歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

立石「鶏の素揚げ」と「わびさび」の桜!

2007年04月20日 | 東京の風景
昨日の続きです。

「移動豆腐屋」さんの「後ろ姿」を「見送り」駅前に向かいました。
この店の前を通るのは今日二度目です。


店先で、近所の奥さんと「主人」らしき男性の会話が聞こえてきました。

『最近は、この店も有名になって商売繁盛ですね!』

『いや、いや。そんなこともないですよ。これからも宜しくお願いします』

何やら、この「鳥房さん」は、この辺では「有名」な「店」のようです。昭和の雰囲気が漂う「こぢんまり」とした「懐かしい」お店です。



店内を覗くと、盛んに「もも肉」や、「一羽そのまま」を、油の入った「大鍋」に入れて揚げているのです。

何も付けずに揚げるのは、「唐揚げ?」と云うよりも、「空揚げ?」、それとも「素揚げ?」、私としては、ここは敢えて「鶏の素揚げ」説を支持します。

羽を「毟られ」、「油」の煮えたぎる「大鍋」に「投げ込まれる」鶏の姿を目の前にすると、これは「鶏の素揚げ」が正しい答えに思えてきます。

大量に「素揚げ」された「鶏」なのですが、店頭で販売している様子はないのです。その時は、「一次加工品」として、どこか「他の店」に「卸し」ていると思いました。

帰宅後に、ネットで調べたら「立石」の「鳥房」は、「かなり」の「有名店」でした。

有名なのは「居酒屋」の「鳥房」の方で、右側の路地から入った「肉屋」の裏手に「ひっそり」と入り口があるそうです。気が付きませんでした。

「鶏の素揚げ」が旨いと評判で、遅く行くと売り切れで食べられない事があるそうです。鶏は店頭でも売られている「つくば地鶏」のように思われます。「つくば地鶏」が「こんな処」で頑張っていました。


いつか、「素揚げ」を食べなければと思いつつ、踏切を渡り「奥戸街道」に出ました。通りの反対側に「煙突」が見えてきました。



通りを渡り、煙突を目指しました。こちら側は「住宅地」のようです。
やはり、元はお風呂屋さんだったようです。煙突に「温泉マーク」と「栄湯」の文字が見えます。



跡地は駐車場になり、煙突だけが残されているのです。


「空き地好き」にとって、この空き地は「なかなか」です。煙突の脇に立つ「木の緑」、モルタル外壁の建物、一階部分の「板張り」の「木肌」の「色合い」、何とも云えない「調和」が、とても「いい感じ」です。

この一階部分の「板張り」は、以前「風呂屋」の「本体」と「通路」で「繋がって」いたのでしょう。本体を取り壊した際に、この部分を塞いだように見えます。


「お風呂屋さん」を過ぎると、これまた懐かしさ漂う、平屋瓦葺きの「民家」が見えてきました。


庭先の「垂れ桜」には、若葉が萌えてきました。僅かに残る花びらの「淡いピンク」に「わびさび」が見えます。

「民家」と思っていたのですが、表に回った見たら、「お寺」のようです。しかし、「休業中」のように見えます。


玄関先に「お経」の刻まれた「石柱」があり、その傍らに「牡丹」が見事に咲いていました。


牡丹の隣に、「ちっちゃな」石像が「石の上」に佇んでいます。何処かで見たような石像です。南米の遺跡で発見されるような姿です。モアイ像にも似ています。

立石は楽しいです。いろいろあります。

ホントにホント! まだ続きます。 それでは、また明日・・・・・・ 
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立石「移動豆腐販売」に見えたもの?格差拡大社会の矛盾を頭の隅っこに刻みつつ彷徨い歩く

2007年04月19日 | 東京の風景

昨日の続きです。

「コロッケカレー」でお腹を満足させ、まだまだ「立石」を歩きます。まだまだ「何か」がありそうな気配がします。

駅から遠ざかる方向に歩いて行くと「石材店」の前に出ました。脇の空き地には仏像が見えます。


販売用の「展示品」と云う雰囲気ではなく、花が「手向け」られ、明らかに「祀られ」ている様子。仏像は「可愛い子供」を抱いています。「慈母観音菩薩」のようです。

観音様の先は「三叉路」で、「小さな広場」があります。
ベンチには、「はっぴ」を着た中年の男性が腰掛け、手には「カップ酒」、傍らに置いた「鶏の唐揚げ」を肴に一杯やりながら新聞を読んでいました。

男性の前には、「発泡スチロールの箱」が重ねられ、箱からは「チューブ」が伸び、「エァーポンプ」と思われる「装置」に繋がっています。


「活きた海産物」の「配達中」のようです。箱を担いで「移動」するのでしょうかね。それにしても、羨ましい光景です。青空の下で飲む酒はきっと最高でしょう。

それと、手前の「手押しポンプ」ですが、災害用との説明書きがありました。ポンプを見ると、何故か動かして見たくなるのです。


やって見ましたよ! 直ぐに水が出ました! 

脇を通り過ぎて行った「おばさん」に「怪訝」そうな視線を「そそがれ」ました。
そうですよね、普通、「おっさん」が井戸水を汲んで、流れ出た水を写真に撮っている姿はかなり「変!」ですからね。

しかし、ここは「なかなか」「ほっと」する「やすらぎの空間」です。


三叉路広場を後に、通りをブラブラしていると「移動豆腐販売車」を引っぱる「若い女性」に遭遇。


最近、良く見かけるようになりました。「リャカー」を引いているのは決まって「若い人」です。10年前には「あり得ない」ことです。

豆腐販売の「利益」など「知れて」います、「大儲け」できる商売ではありません。

町中を「リャカー」を引き、「ラッパ」を吹いて「豆腐」を売る事など「カッコ悪く」て、「若い者」のやる事ではないと思われた筈です。

しかし、現在、若者が「リヤカー」を引き、「ラッパ」を吹いて、「豆腐」を売る時代になったのです。

真面目に「豆腐」を売る姿は「立派」だと思います。時代は変わりました。「おしんの時代」に近づきつつあるようです。

「おじさん」は「高度経済成長」の時代を『♪楽し~て儲けるスタイル!』で生きてきました。

これから「格差」が「拡大」する「世の中」、「頑張って」ほしいと思うのです。

「真面目」に「リャカー」を引き、豆腐を売る若者、そして、「ブラブラ」「キョロキョロ」街を彷徨き、井戸水を汲んで「写真」を撮る「おじさん」・・・・・・。

『格差「拡大」社会』の「矛盾」を、頭の「隅っこ」に「刻み」つつ、立石の街を未だ歩きます。


ゴチャゴチャとした「町並み」の中に突然現れた、緑の木立に囲まれた「異空間」


「再開発反対」の「ビラ」が数枚、建物に「貼って」ありました。ここに「マンション」でも建設されるのでしょうか。

世の中も変わり始め、立石の街も変わり始めたようです。

まだまだ「立石」を歩き回ります。

   明日に続きます。。。。。。。


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立石「辿り着いた」昼飯は?コロッケカレーでした!

2007年04月18日 | 東京の風景

昨日の続きです。

迷いつつ、悩みつつ「昼飯」を探し求めて、駅の方に向かいました。

途中で出会った「路地猫」です。

「ミャーオ!」と、いつものように「挨拶」をしたのですが、「じーと見つめる」だけで、返事がありませんでした。きっと「雄」です。


やっぱり「戻って」来てしまいました。カレー屋さんです。いろいろ「迷い」「悩み」「彷徨い」ましたが、やっばり「困った時」は「カレー」です。


先客は4人、「松坂の登板試合」を見ていました。

夫婦二人の店です。「笑顔」の「接客」態度はよろしいです。奥さんのお腹は「臨月」に近いようです、頑張っています。



何にするかと辺りを見回すと、有りました「本日のサービスメニュー」が「コロッケカレー 550円」です。ここは「迷わず!」、「コロッケカレー」を注文。



直ぐに「カレー」は来ません。
「松坂の試合」を映す「画面」を暫く「眺めて」いました。『何か変?』 と思ったとき、若い客が『勝ったの?』と、マスターに聞くと『負けました』の答え。

どうも変だと思ったのです。朝8時過ぎに中継をチラット見て出かけてきたのです。未だ試合中では長すぎます。録画を流していたのです。

未だ「カレー」が来ません。
後から入って来た客が「メンチカツカレー」を注文しました。すると、主人は冷蔵庫から「白い物」を取り出し、「フライヤー」に入れました。

「コロッケカレー」が遅い理由が判りました。「揚げ置き」をしていないのです。「ナカナカ」やるのです!


やっと「カレーコロッケ」が到着。見るとコロッケは2個です! ナカナカ「正しい」コロッケカレーに感心しました。

それでは「記念撮影」です。ここはやはり「ラッキョ」と「福神漬け」をトッピング。これが大変でした。

ラッキョは問題なかったのですが、問題は福神漬けにありました。こちらの取り出し道具には「スプーン」が入っているのです。スプーンで福神漬けは困難です。搬送中、半分ほどテーブル上に落下しました。

その時、これは「福神漬け」の「消費量」を「抑制」する、店側の「策略」と思ったのですが・・・・・・、今、改めて「福神漬け」と「ラッキョ」の入れ物を「じっと」見つめ直すと、もしや!これは!と思いました。

そうです、取る道具が「逆」に入っていたのではと思い始めたのです。ラッキョをスプーンで取り、福神漬けは「ピンセット」の「親戚」で取る。これが「正解」に思えてきました。

しかし、よく考えると(よく考えなくても判る!)、そんな事は「どっち」でも良く、単に「使い易い方」を使えば済むことでした。頭が「硬く」なっているのです。


それで、肝心の「コロッケカレー」ですが、先ず「ボリューム」はOKでした。そして「味」ですが、特に「不味く」はなかったです。どちらかと云うと「お母さん味」の「カレー」でした。


やっと!「昼飯」にありつき、満足して店を出ました。

さ~てと! これから、もう一回りです。「立石シリーズ」まだまだ続きます。

それでは。また明日です。 ____________



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彷徨い歩いた「立石」の昼飯!

2007年04月17日 | 東京の風景

昨日の続きです。

神社の「架設風」トイレで「用足し」をして、早速、「のり弁」を求め、神社を後にしました。これまで、歩き回った感触で「のり弁」は反対側にあると確信し、踏切を渡ることにしました。

駅前の通りを少し入った所で、カレーの「香り」がしてきました。『あっ。カレーだ!』と思ったのですが、やはり今回は「のり弁」です。カレー屋を横目で見ながら通り過ぎました。



なかなか「のり弁」は発見できません。勘が狂ったと思ったのですが、やっぱりありました「のり弁」。でも、「ほっかほっか亭」ではなく、「オリジン弁当」です。


早速店内に入り、「のり弁」を確認。「のり弁当」300円、「特のり弁当」390円です。

「じ~と」見つめ考えました。『小さい!少ない!』です。ボリュームが無いのです。他の弁当と比較して「貧弱」です。やっぱり「のり弁」は「元祖」「ほっかほっか亭」だと思い外にでました。

次に目に入ったのが「ぷーさん」の「のり弁」です。これも「食欲」をそそりません。


徐々に、「のり弁」への「思い」が薄らいできました。「貧弱」な「のり弁」のせいです。

ここは一つ、居酒屋「ランチ」も「イイではナイカ!」と思い始めました。

ありました!「居酒屋安達太良」です。それも「創作」居酒屋です。チョット「店先」の「整理・整頓・清潔・清掃」に不満な点が有りますが・・・・・・。


メニューを見ると、一番上に書かれている「アジフライとハムカツセット定食」650円に惹かれました。


考えました!迷いました! どうしても店の「バッチイ感」が、暖簾をくぐる気にさせなかったのです。

次に見つけた「居酒屋ランチ」です。よく見ると「大衆割烹てっぺん屋」とあります。「割烹ランチ」です。「安達太良」より「ほんの少し」清潔そうです。

ここで話しが「少し」逸れますが、「割烹」という名称です。「大衆」と頭に付けているので、割烹よりワンランク下を意味する訳ですが、この「喰ったり、飲んだり」する「店」の「ランク分け」が気になるのです。

「一杯飲み屋」より居酒屋→大衆割烹→割烹→小料理屋→料理屋→「料亭」。こんな順番なのでしょうかね。これって「各ランク」の「定義」は何なのでしょうか?いつか調べて見たいと思います。

それで、「大衆割烹てっぺん屋」です。


『本日の「ユユインランチ」メンチコロッケ 500円」のメニュー看板を見て悩みました。


考えました。「ユユインランチ?」は「1コインランチ」なのでした。「1」と「コ」が「似すぎ!」です。こんな事で客を悩ますナ!

次に悩んだのは、「メンチコロッケ」です。よく迷い悩む日です!

一行ずらして「表記」しているので、「メンチ」と「コロッケ」が各1個とも解釈できます。しかし、「500円」で「両方」は「キツイ」と思いました。

これは一般的名称の「メンチカツ」を、時より見かける「特殊呼称」の「メンチコロッケ」と表記したとも「解釈」できます。

店に入り、1コインランチを注文して、テーブルに運ばれて来るまで、「コロッケとメンチ」か、「メンチコロッケ1個」かと、「悩み」続けるのは「胃」に良くないと思い諦めました。

「ナカナカ」昼飯にありつけません! 

昼飯を探し求めて彷徨い歩きました。昼飯は次回です。。。。。。


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立石「諏訪神社」の「ペインティング狛犬」

2007年04月16日 | 東京の風景
昨日の続きです。

「立石シリーズ」5回目です。もしかして? いや多分!このまま行くと、このシリーズは後5回位は続きそうです。

兎に角、今回は500枚以上撮りました。予備の「メモリーカード」を持っていって正解でした。始めてです!こんなこと、立石は「濃い」です。

それで、「哀愁」を「タップリ」と「満喫」した飲屋街を後に、眩しい陽差しの駅前に戻りました。



線路を跨ぐ「高架上の駅舎」、面白い格好です!土地が狭いのです!「一所懸命」に「踏ん張って」います。

踏切を渡る途中で、下り方面に眼をやると、100㍍ほど先に、神社らしき「屋根」を発見しました。立石に着いてから1時間、「休憩タイム」にいい場所です。


踏切を渡り、線路沿いのラーメン屋さんの前を通り過ぎててから、

『アレ!店先に何んで突っ立ってんだろう?』と思いました。

『アッ!そうか。待ってる訳ネ!』 

立石の行列の出来るラーメン屋さんなのです。きっと「美味しい」と「評判」の店なのでしょう。しかし、今日は「陽射し」が強く、「札幌ラーメン」に私の「胃袋」は「反応」しませんでした。


札幌ラーメンの隣は、「かなり」「繁盛」して「いない」様子の、今時珍しい「傘」専門店。その隣が木造二階建ての「時代」を「タップリ」漂わす、「もつ焼き ホルモン屋」です。演出された映画のセットのような「寂れ感」です。

線路伝いにカーブを曲がると「諏訪神社」がありました。先ずは「本殿」に参拝です。


居ましたネェ! 「ペインティング狛犬」です! これはかなり「斬新」です。


「チビ狛君」も「一丁前」に「目張り」を入れ、「睨み」を利かしています。

 『可愛いです!決まっています! ヨッ! 待ってました!チビ狛屋!』


「鈴」は「ピッカピッカ」に輝いています、「鈴緒」も「新品」のようです。今年のお正月に新しくしたのでしょう。「ピカピカの鈴」鳴らしました。「真」に「涼しい」響きです。

参拝後、ベンチに座り「気持ち良く」辺りを「ボンヤリ」と眺めていました。ホントに「神社仏閣」は休まります。穏やかになります。

暫くベンチで休んでいると、隣のベンチに「60歳半ば」と思われる「おじさん」が腰掛け、下げていた「ポリ袋」から買って来た「弁当」を取り出しました。


【お腹にカメラを乗せて「盗み撮り」です。失礼しました】

境内への入り方、歩き方、ベンチへ向かう視線、「慣れて」います、「迷い」がありません。近所の人のようです。ここを毎日の「ランチタイム」場所にしているようです。

12時になったのです。横目でチラチラ覗いて弁当の中身を確認。海苔の引かれたご飯の上に「フライ」に「竹輪」に「こぶの佃煮」に「きんぴら」です。

いわゆる「のり弁」です。私も「のり弁ファン」です。他人のものは余計に「美味しそう」に見えます。直ぐに立ち上がり「のり弁」探しに向かいました。

この続きは明日です。よろしくね。。。。。。



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立石は「演歌」です!

2007年04月15日 | 東京の風景
昨日の続きです。

今日は「仲見世商店街」の反対側です。こちら側も「賑やか」です。



そして、賑わう通りから「一歩」路地に入ると、「妖しい」匂いが漂っています。『陽が落ちて「ぼんやり」明かりが灯る頃』、こんな「横丁」に迷い込みたい!


「関所」です。先ずここで「一杯、引っ掛けて」から中に入る?

創作酒菜「厨(くりや)」です。難しい「漢字」です。「厨房」の「ちゅう」ですね。最近この「創作」を頭に付ける「食べ物屋」が流行っているようです。ここ「厨」さんも「先端」ですね。

スナック「ぽぽ」が気になって調べたのですが、ほとんどの「店」は「シュッシュッポポ」の「ポポ」で「蒸気機関車」の意味で使っているようです。「いろいろ」な業種で、「ぽぽ」の名称は使われていました。

私はもしかして「業界用語」で「フカ~イ意味」があるのでは?と、思ったのですが、そうでは無く、「健全」に「シュッシュッポポ」でした。


路地も狭くなり、奥まった処にスナック「メロディー」です。明るく健全そうな店です。


隣の「つかさ」さん、「行燈看板」が「傾き」ロープで「縛られ」やっと「持ちこたえて」います。


店の脇にも、壊れて使用していない「看板」が「縛られ」ています。こちらの店は「縛る」のが「趣味」なのでしょうか?


そて、こちらは少し離れた路地の一郭です。「呑んべ横丁」とは、ストレートな名称です。

この横丁の店は「軒が低く」、店の作りも「かなり草臥れ」ています。「うらぶれ」て、そして「寂れ」て、「朽ち果て」そうです。

間違いなく「昭和」です。それも「戦後」の「復興期」と呼ばれた時代の「匂い」がします。「焼け跡」から「立ち直った」時期です。

昼間の「飲屋街」は淋しいものです。ここはホントに「薄暗く」「湿っぽい」路地です。

明かりが灯るころ、ギターを抱えた「流し」の「つま弾く」、悲しい演歌の「メロディー」が何処からか聞こえてくる・・・・・・そんな「情景」が浮かんできます。


軒先が「ホント」に「腐って」朽ち果て中です。それでも「現役」で頑張っています。


角の居酒屋、吊された「赤ちょうちん」に「酒処」の文字。昼間の「ちょうちん」は淋しいです。


「サクランボ」の隣は「小さく」て「暗い」「共同便所」です。
これも淋し~い!



暗く湿った路地の居酒屋「青空」は「淋しく・・・。悲しい・・・」です。

この路地も、陽が落ち、明かりが灯れば「酒飲み」が集まり、賑やかになるのでしょう。

そうだ!「青空」の「女将」は、やっぱり「風吹ジュン」です!


兎に角です。立石には「まだまだ」「いろいろ」あります。

明日も続きます。    






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立石駅前 躍進する!「仲見世商店街」

2007年04月14日 | 東京の風景
昨日の続きです。

奥戸街道側にある、駅から「0分」の「立石仲見世商店街」です。何故「仲見世」なのか? 

大正12年の関東大震災で被災した、本所、深川、浅草の住民が、この辺りに移り住んだそうです。その人達が「浅草仲見世」を懐かしんで、商店街の「名称」にしたのでは?・・・・・・と、思います。


この作り「浅草仲見世風」になっています。本家の仲見世には屋根はありませんけど、雰囲気は良く出ています。

本家の壁は「朱色」です、ここは「分家」として一歩下がって「桃色」です。道幅も本家の四分の一以下と「こぢんまり」としています。

奥戸街道側から入って直ぐ左側の「普通」の薬局です。「キョロキョロ」と看板を眺めていました。

『ナルホド。「おおうら薬局 仲見世店」ねェ。他にも「おおうらさん」は店を持っている訳ねェ。ふ~ん』



何て思いながら、黄色い看板の下を見ると、こんな写真が十数枚貼ってありました。

ホォ~。昔の青砥駅と高砂駅ねェ。


「キャスリーン台風」ですか、大変だったのですね。私が生まれる前です。
「カスリーン」台風とか、「キャサリン」台風と呼ばれた台風ですね。

英語のスペルは「KATHLEEN」とあります。「カスリーン」「キャサリン」と表記したのは見たことがありますが、この「キャスリーン」は始めてです。

「キャスリーン」の方が、敗戦後、アメリカ軍に占領されていた当時の臭いがします。進駐軍、GHQ、マッカーサー、闇市、カストリ焼酎・・・・・・。


右側の「セルロイド人形」を見たときには、「ドッキ!」としました。あまりにも「リアル」です。不気味です。この辺りは昔から「おもちゃ工場」が多かったようです。

この写真を「店頭」に「展示」している「店長」は「どんな人」か、顔だけでもみたかったのですが、店内には誰も居ませんでした。撮った本人であれば80歳前後でしょう。

この仲見世には「いろいろ」な「店」があります。


餃子食べたい。


立ち食いそば


豆腐屋さん。一丁210円ですよ! 凄い自信に溢れた価格設定です。「ぜったいうまい」らしいです。

ここでは「販売」のみで「製造」はしていませんでした。「豆腐屋さん」ではなく「豆腐販売店」でした。最近、ここに進出してきたようです。「三代目」だそうです。まぁ、頑張って下さい。


中華専門の「総菜屋さん」です。近所にこんな「お店」があると嬉しいです。


「躍進」する「商店街」の「事務所」です。奥が「共同便所」になっています。庶民的風景で、いいです。


八百屋さん。安そうでした。


一杯飲み屋です。「もつ焼き」で「酎ハイ」を一杯やりたい!


この「仲見世」には、まだまだ「いろいろ」の「店」があります。「レトロ感」「寂れ感」を期待していたのですが元気です。当然ここに「暮らす」人にとては「良いこと」です。

「現役バリバリ感」があり、ホントに「躍進する商店街」でした。

         ガンバレ! 立石仲見世商店街 !

明日は「線路」の向こう側の「飲み屋街」です。

ここが「もう!」「凄いです!」 「うらぶれ感」「寂れ感」「朽ち果て感」が満載です。

お楽しみに!     


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立石駅と「七ツ海」

2007年04月13日 | 東京の風景
昨日の続きです。

早速、「七つ海」に向かおうと思ったのですが、何やら駅周辺が面白そうなので、「軽く」一回り辺りの様子を観察してみました。

「立石駅商店街」のアーケードに「踏切」です。理想的な「下町風景」です。


いい感じですね!


どうですか!この「お肉屋さん」、白とグリーンの「タイル貼り」、決まってます! これこそが「肉屋」の「基本」です。「愛知屋さん」駅前で頑張っています。


下町の「イトーヨーカ堂」です。郊外のショッピングモールの大型店と異なり、「非常」に「庶民的」です。この佇まいこそ「ヨーカ堂」の原点です。昔、私が住んでいた赤羽にも、こんな店がありました。


駅周辺を一回りして、軽い「観察」を済ませ、かなり「楽しめそう!」との、「ずっしり」とした「感触」を掴み、先ずは兎に角、「七つ海」に向かうことにしました。

こんな「路地」に面して「出入り口」がありました。「七ツ海」は線路沿いを押上方面に歩き、二つ目の踏切を右に曲がって直ぐの処にある筈です。


押上方面に向かって、一つ目の「踏切」です。お祖父ちゃんと孫が、電車を眺めていました。小さな子供は「電車」が大好きです。長閑な風景です。


二つ目の踏切です。見えました「七つ海」


「七つ海」の「つ」はカタカナの「ツ」でした。駅前の賑やかさから少し離れた処です。思った通りの店でした。


「七ツ海」が引退したのが、昭和34年(1959年)の秋場所ですから、今から38年前のことです。引退後、間もなくこの店を始めた当時と、店の佇まいはあまり変わっていないように見受けられます。


飲み屋さんなので、昼間は営業していないだろうと思っていました。しかし、もしかして、こういう店でよくやっている「昼のランチ」などの期待を、少し抱いていたのですが、やはり5時からの営業でした。


今回は下見のつもりでしたので、楽しみは「次回」に取って置きます。それにしても、5時から10時の営業は短いですね。数年前、店を休んでいたそうなので何か心配です。


兎に角。間違いなく「ちゃんこ鍋」の「七ツ海」が現在も営業している事が、この眼で確認できて良かったです。


さて、それでは「立石界隈」を「ウロウロ」「キョロキョロ」と歩き回ろうと思います。

立石は「いろいろ」面白そうです。乞うご期待!!

続きはまた明日です。____________
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立石の「七つ海」と「そら豆」

2007年04月12日 | 東京の風景
東京に行って来ました。この日はホントに暑かったです!

立石駅着が10時過ぎ、立石の周辺を歩き周り、青砥、高砂まで歩き、そのまま柴又から、金町まで歩こうかと思ったのですが、高砂に着いて柴又に「チョット」だけ向かったのですが、暑さと足の痛み具合を考え引き返し、高砂駅から電車に乗り帰宅しました。

帰宅して直ぐに風呂場へ、明るい内に入る風呂は「タップリ」と「贅沢感」が味わえます。歩いた後の「心地よい疲労」を感じながら湯船に浸かるのは最高で~す!

この日は風呂から上がって暫く額の汗が引きませんでした。そんな季節になったのです。こういう陽気の風呂上がりには、「誰が何と云おうと!」絶対に「ビール」と「そら豆」です。

そんな「風呂上がり」を「スルドク的確」に予想して、わたくし「駅前のスーパーで、「ビール」と「そら豆」を仕入れてきたのです。

「ビール」です!「発泡酒」でも「その他の雑酒」でもありません。今日は奮発して「ホン物」の「ビール」です。湯上がりに「ビールとそら豆」は最高!でした。

「そら豆」は「相撲界」で「ちから豆」と云うそうです。勿論「冷凍品」ですが美味しかったです。「初夏」を感じました。

ここでやっと、「ちから豆」で「相撲界」の話しに繋がりました。そうなんです、本日は、「相撲」の話題です。立石には「あの」「七つ海」という「ちゃんこ屋さん」があるのです。今年の「2月14日と15日」に書いた、「あの七つ海」のことです。

昨日の晩は何処を歩こうか、いろいろと考えたのです。今までに歩いた事がない場所はないかと、そして、立石の「七つ海」を思い出したのです。立石からその先は、「行き当たりばったり方式」に決めました。

この日は、携帯のメモに入れてある「時刻表」を見て、9時5分発に乗る予定で、駅には9時ちょっと前に着いたのです。

しかし、ホームには人影は疎ら、ホームの時刻表を見ると、9時5分の電車はないのです。8時55分と、その後は9時30分なのです。

『何じゃ?コリャ!』でした。ダイヤ改正? 書き込みミス? でも、よく考えると、東京に行く時はいつもは9時半の電車でした。9時5分発は何だったのでしょう?

兎に角、9時半の電車に乗り金町に着きました。この駅に降りるのは2年ぶりでしょうか、柴又の帝釈天に行く時は、ここで降り柴又まで一駅歩く事にしています。
 

JR金町を出て駅前を百㍍ほど歩くと京成金町駅です。。正面の青いラインが入った建物です。この駅から乗るのは始めてです。立石駅まで150円です。


高砂駅まで2駅、単線の折り返し運転です。23区内で単線運転は珍しいです、さすが「寅さん」の「葛飾柴又」です。東京の「隅っこ」を走るローカル線です。


金町の次が「柴又」、次が終点の「高砂」で、そこで「乗り換え」たのですが、『あれ!立石に行くホームは?』と迷ってしまいました。

高砂で乗り換え、次の「青砥駅」で、又、乗り変えて、次の駅が「立石」でした。
地図で見たときは「当然」線路が繋がっているので、電車も「金町」から乗って「立石」まで「そのまま繋がって」いるものと「思い込んで」いました。

JR金町で乗り換え、高砂で乗り換え、青砥で乗り換え、やっと「立石駅」に到着しました。



改札を抜けるとこの「階段」です。


駅前です。気に入りましたネェ! この駅前広場のない「雑然」とした「風景」、とても「懐かしい」気持ちになります。


さてと、「七つ海」は、線路伝いに「押上」方面に向かって歩き、二つ目の踏切の通りを右に入って・・・・・・。

立石は面白そうです! 続きは明日・・・

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行き当たりばったり方式?

2007年04月11日 | 東京の風景
久ぶりに、東京を歩いて来ようと思っているのですが、なかなか「場所」が決まらないのです。



これまでは「行き当たりばったり方式」も「なかなか」良かったのですが、前回の「三河島から王子そして綾瀬」は、後半は行き当たりばったりで、唯々、ひたすら、黙々と歩くだけの「修行」をしてしまいました。



ここは一つ「よ~く考えて」、スタート地点、コース、最終目的地を決め、何を「目的」として「歩く」のか、「明確」にしなければならない・・・・・・。何ちゃってネ!



ホントは適当に、只、「ブラブラ」、「キョロキョロ」と歩きまわるだけ何ですけどね。

まぁ!兎に角です。
事前に大まかな「コース」は考えて見たいと思います。これまでは、「行き当たりばったり」でも、それなりに「知らない処」を「面白く」歩けたのですが、しかし、最近はいつの間にか、以前に通った道を歩いていたりするのです。



歩く地域が「東京の下町」の、隅田川に沿った辺りとか、荒川に沿った辺りとか、「都電荒川線」に沿った辺りとか、限られた範囲を歩いているので、そうなってしまうのです。



しかし、だからと云って、青山、六本木、白金、松濤、田園調布を歩きたいとは思いません。



さてと、何処を、どの様に歩けば「面白い」のか「それが問題」です。



何と云っても、「知らない街」を歩くのが、一番「ハラハラ」、「ドキドキ」して面白いのですが、未踏破の街が少なくなってしまった現在、どうにかしなければと思ってはいるのです。でも、『なかなかねェー』何です。



例えば、以前に行った事のある街でも、通り一本奥を歩くとか、曲がった事のない路地に入ってみるとか、コースは同じでも逆から歩くとか、街の「ディテール」に拘り、「スルドク」「観察」するとか・・・・・・。

まぁ。「いろいろ」思うのでありますが、ここはやっぱり、当分の間「行き当たりばったり方式」が、適当かと思ったりもしています。

さてと、明日あたり何処か東京の隅っこを歩いてきますか・・・。

コメント (1)
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