かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

月並みですけど、やはり人生は山あれば谷あり、ですよ

2007-03-26 23:59:12 | 夢、易占
 今日はお仕事本番。およそ100人ほどの聴衆を前に、パワーポイントを使ってざっと30分ばかり話をするのですが、こういう仕事は燃えるものです。聴衆の反応を見ながら、言いたいことを散々まくし立てる。きっとヒトラーや東条英機などといった人々もそういう高揚感を味わっていたのではないか、と思ったりするのですが、その一方で「巧言令色少なし仁」という孔子の言葉もちらりと脳裏によぎったりして、ああ、自分はなんて詐欺的な大風呂敷を広げているんだろう、と偽悪的に自分を嘲笑する自分も同時にいたりもして、結構忙しく頭が動いているのをふと意識したりします。あ、「少なし」の漢字が違いますね。確か「鮮し」だったでしょうか?なんとなくそんな形の字だ、と思うのですが。まあそれはともかく、話す中身は自分がこれまで時間をかけてやってきた仕事の中身ですから、よほどのことがない限りそれで失敗して落ち込むということはありません。ただ、今日はある意味最悪なコンデションで臨んでおりましたので、無事終わったのをよし、としたかったりもします。いったい何が悪いかというと、実は「仕事」をする会場に向かう途中で、小銭入れを落としたのです。中身は500円玉を7枚と100円玉を10枚、というそれなりの金額でした。朝、例によって易で卦を立てており、艱難に見舞われるもじっと我慢して耐えていればいいこともある、というような意味の卦を得たのですが、私はこれをてっきり今日の「仕事」での問題だろう、と勘違いしていたのです。なんといっても妙に慣れてしまったせいか、悪い癖が出てぜんぜん練習してませんでしたし、適当にやってもまあ時間通りに終われるだろう、と高をくくっていたのでした。そんな自分の適当さをこれも妙に自覚していたせいもあって、それでそんな卦が朝に出たものですから、てっきり自分の悪癖をいさめる卦が出たのだ、と思い込んでしまったのでした。でも好事魔多しとはまさにこのことで、その事実に気づいた私は、がっくしきてしまったのでした。それにしても、あれだけの重量物を落としてどうして気づかなかったのでしょう? 落としたのに気づくまで何度かその小銭入れを使っているので、いつどのあたりで落としたか、ということがおおよそですが判ります。そのときの自分をひとしきりののしった私でしたが、念のため探しにいった先にはまあ当然でしょうがその姿はなく、泣く泣くあきらめて会場に向かったのでした。
 で、仕事のほうは珍しく一通り練習した甲斐もあってまったく問題なし。聴衆の絶賛の拍手を前に、笑顔を振りまいたのでしたとさ。

 では、いいことはありましたのでしょうか? 実はあったのです。高々4,5千円くらいの喪失を補って余りある「いいこと」が。おかげで今目がさえて実はもうそろそろ午前1時になろうかというころあいなのですが、目がさえて眠れないでおります。そのお話については、また日を改めていたしましょう。もちろん、「麗夢」関連ですよ。明日は早いので、無理やりでも寝ることにしますけど、そのまま一晩明かしてしまいそうなくらいです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする