歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

哀愁の町に漂う「煎餅」の香り

2006年12月02日 | 食事の話し
西新井大師は哀愁の町なんです。
お大師様の「本殿」に佇む二人のお婆ちゃん、この光景が「哀愁」です。そう思いませんか? まァ。私がそう思えばそれでいいのです。


そして、哀愁の町には誰が何と云っても「お煎餅」の香りが似合うのです。


どうです。この哀愁のある店の佇まい。


そして、車の付いた「移動式陳列ケース」の時代を感じさせる外観。
少し見にくいのですが、下の鉄枠の塗装の変色と、剥げて露出した箇所の赤茶けた錆び具合が「哀愁」ですね。
となりの丸いガラス瓶にも「哀愁」があります。

「お煎餅屋」という業種そのものに「哀愁」がありそうです。醤油の焼けた「香ばしい」匂いに哀愁が隠れています。

この写真は、都電三ノ輪橋駅前のお煎餅屋さんです。看板にある「草加」のあとの4文字で「せんべい」と読ます。不思議な文字です。


商品ケースの台が「石積み模様」がとてもいい。より「哀愁感」が増します。ここにも丸いガラス瓶がありますね。


これは根岸のお煎餅屋さんです。「根岸」という「文字」そして、「根岸」という言葉の響きに「哀愁」があります。


お煎餅の香りは、醤油の焼けた匂いですね、日本人には堪りませんね。以前、旅行の途中で、トイレを借りたスーパーの駐車場で、「焼き団子」を移動式の屋台で売っていて、お腹は空いて居なかったのに、匂いに釣られて買ってしまったことがあります。

この匂いの系列に、焼き鳥、鰻の蒲焼きがあります。「甘辛いタレ」の焦げた匂いも堪らないです。

そして、この系列の端っこにいるのが「大学いも」です。少なくなりました。揚げたサツマイモに、水飴の中に砂糖と醤油を混ぜた「タレ」をコーティングしたのが大学いもです。

※大学イモは大学の近所で売り出して、当たったので「大学イモ」らしいです。その大学は東京大学とも云われています。


一時、大学いもの「チェーン店」を見かけたのですが、いつの間にか消えてしまったようです。大学いもには「チェーン店」形式で全国展開するほどの「需要」はないでしょう。

やはり、「大学いも」は「ひっそり」と「地道」に、「細々」とが似合います。これも「哀愁」ですね。


店の佇まいも、「大学いも」商うのにぴったりです。場所も台東区「竜泉」です。近くに「一葉記念館」があります。場所にも「哀愁」があります。


一葉記念館で思い出しました。最近、立て替えられて「新規開店?」したそうなので、近いうちに様子を見てこようっと。


これは、立て替え工事が始まった頃の、今はなき「旧一葉記念館」です。貴重になりました。

やっと「風邪」が直り、平熱に戻りました。 

今晩は、クスリじゃなくて「焼酎」 飲んで寝よッ   

コメント
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