昨日の続きです。
「コロッケカレー」でお腹を満足させ、まだまだ「立石」を歩きます。まだまだ「何か」がありそうな気配がします。
駅から遠ざかる方向に歩いて行くと「石材店」の前に出ました。脇の空き地には仏像が見えます。
販売用の「展示品」と云う雰囲気ではなく、花が「手向け」られ、明らかに「祀られ」ている様子。仏像は「可愛い子供」を抱いています。「慈母観音菩薩」のようです。
観音様の先は「三叉路」で、「小さな広場」があります。
ベンチには、「はっぴ」を着た中年の男性が腰掛け、手には「カップ酒」、傍らに置いた「鶏の唐揚げ」を肴に一杯やりながら新聞を読んでいました。
男性の前には、「発泡スチロールの箱」が重ねられ、箱からは「チューブ」が伸び、「エァーポンプ」と思われる「装置」に繋がっています。
「活きた海産物」の「配達中」のようです。箱を担いで「移動」するのでしょうかね。それにしても、羨ましい光景です。青空の下で飲む酒はきっと最高でしょう。
それと、手前の「手押しポンプ」ですが、災害用との説明書きがありました。ポンプを見ると、何故か動かして見たくなるのです。
やって見ましたよ! 直ぐに水が出ました!
脇を通り過ぎて行った「おばさん」に「怪訝」そうな視線を「そそがれ」ました。
そうですよね、普通、「おっさん」が井戸水を汲んで、流れ出た水を写真に撮っている姿はかなり「変!」ですからね。
しかし、ここは「なかなか」「ほっと」する「やすらぎの空間」です。
三叉路広場を後に、通りをブラブラしていると「移動豆腐販売車」を引っぱる「若い女性」に遭遇。
最近、良く見かけるようになりました。「リャカー」を引いているのは決まって「若い人」です。10年前には「あり得ない」ことです。
豆腐販売の「利益」など「知れて」います、「大儲け」できる商売ではありません。
町中を「リャカー」を引き、「ラッパ」を吹いて「豆腐」を売る事など「カッコ悪く」て、「若い者」のやる事ではないと思われた筈です。
しかし、現在、若者が「リヤカー」を引き、「ラッパ」を吹いて、「豆腐」を売る時代になったのです。
真面目に「豆腐」を売る姿は「立派」だと思います。時代は変わりました。「おしんの時代」に近づきつつあるようです。
「おじさん」は「高度経済成長」の時代を『♪楽し~て儲けるスタイル!』で生きてきました。
これから「格差」が「拡大」する「世の中」、「頑張って」ほしいと思うのです。
「真面目」に「リャカー」を引き、豆腐を売る若者、そして、「ブラブラ」「キョロキョロ」街を彷徨き、井戸水を汲んで「写真」を撮る「おじさん」・・・・・・。
『格差「拡大」社会』の「矛盾」を、頭の「隅っこ」に「刻み」つつ、立石の街を未だ歩きます。
ゴチャゴチャとした「町並み」の中に突然現れた、緑の木立に囲まれた「異空間」
「再開発反対」の「ビラ」が数枚、建物に「貼って」ありました。ここに「マンション」でも建設されるのでしょうか。
世の中も変わり始め、立石の街も変わり始めたようです。
まだまだ「立石」を歩き回ります。
明日に続きます。。。。。。。