有名なお坊さんのことがわかりやすく書いてありました。この、梅原猛という人は、素人にいろいろと分かりやすく日本のことを伝えてくれるので、私は彼の本は楽しみにして、見つけると買ってきて読むことがあります。残念ながら、肝心の仏教界の人の本が少ないです。それでも、この頃は瀬戸内寂聴さんとか、玄侑宗久さんが書いてくれるので、そういう人たちの本も読んでみたいなと思っています。


  一日一茶

   あっさりと春は来にけり浅黄(↓)空

  廃 句

   あっさりと好景気よ早く来い
   あっさりと良くないことは忘れよう
   あっさりとしたご飯が体に良い
   あっさりと忘れてしまうそんなこと
   あっさりと忘れてしまえこだわりを
   あっさりと春は来にけり今日の空
   あっさりと旅に出ようか菜種花
   あっさりと茶漬け三杯けろりんぱ
   あっさりと借金忘る常習犯
   あっさりと公約忘れ常習犯
   
  蛇 足

   浅黄(あさぎ)  : 浅葱(あさぎ)と混同して用いられる
      浅黄 = 薄黄色  浅葱 = 緑がかった薄い藍色
      ほかに萌黄(もえぎ)という色があります
      http://www.h3.dion.ne.jp/~prism/sozaies/m/wef/index.html

 
     をクリックしてみて下さい。違いがわかります。 
          

さつまを苗床に

2009年04月07日 | Weblog

 朝の冷え込みが心配で、ハウスとかトンネルの開け閉めを忘れないようにしなければなりません。が、もうそろそろ開け放しをしても良いかなと思い始めました。仮に霜が降りたとしても、それほどの冷え込みではないと思うし、今の時期の野菜はそれほど寒さに弱いとも思えませんから。それに屋根があれば霜はおりませんし。

         

 白菜とレタスを植えました。苗がまだ小さいので植えても写真に撮るとよく見えません。穴あきマルチだったので、株間が狭すぎますから、一つおきに植えました。マルチは穴あきでない方がいいですね。これは何の野菜用のマルチなのか。

    
              

 保存用の芋穴からさつまいもを掘り出しました。上の段のベニカナメは、穴の中で既に芽が出ていました。下段の干し芋用のは芽が出ていません。種類が違うと芽を出す時期も違うんですね。

 これを、ハウスの中に積んでおいた木葉の中に入れて発芽させます。片方の種類は発芽しちゃってますけど。もし、今年芋作りに成功すれば冬に入る頃には干し芋が作れるということになります。まだ取っていない狸の皮の値踏みをするような話ですけど。まあ、とにかく楽しみです。問題は、干し芋用の芋がうまく発芽するかどうかです。


 

 ブルーベリーの新芽です。古い葉っぱがうまい具合に残っていました。それにしても、きれいな赤色をしているものです。

 また、これに花が咲き濃い紫の実がなりますが、これもまた楽しみです。消毒もなにもしない作るのにとても楽な果実です。まさに不精者の私向き。

                        

  各地で桜が咲き、浮かれ気分になってきましたね。いいですね。この楽しい春を感じるのは、あの厳しい冬があったればこそです。しかし、本当の春はいつ来るんでしょうか。誰もが、そこそこにでもいいから生きて行ける世の中が早く来ると良いです。

 

 
  一日一茶

    菜の花や垣根にはさむわらじ銭
         わらじ銭  行脚俳人などに与えるわずかの旅費

  廃 句

    菜の花や垣根をさがすわらじ銭
    菜の花や釣り銭さがす販売機 
    菜の花や花が終われば種になる
    葉の花や種がこぼれてまた芽が出
    菜の花やついにはそれが雑草化
    菜の花やもんしろちょうの円舞かな
    菜の花やもんしろやがて白菜に
    菜の花や今日の廃句は夢がない
    菜の花やもんしろちょうに白い雲
    菜の花やかん高い声いちねんせい
    菜の花の黄色く包むいちねんせい
    菜の花やひなた昼寝によい季節
    菜の花のような世の中はやく来い

ぼっくい

2009年04月06日 | Weblog

 東京の桜は満開だそうです。奥さんの写真を借りました。

 

                   

 すぐ近くのセブン・イレブンの店長が、ピンポンと玄関の呼び鈴を鳴らしました。何だろうと出てみると、チラシを一枚出して、今度新しい弁当を作ったという話。地元の私立大学(の学生?)と提携して、地産の原料を使った弁当を発売することになったとのこと。いつかニュースで、どこか他の地域でもそんなことやっているのを、そういえば見たことのあるような。

                 

 

 前回耕したときには、一緒に鋤き込んだアブラナが、所によってはかなり鋤き込みきれずに表面に出ていて気に入らなかったので、また耕しなおしました。隣の畑を見たらやっぱり同じように鋤き込みきれない物が表面に汚く出たままになっていたので、私が特に下手だったわけではないと、安心しました。

 全部を一気に耕すなら楽なのですが、作物があるので、そこを避けるものですから、縦に耕したり横に行ったり、しかもタイヤの跡を残さないようにするには考えますから、ちょっと脳トレになります。馬鹿でっかい脳トレゲーム機です。

 この出っ張った低い土手のような筋は付けない方法もあります。これがあると、なんとなく畝を作りやすいので、消さない方法で耕しています。斜めの所もあるので、いつもそれに従っているととんでもない畝ができますけど。


      

 もったいないので、今になってラストスパートでネギをどんどん食べようとしていますが、そんなにネギばかり食べているわけにも行きませんね。なんか、吐く息もネギ、家の中の空気もネギ、手もネギの かをり 、庖丁、茶わんと、ネギの臭いが付きまとうような感じがして。


 

 境木を伐ったときに、運び出す邪魔になると、ユンボを操作している人が古い切り株を引き抜きました。ユンボはそれが出来るからいいです。こんな大きなものを手作業で引き抜くのは、それこそ大変な作業です。

 でも、昔の人はそれをやっていたんですよね。これをもちろん小さくしてですが、燃料にすると、とても火持ちが良くて喜ばれたらしいです。

 こういう切り株を私の地方では「ぼっく」とか「ぼっくい」と言いますが、いまネットの辞書で調べたのですが、辞書にはないですね。どうやら方言みたいです。棒杭から来ているらしいですが、真偽のほどは分かりません。

 「焼けぼっくい(り)に火がついた」と言うことがありますが、いったん消えたはずの ぼっくい がまた燃えだしたということです。これは、いったんおさまったはずの恋愛沙汰がまた燃えだしたと言うときなどに使います。たとえば再婚などですね。

 なお、私ごとですが、私のボックイは灰になってしまって、もう燃やしようもありません。灰はどこかに風で飛ばされちゃったヨ。ハイ。話がとんだところに飛んでしまった。


 


  一日一茶

   鶯がぎょっとするぞよ咳ばらい

  廃 句

   鶯は今年もなぜかコッカイジジョー
                と言っているように聞こえるんです
   鶯がさえずる下で猫の恋
   鶯の声とコンビニ弁当売り
   鶯と掛け合い歌うトラクター
   鶯は桜になっても鳴き続け
   鶯の上をカラスがアホーアホー
   鶯よ負けるな温泉(spa)ここにあり
   鶯がぎょっとするよな弾道弾(ミサイル)
   鶯のつぎに待つ鳥ホトトギス
   鶯のような声だったウグイス嬢
   鶯よそれが今じゃ、いやもう言わない 
   
   
  

必死と言えない

2009年04月05日 | Weblog


 昨夜、風呂上りに何気なくNHKーBSの映画を見始めてしまいました。「ショーシャンクの空に」と言う映画です。殺人犯にされてしまったアンディ。刑務所の仲間と暮らす話ですが、なかなか良い映画でした。俳優たちも味のある上手な人たちで良い感じ。

 所長が悪者で、アンディの元銀行員という特技や忠実(まめ)な気質をうまく利用するが、都合が悪くなると過酷な取り扱いをするというひどい人。

         

 アンディの不幸な運命は、最後に脱獄するまではたいへん気の毒でした。が、持ち合わせていた人間性が良い。そして刑務所仲間たちとの友情。

 過酷な扱いにアンディの叫ぶように言った言葉。

  Get busy living or get busy dying.
                                                   「必死に生きるか、必死に死ぬかだ」

何やら、シェイクスピアのハムレットの中の

    To be, or not to be, that is the question.
                                                   「生きるか、死ぬか、それが問題だ」

を思い出させました。私の場合は「今日ものらりか、明日もくらりか」が一番適当な言葉のような気がしてなりません。「必死」という言葉はつけられませんね。

 アンディを演ずるティム・ロビンス、相棒役のモーガン・フリーマン。二人ともうまかったなぁ。久しぶりに良い映画でした。 


 

 やっと、そら豆に花が咲きました。時間がかかったなぁという感じがします。この苗はまあまあなのですが、中には病気になってしまったのか、萎縮してしまったものもあります。残念です。

    
              

 レタスと白菜の苗を隣からもらいました。隣で畑に植えた、その残りの分です。こういうことがあるので、自分では種まきはしません。


 


  一日一茶

   木の陰や蝶と休むも他生の縁

  廃 句

   木の陰やまりあ「えにし」と歌ってた  「だんだん」の主題歌
   木の陰やここは天下太平さ
   木の陰やかたくり満開猫昼寝
   木の陰や蝶飛ぶ下のもぐら塚
   木の陰やそこらにゃみみずもいるだろう
   木の陰や今生の縁他生の縁
   木の陰やトラクタの音遠くなり
   木の陰や雀の声も遠くなり
   木の陰や蝶と休んで熟睡す
   木の陰や・・・・・・・・・・・・

 


さくらさく

2009年04月04日 | Weblog


 春の天気は三日と持たぬと言うそうですが、どうもその言い方は当てはまるようですね。ただ、寒さが無いだけ助かります。

 水戸では、もう桜はもう咲いています。遅い我が家でも、河津桜は満開ですが、染井吉野(だと思うのですが)も咲き始めました。

 

 まだ三部咲きくらいでしょうか。河津桜を見てしまっているせいでしょうか、染井吉野は色が薄いですね。それがまた良いのかも知れません。

 この桜の木は大木になったのですが、テングス病で幹がやられ、下のほうから再生したものです。私たちがまだ子供だった頃、父が買ってきて植えたもので、根元から伐ってしまうのも惜しいので、幹を1mくらい残して切りました。それが正解だったようです。

           

 ネギは、冬の間に上の青い部分がかなりやせ細りましたが、なんとか持ちこたえました。まだこんなに残っています。これも、もうこれからはうっかりするとネギ坊主が出来てしまいます。

 これからは、どんどんトウ立ちしますし、急にそれが始まるので、まだ食べ続けたいというものは、注意して見ていなければなりません。


   
              

 枝にカマキリの卵が産み付けてあるのですが、花が咲いて片方は見えなくなってしまいました。ユキヤナギは満開です。


 


  一日一茶

   行灯(あんどん)やぺんぺん艸の影法師

  廃 句

   行灯で始まる廃句は難しい
   行灯は今ではなじみがないからね
   行灯をアンと読ませる難しさ
   行灯や行脚も同じアンどすえ
   行灯や人生に行灯あったなら
   行灯やレトロの感じでおもしろい?
   ぺんぺん草三味線バチに似てるとか
   ぺんぺん草何か貧乏のイメージね
   ぺんぺん草なずなじゃちょいと馴染み薄
   ぺんぺん草このごろちょいと邪魔っけな
   ぺんぺん草早く抜かなきゃ笑われる
   影法師このごろこの語もなじみ薄
   影法師唄の文句にゃ使われる
   影法師薄くたって生きてるぞ
   影法師くもりの日には影ひそめ
   影法師いつも付いてるそれは嘘


冬の朝、春の日

2009年04月03日 | Weblog


 昼間は暖かくなりました。しかし、朝は霜が降りて氷が張り、外の蛇口は凍って水がでませんでした。冬と春が一日の中で混在する日です。

 風がないので、枝もやしをしました。これからの焚き火は暑くてたいへんです。本当は冬の内にやってしまいたかったですが、冬は季節風が吹いて危ないので案外できない日が多いです。


 

 ブロッコリーと白菜の残りを全部を引き抜いて処分しました。このリアカーに山盛り二台分ありました。畑の柔らかい土の上をこれだけ載せて引っ張るのは、けっこう疲れましたね。

                      

 以前も話したことがありますが、私は野良仕事をするのに、ほとんど長靴を履きます。蒸れるのが欠点ですが、水は入らないし、山に入っても結構底が強くて、篠の刈った元で踏み抜きなどをする心配もほとんどありません。

 それに、履いたり脱いだりするのも比較的楽です。しかし、パーフェクトな物というのは、なかなかないものですね。これにも欠点があります。

 

 しゃがんで(かがんで)草むしりなどをすることが多いせいか、このようにこの辺りが割れてしまいます。ちょうど、この辺りがつま先立ちのような感じになったときに、グギッと曲げられることがおおいからでしょうね。

 一年で1足という時もありますが、2~3足だめにすることもあります。以前は、それなりに値段の高い物を買って履いていましたが、結局割れるのは同じなので、この頃は最低の値段のものを履いています。

 地下足袋は水濡れしやすく、山に入っても底が薄いので、踏み抜きをします。それにコハゼが多く着脱しにくい。万能テープのものもるとか。

 運動靴は土が入りやすいですね。できれば、ながくつきあえる靴が欲しいです。


 


  一日一茶

   陽炎(かげろう)や鍋ずみ流す村の川

  廃 句

   陽炎や鍋炭流す川も無し
   陽炎や猫の背中で休む蝶
   陽炎やゆらゆらゆれるわが思い
   陽炎のような存在この私
   陽炎のゆれてうたたね猫あくび
   陽炎と猫と私はどこかが似
   陽炎の立つような日よ続け
   陽炎や鎮守の杜もゆらりゆら
   陽炎の向こうにゆったり筑波やま
   陽炎で思い出したり心太
   陽炎で悟りを得たよな心地して


キャベツがトウ立ち?

2009年04月02日 | Weblog

 午前 9 時前後の頃まで降っていましたが、その後は昼寝をしてしまったので分かりません。あ、英語では午前は morning だから、それをあてはめると朝寝かな? でも、ここは日本だから、やっぱり昼寝か。午前寝なんてことばは無いでしょうか。挨拶も、「おはよう」なのか、「こんにちは」なのか、判断に迷うことがある時間帯がありますね。午前9時だったらどっちでしょうか。10時だったら「こんにちは」かな。

 その後は晴れました。風は多少ありましたが、今日は冷たいかぜではありません。春らしい風です。今度こそ春らしくなるんでしょうかね。今日は4月2日ですよ。まさか昨日はエイプリルフールとは言え、昨日の風はウソだったなんてことは無いですよね。実際冷たかったんですからね。

 

 ハウスのキャベツの動きが怪しいです。どうも真ん中が盛り高になりそうな気配がします。トウ立ちするんでしょうか。見物ですね。もしトウ立ちするなら、まだ見たことがありませんから。この花芽はおいしいんでしょうか。


 

 突然ですが、浪花節でも演歌でもありません。そういう歌とは関係なく、これはコブシです。散歩の途中、枝を折ってきて活けておいたら、全部花が咲きました。まだ時期は早いですが、挿し木にするとつきますかね。北国も春ですね。

 どこか、近くの美術館でも行ってみようかなと思って、ネットで調べてみました。すると、今、つまり年度初めというのは、特に企画展というのはあまりやっていないんですね。

                        

 美術館の都合もあるでしょうが、文句言いたくなりました。自分で行けないからというのではなく、子供たちが春休みだというのに、どうして美術館のような教育に密接に関係のある機関が常設展しかやらないのだろう。むしろ、すすんでこういう時期にこそ、なにか子供たちの為に企画してやったら良いのにと思いました。思いやりがありませんね。学芸員がいると思うのですが、彼らも結局役人だからでしょうか。

 春休みが一番良い時なんです。暑くもなく寒くもなく(この頃寒いか)、年度の切り替えの時期ですから、宿題もなく・・・・。

                       

  一日一茶

   蝶とぶやしなのゝおくの艸履道(ぞうりみち)

  廃 句

   蝶とぶやまっすぐ飛ばず千鳥あし
   蝶とぶやまるで私の気のような
   蝶とぶやへなへな曲がる菜種道
   蝶飛ぶや垣根を越えて丘越えて
   蝶とぶやもの干し竿でひと休み
   蝶飛ぶやホトケノザの茂る上      ガクッ
   蝶とぶやそろそろ種まきしやしゃんせ
   

無情な春風

2009年04月01日 | Weblog


 夜は雨で、午前も9時頃までは降っていました。10時ごろになると、元気のないお日さまが出てきたのですが、風がなんとも冷たくて強いです。今年の春はなんでしょうかねこれは。

 そのせいで、音楽を聞きながらコタツで横になり本を読んでいたら。ぐっすりと眠ってしまいました。本と音楽ですから、睡眠薬を二錠飲んでしまったことになります。これはまずかった。一錠でさえ効き目があるというのに。

 桜の開花は、入学式まで待つつもりでいるんでしょうか。卒業式や入学式には天気は晴れにしたいものです。激しい雨の時もありますが、まったく気の毒でなりませんからね。まさに、晴れの舞台にしてあげたいものです。

                 

 

 ミズナの花が咲き始めました。今ごろの野菜の花は黄色が多いんですね。それとも、ナタネ系が多くて、そのせいで黄色なのでしょうか。分類のことはさっぱり感心が無いので分かりませんが。


 

 買った種芋ではなくて、自家栽培の種芋を早めにトンネルの中に植えたジャガ芋が芽を出しました。芽かきをしました。農家の人に聞いたのですが、この頃は、この芽かきは、一本立ちにせずに2~3本立ちにするのだそうです。

 芽が多いと小粒の芋が沢山できて、一本だと大粒になるのだそうです。ところが、一本立ちだと大きすぎてこの頃は人気がないのだそうです。それで中ぐらいのサイズの芋にするのに2~3本立ちにするのだとか。

 

 孫たちが帰って、ミーちゃんは再び家に戻ってきました。この頃は、この炬燵の私のすぐ隣が彼女の指定席になっています。長い座布団なので転がり落ちないで、ゆっくりと寝ています。

 猫は熟睡を邪魔されても決して腹を立てないですね。かえって、撫でてやるとゴロゴロと喉を鳴らすくらいです。


  一日一茶

    春風に箸を掴(つか)んで寝る子哉

  廃 句

    春風は凍る冷たさこれでも春?
    春風よ吹くなら暖かい風をくれ
    春風に袷(あわせ)重ね着する日かな
    春風に袷どころか綿入れを
    春風は雪国の空通り抜け
    春風に蝶々ヒラヒラ舞い落ちぬ
    春風に浮かれて生まれ早すぎた
    春風が冷たく友は無沙汰かな
    春風やお前さんまで無情也
    春風や準木枯らしと呼ぶべきか
    春風と呼ばれる権利さらに無し