歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

水戸「大工町三業地」の未来は?

2007年05月20日 | 街の風景
昨日の続きです。

「メインストリート」の50号線を「大工町」まで来たところで、この「水戸大工町三業組合」の看板を見つけました。

「三業地」については、私も「知識」として「聞いた」だけです。実体験は「残念」ながらありません。

会社の旅行で行った温泉旅館の「宴会」で、「芸妓さん」に「お酌」してもらった経験が「二度」あるだけです。

芸妓置屋、待合い茶屋、料理屋の「三業」です。「直接的」な「性産業」の「遊郭」とは異なり、「間接的」で「ゆるやか」に、「性」を伴う「文化風俗産業」と云ったらよいかと・・・・・・思います。

水戸の「遊郭」は駅に近い「宮町」にあったようです。



それで、この下を「くぐって」、それらしき「店」を探して、「ウロキョロ」したのですが、ほとんどが「ヘルス」と「ラブホ」で、「らしき店」は「小料理屋」が数軒あるだけです。

「ヘルス」の前を通過する度に、『お客さ~ん。どうですか~?』と、「やる気」のない声を、何度か掛けられました。


明らかに、「何処で遊ぼうかと物色」している「客」には「見え」ないのでしょう。呼び込みの人も「暇そう」でした。こんな「真っ昼間」から大変です。


夜も、それほど「繁盛」している「様子」はありません。至る所に「廃墟」となった「空きビル」が目立ちました。

大きな「閉鎖されたラブホ」です。「クイーン」が「淋しそうな表情」で「空き地」を見つめています。屋根には「ペンペン草」が生えてます。


非常階段の「赤錆び」が「寂しそう」です。廃業した「ヘルスビル」。


風俗産業は衰退傾向にあるのでしょうか? 

昔は、花街、芸妓、遊郭、花魁、遊女、の世界を描いた「文化」が華やかでした。

芝居に、落語に、浮世絵に、小唄に、都々逸に・・・・・・・。今の「風俗産業」は「文化芸術」とは、ほとんど「無関係」です。

「直接的性交渉」だけとなり、「過程」を楽しむ「余裕」がないので、芸術になりようがない?

性が「裏」から「表」に出てきて、謎めいた「秘め事」から、「明るい営み」になってしまった・・・・・・からでしょうか?

ある一面において「確かに」、世の中は「明るくスッキリ」と「健全化」の方向に流れているようです。

「性」も、健全化の方向にあるようです。「玄人」に頼る必要がなくなり、誰もが、誰とでも「普通」に、「性交渉」を行うことが「可能な環境」になったようです。

世の中は、「表」にあり「明るく」て「良く見える」ものより、「裏」にあり「暗く」て「良く見えない」ものに、「不思議さ」「面白さ」があると思う・・・・・・のですが。

中心部で、開発が始まりました。いったい何が「建つ」のでしょうか? この辺りに「マンション」や「事務所ビル」はありえません。新しい「風俗関連」のビルの筈です。


世の中の「健全化」の「流れ」を堰き止め、新しい流れを「創造」する、「新風俗ビル」が出現? そんな訳ないか?

風俗産業も、「格差拡大社会」、「少子高齢化社会」に対応する「新戦略」が必要のようです。

「水戸大工町三業組合」も「いろいろ」と考えているのでしょうが、しかし、東京の「尾久三業地」のように「消滅」する可能性が高そうです。

それでは、また明日。 
コメント (3)
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