かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

残虐ゲームの影響の有無を計るのに、社会学では少し説得力に欠ける気がいたしました。

2007-03-04 22:13:13 | Weblog
 昨日は家人がインフルエンザに倒れたわけですが、果たして私は無事に済むかどうか。正直なところ、今は寝込んでいられるような「暇」はないのですが、そうは言っても高熱で身動きも取れなくなればいたしかないわけで、今のところは発病しないよう祈るくらいしか出来ないのです。と思っているうちにも、今日は軽い寒気や頭痛にとり憑かれて、不安にかられてもいます。運よくこの不調が感染ではなく、いつもの休日シンドロームなら明日の朝はすっきり目覚められるでしょうし、運悪く感染なら、明日はおそらく発症して熱が出たりしていることでしょう。そうなれば早々に医者に行って検査してもらった上で、ビンゴ! となったらタミフルを処方してもらうことになります。結局どっちに転んでも判るのは明日以降のこと。今日はなにが出来るというものでもないので、食欲は全く変わっていないのを幸い、しっかり食事して早々に寝る、ことにいたしました。
 
 さて、今日はそういうわけで新聞もろくに読むことなく一日食っちゃ寝、して、その合間にちょろっとサイトの更新などに手を染めたのですが、とりあえず寝る前にニュースでも、とネットニュースを覗いてみました。今更ながら、ネットのありがたさというのは、このいつでも見たいときに最新ニュースを見ることが出来る,という手軽さにあるのだな、と認識させられます。更新が早い分、知ることも無く取りこぼすニュースも多いのでしょうけど、テレビのように、一度見たニュースを延々と何度も押し付けられる不快さもないですし、媒体に寄って必ずある一長一短の一種として許容できる範囲ではなかろうかと思っています。
 ところで今見たニュースでは、暴力的テレビゲームと子供の異常行動について、関係なし、とする一つの客観的なデータがアメリカから出た、という話が目に付きました。この種の話題には、有名な『ゲーム脳』など、何の根拠も無いのにいかにもなもっともらしい諸説が飛び交っておりますが、モンスターなどをかなりリアルに殺戮しまくるようなゲームが殺人などの重大犯罪の低年齢化を助長している、という話もそんな説の一つです。それならそれで、ちゃんと評価系を定めて実験・調査データを集め、どちらにせよ白黒つければいい、と私は思うのですが、危険視する側も問題なしという側も、どちらもそういう事を試みようという動きが無いように見えます。評価する方法自体が難しいということもあるのかもしれませんが、どっちにしろ、確たるデータなしに影響を云々するのは間違っていると思います。そんな中で一応有効そうなデータをアメリカの社会学者が出したそうです。まあ短い記事から読み取れることは少ないですし、かなり大雑把なことを言っているようにも思うのですが、その主張は、少年の犯罪に関する新聞報道とFBIの統計を分析した結果、残虐とされるゲームが発売されてからの10年で、米国では若者の殺人罪検挙率が77パーセント減少しており、ゲームと犯罪に相関関係は認められない、ということだそうです。
でも、この現象自体は見ようによってはさまざまな解釈が可能にも思えます。やっぱり人間を使って影響度を評価する実験が欠かせないのではにでしょうか。

コメント
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