健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

日々を楽しむ

2013年10月13日 06時38分36秒 | Weblog
還暦アレンジ
おはようございます。

還暦の朝を迎えました。とうとう60回目の誕生日がやってきました。

正直、自分もこの年になったのか。。。という驚きと、一瞬で人生を振り返ったとき

あまりの速さと、いつまでも気持ちは若い頃のまま、

60なんて信じられない。。。こんな想いです。

おりしも本日は懐かしい高校時代の同級生たちと東京駅で再会します。

来年に先延ばしする『還暦旅行』の相談をしながら友好を暖め合います。

少しワクワク致します。

こんなワクワクをこれから日々積み重ねながら、第二の人生をスタートしたいと思います。


そんなわけで、これからの指針にしたい養生訓から

第八巻 養老 「日々を楽しむ」を肝に銘じていきたいと思います。


― 老いてからは、一日をもって十日として毎日を楽しむがよい。

つねに一日を惜しんで一日でもむなしく暮らしてはいけない。

世間の人の在り方が自分の心にかなわなくても、

凡人だから無理もないことだと思い

自分の師弟はもちろん、人の過失をもゆるし、とがめてはいけない。

怒ったり、うらんだりしてもいけない。

また自分が裕福でなく、しかもひとが我儘で道理に従わなくても

浮世の習いはこうしたものだと思って、天命として憂い悩んではいけない。

常に楽しんで日を送るがよい。


人をうらんだり、怒ったり、身体を憂い嘆いて心を苦しめ

楽しまないではかなく年月を過ごすことは惜しい。

このように惜しむべき大切な年月を、一日も楽しまないで

むなしく過ごしてしまっては愚かというほかはない。


たとえ家が貧しく不幸にして飢えて死ぬとしても

死ぬ時まで楽しんで過ごすが良い。

貧乏だからといって、ひとにむさぼり求めて

不義の輩になって命ばかりを惜しんではならない。―


呼吸はゆっくりと

2013年10月11日 15時01分05秒 | Weblog
アレンジメント

今日も夏のような日差しが差し込んでいます。

一旦は秋の気配を感じホッとしていましたが

秋の深まりより、また夏の暑さの再来のようです。

さて、このような暑さの中では呼吸も荒くなりがちです。

本日の養生訓は総論 下 から「呼吸はゆっくりと」です。


― いつも呼吸はゆっくりとして、深く丹田に入れるようにする。

せっかちにしてはいけない。―

気を養う法

2013年10月09日 22時18分37秒 | Weblog
アレンジメント

台風の影響か、なんとも不快指数の高い日になりました。

今夜は遅くなりましたが、さっそく養生訓をお届けします。

巻第二 総論 下 「気を養う法」から

― 心を静かにして騒がしくせず、ゆったりとしてせまらず、

気をやわらかにして荒くせず、言葉を少なくして声を高くせず

大笑いせず、いつも心を喜ばせてむやみに不平をいって怒らず

悲しみを少なくし、どうすることもできない失敗をくやまず、

過失があれば一度は自分をとがめて二度とくやまず

ただ天命にしたがって心配しないこと、

これらは心気を養う方法である。

養生を欲するひとはこのような点を忘れてはならない。―

香辛料

2013年10月07日 23時40分52秒 | Weblog
天国の白い鳥・・オーガスタ

今夜は遅くなりました。

個人的なことではありますが、

年老いた親たちの姿が反面教師となって、

この後の自らの「いかに老いるか」という課題を考えていく

良い機会となっています。

二日間の石和での働きに自分を褒めて、本日はブログで閉めたいと思います。


では、今日の養生訓は巻第三 飲食 上から、「香辛料」です。

― しょうが、胡椒、たで、紫蘇、生大根、生玉ねぎなどは

食べ物の香りを助けて悪臭を取り去り、魚毒を取り除き

食気を盛んにするゆえに、それぞれの食品にあった香辛料を

ほどよく加えて毒を殺すのが肝心である。

多く食してはいけない。


辛いものが多いと気を減らしてのぼせ

血液をかわかしてしまうのである。―

五つの好み

2013年10月05日 05時15分08秒 | Weblog
ご近所のごまちゃん

8月15日より、貝原益軒先生の『養生訓』の一説をご紹介していますが

先生が晩年に著した遺言ともいわれるこの書は、1713年に書かれ、

今年で300年の節目になるといいます。

これまでランダムにお伝えしてきましたように

衣食住や一般の生活習慣についての教えであり、

公衆衛生的な意味や、後世の健康観に大きな影響を与えたと言われます。

私は、今年「伝承医学」を学び、日本の医療史に名前を連ねている

貝原益軒の養生訓を一度は読んでみたいと手に入れました。

少しずつ読み進めながら、ブログに記していますので、

さかのぼって心にしみる一説をさがしてください。


本日は巻第三 飲食 上 「五つの好み」より

- 新鮮なもの、香りのよいもの、もろくて柔らかいもの、

味のかるいもの、性のよいもの、これら五つのものを好んで食べるが良い。

益こそあれ害はない。

これらに反するものは食べてはならぬ。

これは中国の書物にも記されている。-


働くことは養生の道

2013年10月04日 07時51分26秒 | Weblog

我が家のピラカンサスの実がどんどん黄色味が増してきました。

ピラカンサスは一年を通して、楽しませてくれる木で

春には小さな白い花を咲かせ、夏には青々とした葉がたくさん茂り

そして、秋にはたくさん実を付けます。

この実は、冬までに一粒残らず鳥たちが喜んでついばんでくれます。

時々、鳥たちが運んできた贈り物が、鉢の隙間に花を咲かせてくれることもあります。

これは、ちょっとしたお礼の印なのでしょう。。。


では、本日の養生訓から 巻第二 総論 下 「働くことは養生の道」抜粋

―華佗(かだ・後漢2~3世紀頃の医者)はいう。

「人の身は労働すべし。労働すれば穀気(穀物による気)が消えて、血脈通す」と。


そもそも人の身体は欲を少なくして時々運動をし、

手足を働かせ、よく歩いて長いあいだ同じところにすわっていないようにすれば

血気がよく廻って滞る心配はない。これも養生の大切な務めである。

毎日このように心がけるのがよい。―




空腹と果実

2013年10月02日 22時58分27秒 | Weblog
柳川川下りの船頭さんが、一日のお勤めを終わり、船着場に戻るところです。

本日の養生訓 巻第四 飲食下 「空腹と果実」から

―空腹時に生の果物を食べてはいけない。

また菓子なども多く食べてはいけない。

脾胃の陽気を痛めるからである。―


神無月になりました。

樹の実も少しづつ色づき始め、秋の果物が美味しい時期になりました。

果物の食べ方を間違うと、胃腸を冷やし過ぎ痙攣性の病になると中医学では言われます。

食欲の秋・・・果物に限らず、つい食べ過ぎてしまいがちですが

程々にして胃腸をいたわらねばと思います。


実は不注意で左中指と薬指を少し痛めてしまいました。

今夜は湿布とバンテージの圧迫で休むことにします。


ではみなさまも今日もお疲れ様でした。