歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「十間橋通り」 その1 「発条屋さん」

2006年12月28日 | 東京の風景
十間橋通りを歩きました。

一番の目的は「カレー」です。一年ほど前にテレビで紹介されたお店です。
この日は、総武線の亀戸駅で降り、「押上」方向に歩きました。


途中にあった、私好みの「渋い」、「煎り豆屋」さんです。


途中「亀戸天神」にお参りして、カレー屋さんに向かいました。亀戸天神は車で前を何回か通り過ぎただけで、お参りしたのは今回が初めてです。

思っていたより広い境内でした。大きな「灯籠」に「朱色の太鼓橋」、遠くには「高層ビル」印象的でした。


それで、「十間橋通り」なんですが、墨田区「向島」の先、「押上」と「文花」の間にある通りです。

墨田川にそそぐ、「北十間川」に「横十間川」が合流する付近にある「十間橋」が起点になっています。それで「十間橋通り」ですね。

話しは逸れますが、「北十間川」に「横十間川」とくれば、ただの「十間川」がありそうなのですが、残念ながらありません。

それに、地図で見ると「横十間川」は南北に流れていて「縦十間川」に見えます。普通は「南北」であれば「縦」と表現しませんか? 変ダ!「横十間川」


「墨田区、向島、押上、文花、十間川」、この言葉の響きが、堪らなくいいのです。下町そのものですね。「文花」は「ぶんか」と音読です。

そばには「立花」の地名があり、こちらは「たちばな」の訓読みです。「文花」も訓読みの「ふみはな」にした方が風情があるのにね。

「文花」と云えば、ここには「区立文花中学」があり、都内でも数少ない「夜間中学」があるのです。まさに下町です。


橋の上から眺めると、川に沿って建つ、工場、アパート、民家、商店の「くすんだ灰色」がかった風景は下町です。いい色合いの「寂れ感」です。

そんな風景をぼんやりと眺めていたら、左側の工場の「森発条株式会社」の文字に「え~っ! こんな所にあったんだ」とビックリしました。

「発条」は「ぜんまい」と読ませることもありますが、この「発条」は「バネ」を意味しています。この「森」さんは「バネ屋」さんなのです。

私が、20年ほど前に働いていた会社で「森さん」の「引っ張りコイルバネ」を使っていました。この会社「小物バネ」では、それなりに「有名」な会社でした。現在はどうなのか、ネットで検索してみたのですが「ホームページ」はありませんでした。

「バネ屋」さんで思い出すのは、「木戸バネ」です。
社長が緒形直人で、奥さんが酒井法子でした。朝の連ドラでワースト2位の低視聴率でした。話しが暗かったですからね、わたしは「森さん」の事もあり、近い業界の話しが出てくるので、それなりに面白かったですよ。

そう思い出しました。題名は「ファイト」です。主人公の弟が「壇」と云うのですが、「壇」は「弾」で、「はずむ」ということで「バネ」に「引っかけて」いたのに気づき笑いました。

これがホントの「引っかけコイルバネ」  違った!「引っ張りコイルバネ」でした。

それにしても、あの時の「酒井法子」は、芝居に「ノリピィー」の「ノリ」が所々に見えました。高校生がいる「お母さん役」は無理でした。

「お父さん役」の緒形直人は、「お兄さん」にしか見えませんでした。彼の芝居は暗いですね。


話しが「カレー」から遠く離れていきますね、カレー屋さんの話しは明日にします。

それでは、明日また見にきて下さい。 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする