かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

申込書投函のついでにちょっと近所を歴史散歩。

2007-02-12 22:47:07 | Weblog
 今日はうららかな小春日和の中、夏コミ申込書を仕上げて、近所の郵便局前に設置されたポストに投函してきました。先週から少しずつ書きこんでいた申込書でしたが、サークルカットを昨夜つくり、それを印刷・カットして、速乾性の木工用ボンドで申込書の所定の位置に貼り付ける、という作業を午前中行い、その足で、散歩ついでに郵便局まで出向いたのです。一応一通り確認はしましたので、書類不備、はないと思いますが、DVD効果で競争率がひょっとしたら上がっているかも知れず、通るかどうかは例年以上に運次第になるかもしれません。その分枠も増やしてくれたらいいと思うのですが、なかなかそうもいかないのでしょう。当選したらしたで、配置日などはここのところあまり良いことも無いですし、いずれにしてもしばらくは静観するより無いと言うことです。
 散歩は町内をぐるっと1周、およそ40分ほどかけて歩き回るのですが、やはり奈良は歴史の舞台と申しましょうか、このような新興住宅地においても、いくつもその痕跡が残っているのはさすがといえます。今日はあまり足を向けたことが無い方へ入り、小さな神社を発見したり、平安時代、版築工法で築き上げられたダムの遺跡によじ登ってみたり、その上から、周囲の丘に点在する古墳を眺めたり、と道草を食しながら歩いてみました。町内には、「石船」と呼んでいる、古墳時代、多分古墳の造営に使うつもりだったと目される削りだされた巨大な石が放置されている遺跡があったり、他にも色々と歴史好きには魅力あるものが遺されています。奈良というと東大寺の大仏や法隆寺の五重塔、明日香の石舞台古墳などなどが有名ですけど、それ以外にも大小さまざまな歴史を語る遺物が転がっています。ほとんどが我が国の成り立ちを物語る古さを誇るものであり、他の地域にはまずありえない質と規模と量を誇ります。ところがどうもこういう資産を運用する能力に欠けているというか、自分達の土地に眠る巨大な価値に気づいていないというか、ともかく行政も県民も、歴史に鈍感なところがあります。私はもともと奈良県人ではないからそう言うのが目に付くのかも知れませんが、これだけの価値を上手に生かせないというのはどう考えてももったいない話です。地元の小学校や中学校位は、たまにはこうした地域の史跡を巡り、自分達の足元に眠る偉大な先人達の業績に思いを馳せる様な学習時間を組んだりしないのでしょうか。歴史年表を覚えるばかりが歴史の勉強ではないはずで、歴史を単なる書物の中の物ではなく、こうした遺物などに沈殿した時の息吹を感じ取ることで、自分達もまた遠大な時の流れの中にたゆたう存在であることを感得することも、大事なように思います。

コメント (2)
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