歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

どうするんだ「土浦」 茨城シリーズ -3-

2006年12月25日 | 街の風景
今回は土浦です。
霞ヶ浦の湖岸にあり、「海軍航空隊」、「予科練」があった「軍都」でした。いまでも自衛隊の基地があります。歴史のある町で戦国時代からの城下町です。

最近は、駅前の大型スーパー、ホテル、映画館の閉鎖が続き、商店街は「寂れ」が進行中です。

土浦市内にある、企業の支店や工場が、○○会社つくば支店、○○会社つくば工場の看板を下げています。

「土浦」の名称を避けています。「土浦」の名称を付けると「寂れ感」が「伝染」してしまうと感じているようです。

隣のつくば市に、「地位・名誉・金・人」を持って行かれてしまったのです。この傾向は、「つくばエクスプレス・・・・・・舌噛みそう。TXじゃ判らないしね」が開通して、さらに加速しています。



城跡の「亀城公園」に残る「城門」です。門は古いのですが、最近造られた「塀」が「新しくて」困ります。



宿場町の面影が残る町外れの坂道です。この先に「廃墟」に近い木造二階建ての民間アパートがあったのですが、写真を撮ろうと行ってみたら空き地になっていました。残念!

 


市内中心部にある観光施設「街角蔵」の脇の路地です。漆喰の外壁が美しいですよ。



市内には未だ幾つかの「レンガ造り」の「蔵」が残っていますが、少しずつ消えつつあります。




古い物が消えた跡に、こんな「トンデモ建築」が建ってられているのです。
「いったい!ここは何処の国?」 これが、ホントニ! 土浦にあるのです。

改めて写真を見ていると、空の青さといい、北アフリカの地中海に面した、イスラム建築?に見えてきました。

こんな建物でも、50年も経つと「登録文化財」に指定されたりしてね。



土浦の今を象徴している「亀城公園」のサルです。

いつ行っても、とても「寂しそう」です。檻には2頭居るのですが、壁で仕切られています。「小さな窓」があるのですが、互いにその存在を無視している様子で、二頭は悲しい眼をして、遠い所に「視線」を向けています。
これは「虐待」ですね。


ここは、「寂れ」つつある土浦の中で、唯一「活気」のある場所です。

昔は軍隊の基地があり「遊郭街」でした。今は自衛隊の基地になり、「元遊郭街」は「風俗街」として残っています。桜川に沿って道の両側に「風俗店」が500㍍ほど軒を連ねています。その周辺には飲食街があります。茨城県最大の歓楽街?

ここでまで書いて、思い付いたのです。何と云われようと、起死回生の秘策はこれしかないですよ。

「土浦」に有って、「つくば市」に無い、「つくば」に勝てる武器。そうです!「風俗」と「歴史」です! これで勝負です。

つくば市は「研究学園都市」なので、「風俗店」は不可能なのです。
歴史では戦国時代から続く土浦には、「逆立ち」しても追いつきません。

どうですか? 市長さん。 風俗には・・・・・・「抵抗感」がありますよね。
やっぱり、「歴史」を売り物にするしかないですかね。

土浦の町には、「色々なもの」があります。面白いです!
 


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする