かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

雲の中を走る、というのはただ怖いだけでした。

2007-01-22 23:10:59 | Weblog
 今日は昨日の興奮冷めやらぬままだったのか、寝るときは日が変わっていたのに朝は4時に目が覚めてしまいました。さすがにこれでは一日活動に差し障ると思ったので布団にくるまっていたのですが、結局6時には起きてしまいました。それでも3時くらいまではなんとも無かったのですが、その後は眠くて眠くて。今も半分寝ぼけながらの日記付けになっています。
 ところで今日は朝から大変でした。昨夜は雨だったのでちょっと不安だったのですが、出かけるときはすっかり上天気で気を良くしておりましたのに、恒例の朝の易では地水師六三、という易の卦の中でも最凶クラスの占断。どういうわけだろう? と首をかしげながら出発して、即ああこのことか、と理解させられました。
 通勤途上、大阪とわが大和の国との境に横たわる1000m級の山脈、金剛・葛城連峰が見えるのですが、その頂付近が白くけぶる様になっています。どうやら昨夜の雨が、山の上のほうでは雪になっていたようです。結構暖かい朝なのに、とそのときはそれ以上の感想も無く眺めていたのですが、やがて、おかしなものに気づきました。山は、中腹辺りに分厚い雲が取り巻いて、いかにも今さっきまで雨でした、という風情だったのですが、その白い雲が少しずつ下に下りてきているように見えたのです。まさか雪が降っているのではないか? とそれを見ながら少しばかり不安に駆られつつもひたすら通勤路を急いでいた私は、やがて自分がその雲の中にすっぽり包まれたことを知りました。霧、です。はじめのうちは大したこと無かったのですが、進むにつれてその白い悪魔はどんどん濃さを増し、一番濃いときで多分視程50m切っていたのではないかと思います。ただでさえ見えづらいのに、バイザーに細かい水滴が浮かんで余計曇ってきますし、では、と顔が冷たいのを我慢してバイザーを跳ね上げて走れば、今度はめがねが曇ってきます。途中何度もグローブはめた手でめがねをぬぐいながら、ゆるゆると走ることになりました。
 それにしても、ほとんどの車がヘッドライトを点けずに走っていたのは驚きでした。せめてスモールランプだけでも点けていれば対向車への視認性も多少は違ったでしょうに、よくあれで走れるものだと感心いたします。自分が相手に見えていない可能性がある、ということが、怖くないんでしょうか? そりゃ車は透明度の高いフロントグラスにワイパーなんていう便利なものもついて、霧の中でもそれなりに視界が確保できるのでしょうけど、バイクはそうは行きません。そんなのも一緒に道路を走っているのだと少しでも理解できていれば、自分の存在を知相手に知らしめる必要性は言わずもがなだと思うのですが、霧の中ではライトを点けよう、という風に習いませんでしたっけ?

 そんなこんなでまあ無事に着いたから良かったですが、霧とか雨とか、およそ冬らしくない天気が続くのが不気味です。今日の夕方から急に寒気が強くなってきたみたいですけど、この辺でいきなりドカ雪、なんてことにならないといいんですけどね。

コメント
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