歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

水戸三の丸庁舎「豪華知事室」と「ベンチの温もり」

2007年05月14日 | 建物の話し
昨日の続きです。

一階は「パスポートセンター」で「それなり」に人の出入りがありますが、2階に上がると人通りは途絶えます。

しかし、見事ですね! この自然石の「床」の「スベスベ感」は、「艶っぽい」です。



自然石の「硬さ」の差が、「摩耗」の差となり「七十有余年の時」が造りだした「滑らか」な「自然の凹凸」、「ひんやり」とした「艶っぽさ」です。



壁に天井の梁、それなりの「装飾」が施されています。



この廊下の静けさ、重々しい「お役所」の「匂い」が残っています。


「明かり取り」にも「それなりの細工」がしてあります。


ここで、いつもの「トイレ見学」です。「普通」のトイレでした、「改修」され「昔の匂い」は「まったく」ありません。

「男子用」は「ブルー」に、「女子用」は「ピンク」に、入り口の壁が塗られ、トイレ「付近」だけ「スーパー」の「店内トイレ」のようでした。

踊り場から見た、トイレの入り口です。

階段の「手摺り」、ホントに「摺り摺り」されて「七十有余年」、「ツルツル」で、「ピカピカ」で、「スベスベ」でした。

正面階段と異なり、左右両翼の「脇階段」は「材質」を落としています。大理石ではなく、「自然石」を「混ぜた」、「コンクリート製」です。


三階の廊下は「陽射し」が入り「明るく」なります。


この「コーナーベンチ」が「可愛い」のです。コンクリートの中の自然です。「木」の「温もり」があります。

2階と3階の「一カ所」だけにあり、このベンチに座ったら「何故か?」「餡パン」が食べたくなりました。


この部屋は「NHK文化センター」が使っているのですが、最上階で、正面から一番奥まった位置にある事、そして、「金色」に輝く「壁布」から、間違いなく「知事室」だったと思います。


「白漆喰?」で、「細工」された「天井」です。


どうです! この「豪華」な「壁布」、「何とか?織り」何て云う「由緒正しい」織物何でしょうね。

「ギリシャ」とか、「ペルシャ」とか、「ヘレニズム」とか、「メソポタミヤ」とかの、そんな歴史のある「紋様」なんでしょうねきっと。

昔、東映か何かの「映画」で観た、「御前会議」の「部屋」を思い出しました。

帰宅後に写真を見ていて「発見」したのですが、壁に「電光板?」が取り付けられていました。

拡大して見たところ、左から「議長」、「副議長」、「議会事務局長」、「土木部長」のところまで、判読できました。

「名札」の上に「ランプ」が取り付けられています。多分、在籍しているときはランプが「点灯」するのでしょう。

これで、この部屋は間違いなく「知事執務室」だったと「断定!」します。

三の丸庁舎、なかなか面白かったです。


明日は「弘道館」です。 それでは・・・


コメント
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