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米朝戦争の予測と懸念

とうとう風邪をひいてしまった。この原稿作成中もかなりしんどい。最早やめたいくらいだ。今回は短めで許されたい。 さて、ピョンチャン五輪が始まった。文政権によって、前例のない政治色の強いオリンピックになったようだ。平和の祭典とはいえ、平和の価値は永続性にある。目前の戦争のための核兵器開発のための一時的和平では意味がないのではないか。現地では“五輪休戦”との冷めた言葉が出てきたようだが、五輪が終わって、予定された米韓合同軍事演習は計画通り実施されるのであろうか。 しかし北のこれまでの振る舞いは、昨年の時点で米国の考えるレッドラインを超えている。どうやら中国も同じように考えているようだ。そのため米中共に有事に備えて着々と有事の準備を進めている。 . . . 本文を読む
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筒井清忠編“昭和史講義―最新研究で見る戦争への道”を読んで

これからの日米両政府の将来の動向が非常に気懸りである。このように“行く末”を気にするならば、“来し方”を見る必要がある。“来し方”と言えば、私には日本の近代史特に戦間期の歴史のイメージがもう一つ霞んでいる。そこで、筒井清忠編“昭和史講義―最新研究で見る戦争への道”を読んでみた。 日露戦争が終わって明治期を過ぎて以降は、世界の中にある程度の地歩を築けてしまったので、単純な富国強兵論だけでは、日本の国家戦略は曖昧になってしまったのではないか。その曖昧さを意識したのかしなかったのか分からないが、的確な方向性を見極めきれずに、単純な植民地主義や膨張主義を国家戦略としてしまい、誤ったように思う。 同じようなことは現代の日本にも言えるのではないだろうか。現代日本に明確な国家戦略があるのだろうか。人口減少のこの日本で、IT革命やエネルギー革命と言う技術革新の中で経済を、産業をどういう方向へ導けば良いのか、明確な方向性があるのだろうか。あるとすればそれをどれだけの日本人が理解しているのだろうか。 . . . 本文を読む
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北朝鮮危機に考える

尖閣諸島近海を中国潜水艦が潜航したまま航行したが、その意図は何だろうか。対北朝鮮対応で米中間でかなりの軍事的協力が検討されているらしいが、その過程で日本に不利な何らかの取引がなされた可能性が考えられる。米軍やトランプ政権の動向には要注意ではないか。 北との雪解けムードに誤魔化されないよう、報道の真偽や米軍の配備状況にも注意して、北からの反撃によるトバッチリを受けないように工夫する必要はあるが、残念ながら一般人にとっては実際には如何ともしがたい。 . . . 本文を読む
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世相雑感171218

最近、日本はどんどん世界から取り残されているのではないか、との不安がよぎる。例えば、日本へやってきた中国人が日本を内心どう思っているか、についてレポートしている記事をネットで読んだが、結構面白いと感じるとともに、日本社会の停滞や後退が激しいという危機感を持つ。 またこのところ、特に安心・安全を脅かされるような事件も多発している。日本が技術を誇った一流メーカーでの製品検査結果の改竄や、検査手抜きが明らかになった挙句に、実際に新幹線車両の台車枠に亀裂が入った事故があった。こうした一連の社会状況を見ると、停滞というより後退している印象が強くなる。どうして日本の社会全体がこのような状態になったのだろうか。その大きな原因は経済的後退が影響しているように思われる。人口減少と言う社会現象も一因となっているのかもしれない。ところが、人口減少に日本は真面目に対処して来たとは言えない。何年も以前から分かっている事象にもかかわらず、先送りしてきた根本的な社会問題なのだ。 その上に直近で、米朝間で極めて危険な状況が作り出されている。北朝鮮の振る舞いはすでに米側のレッド・ラインを超えていて、北攻撃に向けて既に準備を進めていると見て良い。実際、それがいつになるかが大問題だが、私はこのクリスマス休暇から正月明けまでの期間に限られるとかねてより見ていて、その憶測を裏切る報道は今の所ない。 . . . 本文を読む
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世相雑感171211

やがて巷にはサンタクロースがやって来るが、安倍首相には“ソンタクロース”が年がら年中やって来ている、との揶揄が広まっているそうだ。“忖度”は日本文化?貴乃花親方は相撲協会への“忖度”を拒否したが、彼も日本の伝統を守ることを使命としていて どっちの“文化”が日本の伝統として残るのかの瀬戸際ではないか。 何はともあれもっとも気懸りなのが、半島情勢だ。既に北は米国のレッド・ラインをこの春で越えていたと思われるが、それが先日のミサイル実験でさらに厳しいものとなった。先週の米韓空軍の合同演習では、米軍のスティルス戦闘機を使って北の探知網の対応能力を試したものと思われる。米軍は少しづつ進攻の突破口をさぐり、綿密な攻撃計画に着々と修正し、開戦準備をしていると見た方が良い。 米国が北に攻撃に慎重に対処し、日本が北の漁船漂着に目を奪われている間、中国は虎視眈々の領土的野心を持っているとは驚くばかりだ。それも例によってドサクサに紛れての卑怯なやり口だ。 先週は所属するISOの審査員研修会があった。ここで最近の日産や神鋼の不祥事のその後に関して若干話題になった。やはり“ISO審査は意図的なウソや虚偽には全く無力であることが、いよいよ明らかになった”ことへの有効策は見いだせず、今後の大きな課題だと言わざるを得ない。 . . . 本文を読む
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“シンポジウム・2050年に向けた革新的エネルギー・環境イノベーション”を聴講して

日本周辺の国際情勢は複雑怪奇のまま、危機はいよいよ増大して来ている。にもかかわらず、日本は外交音痴のままであり、国内の様々な組織では不祥事ばかりで、ガナバンス力の不足を露呈して来ている。 さて、“シンポジウム・2050年に向けた革新的エネルギー・環境イノベーション”を聴講したのだが、“日本の再生エネルギー開発がチャレンジャブルでない”のが残念だという指摘があった。ヨーロッパでの洋上風力発電開発もオープン・マインドな大戦略に基づいていた。中国はソーラー発電で積極的に外国の技術・資本を使って、圧倒的な大量生産により日本のソーラー発電をコスト的に太刀打ちできないようにした。日本にもチャレンジャブルな開発には国家的戦略が必要なのではないか、との結論で終わった。 こうした国家レベルでの戦略を策定する場合も、真偽を見分け将来を見通す肚のある指導者が必要だと思い知らされた次第だ。チマチマとしたしがらみに囚われて改革ができず、口先だけでやたらに“革命”とまで言い出す政府の愚かしさに辟易するのは私ばかりだろうか。 . . . 本文を読む
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京商主催“ECO人材育成ブラッシュアップ講座・実践編”に参加して―京都文化博物館・近代日本絵画鑑賞と

先週、休み前に京都商工会議所主催の“ECO人材育成ブラッシュアップ講座・実践編”を受講した。午後からの開催だったので、午前は京都文化博物館の“ウッドワン美術館・コレクション絵画の愉しみ、画家のたくらみ―日本近代絵画との出会い―”の絵画展示を楽しむことにして出かけた。 明治初頭の日本近代絵画黎明期の作品から、錚々たる画家の絵が 次のテーマ別に展示されていた。(1)歴史を描く(2)裸婦を描く(3)女性を描く(4)人物群像を描く(5)富士山を描く(6)山水・風景を描く(7)動植物を描く さて、“ECO人材育成ブラッシュアップ講座”の会場である京都商工会議所へ。この日のプログラムは次の通り。 ①利益につながる環境の取組の作り方と伝え方(講師:アミタ(株)) ②企業におけるエコ活動の事例発表「ごみ収集から始まった我が社の環境活動」(講師:阪神トラック(株)) ③環境推進担当者グループワーク・社員協働や地域連携を推進するための体制やノウハウについて(講師:アミタ(株)) それにしても、“利益につながる環境の取組”をするのに、どうして“社会的責任”SDG‘sの17の項目にまで目配せしなければならないのだろう。逆に、“環境”を確実に行うことで、“社会的責任”を果たすという方向で考えなければ、人材の豊富でない中小企業に戦線の拡張を要求するのは無用に過大な要求となるのではないか。法規制順守を基本に、その影響力をサプライチェーンの中で拡げて行く努力をするのは、ISO14001でも要求されていることなので、“環境”を基本にできれば“社会的責任”を果たすように仕向けることが大切ではないかと私は考える。 . . . 本文を読む
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嵐山の紅葉散策―小倉山からの保津峡遠望

トランプ外交の旋風に気を取られている内に、気付けばいきなり冬がやって来た。今年の紅葉が見たくなり、寸暇を見て嵐山を訪れた。11時前に阪急・嵐山に着いて、1時間強の間に嵐山公園・亀山地区を散策し、紅葉の風景を楽しんだ。この山が小倉山とは知らず、恥じ入る。中之島のうどん屋さんで昼食を摂り、午後の予定に入った。 . . . 本文を読む
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矢部宏治著“知ってはいけない―隠された日本支配の構造”を読んで

本書は恐らく、ほぼ余すところなく、大づかみに日本の対米従属の姿を完膚なきまでに示してくれているように思う。語り口は具体的で、非常に読み易く、分かり易い。戦後史の暗部はそろそろ暴かれなければならない。しかし、何故対米“密約”にここまで弱いのか不思議でならない。 こうした日米関係の実態を今回のトランプ訪日で、世界に白日に曝したのだ。それは横田基地から日本に入り、横田基地から離日したことだ。安倍政権の下でいよいよ激しくなった対米隷属をどうするのか。 いずれ近い将来北との戦端が開かれ、自衛隊を米軍が指揮するという現実と共に日本の対米隷属が衆目認知となり、或いは治まった後、これまでとは異なるパワー・バランスに入った時、想定外の政治状況が生まれるような気がする。その時に対米認識を誤ったままでいると、その後の日本の将来はさらに暗いことになる予感がする。そのためにこの本は、一つのガイダンスを果たしているのかも知れない。もっともっと“知ってはいけない”事実を知る必要があるのかもしれない。安倍政治を転換し、憲法改正より安全保障に対するある覚悟をもって日米地位協定の改正が先であると思い知るべきである。 . . . 本文を読む
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政治状況雑感―日本に迫る危機

何故か安倍氏を応援する人たちがいる。ウソばかり言い続けていると、それが本当に聞こえるのだろうか。安易に騙される人が多いのが不思議だ。 海外では権力者の側近であろうが、不法行為は司法当局から突っ込まれるものだが、日本では選挙の結果、官僚達は政権におもねるゴマすり、忖度、ヨイショ、これに自民の若手も悪乗りするのだろう。 こんなバカげた日本の政界に激震を与えるのが、トランプ氏の対北攻撃なのかもしれない。北からの返り血で、東京は惨憺たる被爆地になる可能性があるからだ。この危機は目前に迫っている。 . . . 本文を読む
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