歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「ハムカツ」か? 「ハムフライ」か?そして中身はソーセージで公取委の見解は?

2006年12月05日 | 食事の話し

「ハム」を薄くスライスして、小麦粉を付け、溶き卵に浸し、パン粉を付け、油で揚げたものは、「ハムカツ」なのか、それとも「ハムフライ」なのか、現在にいたるまで、その呼称問題に決着がついていない。


【銀座の銚子屋はハムカツ派 コロッケ・ハムカツともに130円高い】


最高裁も、公正取引委員会も、この問題に関しては沈黙している。両者共に内部で密かに「カツ派」と「フライ派」の暗闘が続いているのかもしれない。

ここまで書いて、重大な「疑惑」を見逃していた。両派ともに明らかなる「材料詐称疑惑」が存在するのだ。

冒頭に「ハム」を薄くスライスしてと書いたが、材料は「ハム」ではなく「ソーセージ」がほとんどである。この材料詐称について、公正取引委員会の見解は一度も公にされていないのだ。


【銀座の先、月島はハムフライ派 コロッケ74円 ハムフライ53円庶民的】


何故か? 「ソーセージ」の方が旨い。そして、価格に大きな差がない、「ハム」も「ソーセージ」も「材料」が同一であり、違いは「加工方法」だけであり、世間一般に周知した事実として、認知しているからであろう。

最初はハムを使用していたが、たまたま「ソーセージ」使って揚げたら旨かったので、そのまま「ハム」としたたのではと推測する。それに「ソーセージカツ・フライ」では語呂が悪い。


それで、話は戻って「カツ」か「フライ」であるが、広辞苑では、

「フライ」・・・・・・ふつう肉・魚介・野菜などに小麦粉・溶き卵・パン粉の衣をつけて揚げた料理をいう。

「トンカツ」・・・・・・豚肉のカツレツ。

かなりあっさりとした説明です。岩波文化には馴染まない分野ですかね。
「フライ」の中で「肉・・・牛、ブタ、鳥」のフライを「カツレツ」と云う。そんなところですかね。

ビーフカツレツ、ポークカツレツ、チキンカツレツ。「カツレツ」では「滑舌」が悪いので、「カツ」とだけ云われるようになり、「ポークカツ」では「重量感」ないので「豚カツ」と云われるようになった。  久ぶりの「スルドイ推理!」

それで、「カツ」と「フライ」のどちらが正しいかの話しでしたね。

ここでの「キーポイント」が、先ほどの「重量感」なんです。牛肉、豚肉、はやはり「重量感」があります。総菜界の「ヘビー級」です。鶏肉は少し下がって「ライトヘビー級」ですね。

ここで「ハム派」の総菜屋さんは、牛肉、豚肉、鶏肉に対して、豚肉の加工品に「カツ」の名称を付けるには抵抗感があり、「ハム」という食品の「軽量感」から「ハムフライ」と付けたものと推測します。  これもスルドイ!

よって、「ハムフライ派」の店では、コロッケの価格よりも「ハムフライ」は下にあります。

しかし、「フライ派」である月島の総菜屋の「レバーフライ」の価格設定は変です。コロッケよりも高く、ハムの2倍もするのです。私としては、いや世間的評価においてもレバーはハムの下です。

話しがそれてしまった。
「カツ派」は単純に、ハムは「豚肉」の「加工食品」であるとして、「ハムカツ」としたのでしょう。しかし、我々の世代にとって「肉」と云う言葉は「重い」のです。軽々しく、純粋な肉と「加工食品」の「ハム」とは同列に扱って貰いたくないのです。

ハムは「鳥肉」の「ライトヘビー級」よりも軽い、「ミドル級」です。レバーは更に下の「ウエルター級」です。

結論がでました。
「ハム」を薄くスライスして、小麦粉を付け、溶き卵に浸し、パン粉を付け、油で揚げたものは、「ハムフライ」が正しい「呼称」と決定しました。

これにより、今後は「ハムフライ」と統一するように「総菜業界」に対して強く働きかけていく所存です。  だれが 


こんな事を書いていたら、むかし食べた「クジラカツ」が食べたくなってしまった。クジラは鳥肉よりも上で「クルーザー級」です。

最近、クジラ肉が安くなったらしいので「鯨カツ」を作ろう 


それでは、鯨カツの夢を見るの楽しみに!  


コメント (2)
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